2025/07/15号
厳しさは愛情の裏返し
BLOCKS MAIL MAGAZINE 1044
人と組織の“元気”応援レター
【メルマガDOIT!】
2025/7/14
○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。
いつもブロックスメルマガをご愛読いただきありがとうございます。
大阪関西万博が開幕してちょうど折り返しとなった先週末。大阪の空にブルーインパルスが飛行しました。多くの人が色んなところで見られて感動していました。私も楽しみにしていたのですが、ちょうど室内や車内にいるタイミングで両日ともみられず・・・。SNSやニュースの映像で楽しみました。
関西万博も残り3ヶ月。チケットあるのに行けてません・・・。9月に行けるかな・・・。いや、行こう!
(メルマガ編集長 與田麻由子)
========================================
(1)コラム「いい会社、いい仕事」
========================================
厳しさは愛情の裏返し
最近、「パワハラと言われそうで怖い」と、部下への指導をためらう上司が増えているそうです。
確かに、ハラスメントに対する社会の意識が高まり、注意や叱責がトラブルにつながるケースも多くなっています。しかし、人が成長していくためには、外側からのフィードバックは必ずいります。上司がそうした恐れから