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2004/04/25号
DOIT!「リスドォル・ミツ」鮮烈語録

┏━ VIDEO DOIT! E-MAIL MAGAZINE ━━━━━━━━━━━━━063号


  繁盛店事例研究マガジン 【メルマガDOIT!」】 ~MERUMAGA DOIT!~


┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(2004/4/25号)━━━┛




今週、健康診断に行って来ました。半日ドックというもので、一通りの検査があり

ました 。 前回、お花見初体験の話をさせて頂きましたが、本格的な人間ドックも

初体験でした。検査をしてもらった病院ですが、新宿副都心の超高層ビルにあり

まして、受付から内装までホテルのロビーの様なつくりでした。今は本当に病院も

違ってきたのだと実感しました。また、検査を受けに来ている方で意外とご夫婦で

来てみえる方が多いことにも驚きました。 年を重ねても夫婦2人一緒に仲良く健

康診断に来ている風景は、とても微笑ましいなあと感じました。最近は離婚だの

不倫だのとテレビでよく見てあんまり結婚などに興味もない私ですが、こういう風

景を見ると結婚も悪くないかもと思いました。でも思った後すぐに「その前に彼女

を探さないとな~」という点に気づきまして、検査結果は問題なかったのですが、

現在の自分の厳しい現実を再認識し、具合が悪くなってしまいました(笑)。検査

結果の注意事項の「体重オーバーです・要減量」のコメントが、妙に心に響いた

のは言うまでもありません。(編集部T.K)


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◇今号のメニュー

 ・鮮烈語録!リスドォル・ミツ 代表取締役社長 廣瀬満雄さんインタビュー

                                (DOIT!11号より)

 ・DOIT!最新78号のご案内


 ・DOIT!編集部より

 

■鮮烈語録! ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞=================

「リスドォル・ミツ」 代表取締役社長 廣瀬満雄さん インタビュー

(DOIT!11号より抜粋)

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▲今までの食品の原則というのは、いわゆる”大きくて”、”安くて”、”とりあえ

ず美味しい”ければ売れたんですね。私はこの原則は違うんじゃないかと思

い、これからは”安心で”、”安全で”、”無害なもの”ということが私どものポリ

シーであるし、それから私がずーっと思ってきたことなんです。


▲お客様が私どもの元気を得て頂きたい。要するに「いらっしゃいませ」「こん

にちわ」「ありがとうございました」と大きな声で言う。これはもうやっぱりお客様

によってはびっくりなさってますよね。いいんです、それで。とりあえず、私ども

はお客様に来て頂いていることが嬉しいのですから、買って頂く・頂かないとい

う問題ではないです。


▲(商品づくりのコンセプトは?)要するに、「ベストワンではなくオンリーワン

!」ということですよね。だから、いまある商品は他のパン屋さんであるもの

は絶対に作らないですからね。例えば同じクリームパンならクリームパンと

見えてても、他のパン屋さんにはないクリームパンを作る。同じアンパンでも

他のパン屋さんではお作りにならないもの、おでききならないものを作ると。

これがすべてオンリーワンの商品だけで固めていくという考え方ですね。


▲商圏というものはあるものでないと思うんです。商圏とはつくるものだと思

うんです。店舗を中心にして半径2、3kmと商圏を計算するから、皆さん考

え方がおかしいんです。私の商圏は日本全国ですよ。大きなことを言うよう

ですけど。それを考えたならば私の考えているものは、例えば小豆の本場

の北海道の方々にご満足頂ける様なアンパン。広島なら広島の方々にご満

足頂ける様な卵を沢山使ったディナーロールとかいう考えになってくるわけ

ですよ。この考え方は楽しいですよね、考え方としてはね。「商圏というのは

あるものではなくて、商品がつくるもの」だと思うんです。そう考えたら物凄く

気が楽ですよね。


▲(商店街復活のカギは?)地方のスーパーができますと、駅前の昔の繁

栄店・繁盛店が「お客さんがいなくなった」とピーピー騒いで、それで商店街

ぐるみで何とかやろうとか言ってますけど考えが違いますよ、それは。商店

個々の力が強くならなければ、それは商店街が強くなるわけがないですよ。

で、皆さんだからいわゆる個々の商店が力を付けることに対する努力とい

うものを、大変失礼ながら多くのそういった商店の方々はまだまだ十分じゃ

ないんじゃないでしょうか。商品が商圏をつくるという時代とともにね、やっぱ

りその各商店・各お店がブランドになる時代になってきているですよ。それが

ひとつの商店が力を持ってくれば、商店街も力を持ってくるでしょうしね。だ

からウチはリスドォル・ミツというブランドを一生懸命つくっているんですよね。


▲6ヶ月ないし1年間である程度のパンの技術は覚えるだろうと。言うなれ

ば、お客様からお金をもらえるギリギリの線の技術は覚えるかも知れない。

けれどもそれ以上のパンを作りたいと思うのならば私のものの考え方を解

ってもらいたい。それは書いてあったりマニュアルになってたり、本になって

るものではなくてやっぱりそれはパンに対する考え方、例えばその前日不

幸にして売れ残ったパンに対してはもう一度命を吹き込むべくお店に置く、

言うなればデビューさせるわけですね。そういうものの考え方だとかそれか

らそのいわゆる商品、無添加のパンというのは、かなり心が強くないと作れ

ないと。それはそうですよね、例えば中の具材まで手作りということになった

ならば、材料問屋さんが「いや、そんな苦労しなくてもこんなレトルト材料・冷

凍食品がありますよ」と言ってきたらそれは使いたくなりますよ。それをあくま

で跳ね除けるというようは強い心をもって頂かなかれば無添加パンは到底

やり通せるものではないですね。


▲ウチはサラリーマンであるならば他にもっといいパン屋さんがあるだろう

し、それからもっといい仕事もあるだろうと僕は思います。で、ウチでほしい

人材は、はっきり言って商人がほしいんです。一人一人が商人であるんで

す。ほんとに商人(あきんど)としての魂を持った人間が欲しいんであって

その人たちがいることがやはり一番私たちの店をブランドにするということ

に一番不可欠な要素ですよね。


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今朝もいつもと変わらない小さな町のパン屋さんの一日が始まりました。

毎日毎日が勝負です。心を込めて作った焼きたてのパン。健康を考えて、

なおかつ美味しいどこにもないオンリーワンのパン。みんなの自信作がお

客様を呼び、その反応が喜びとなって強い商人を育てていきます。

(DOIT!11号ナレーションより)


●「リスドォル・ミツ」ホームページ

  http://www2s.biglobe.ne.jp/~mutenkap/index.htm


●DOIT!11号「リスドォル・ミツ」のご注文は・・・ DOIT!ホームページから!

  http://www.blocks-net.co.jp/link_ed/011.html


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■DOIT!編集部より∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞




●「超顧客主義」という記事に思う


先日新聞に「超顧客主義が革新を生む」というタイトルの記事があり、面白

そうなので読んでみた。記事によると最近のヒット商品は顧客の声を聞いて

作るものより、開発者が自分が欲しいものを作ってしまう、従来の「顧客の声

に耳を傾ける」的な商品開発手法ではないやり方のほうが良いというのだ。

事例としてキリンビールの「氷結」、ホンダの二代目ステップワゴンなどがあ

げられていたが「自分の家族に照準を合わせた」とか「自分がレジに持って

いって恥ずかしくないデザイン」とかなかなか面白い。


顧客満足というとどうしても顧客の声を聞くというイメージが強いが、自分が

顧客になってものを考えるというも顧客満足だ。そんな記事を読みながら自

分を振り返ってみると、このDOIT!というビデオもかなり自分満足の要素が

多い。私は以前、映像とはまったく無関係の会社に勤めていたが、今でも思

い出すのが新入社員の時に見せられた「教育ビデオ」。新入社員教育に力を

入れ始めたその会社の役員が購入してきたビデオだが、これがまったく面白

くなかった。最初のうちは珍しさもあって見れたのだが、何本も見ていくうちに

ストーリーがパターン化していたり、展開が読めてしまったり、役者の演技の

下手さに目がいってしまったり、どうも内容に集中できない。ビジネスビデオ

に触れた最初の印象がこんなものだったのに、しばらくして縁があって映像

業界に転職することになった。見る立場から作る立場になってしまったのだ。


しばらくビデオを販売したり、企業様からのご依頼で社員研修用ビデオを制

作したりしていてたが、ある時大きな転機が訪れた。

今、DOIT!の演出をしていただいてる中畑監督との出会いだ。


ある会社のご依頼で「営業拠点の成功事例」をドキュメンタリーで作る仕事だ

ったのだが、これが本当に面白かった。とっかかりはマーケティングの成功事

例の紹介ということだが、取材を進めるうちにその奥にある「人間」の活動が

どんどん見えてきて、やればやるほど面白くなっていった。私が始めて映像の

面白さを覚えたこのビデオは、依頼された会社の中で大反響となり、「見たい」

という人が続出した。「企業の研修ビデオだってやっぱり人がワクワクするよう

な面白いビデオを作らないといけないのだ」と思った瞬間だった。


それから数年後、ブロックスを立ち上げ、DOIT!を作ることにしたとき、中畑

監督に再度協力をお願いし、自分たちが本当に面白いと思うものだけを作ろう

と、このシリーズを始めた。創刊からもう7年もたってしまったが、振り返ってみ

ると、やはりどこかで「自分ならこんなビデオが面白い」とやってきたような感じ

がする。もちろんお客様の意見を聞いて変更できるところは変更してきたが、

根本のところは「超顧客主義」。自分が面白いと思わないもの、いいと思わな

いものを人に薦めるなんてできないからだ。(DOIT!編集長 西川 )


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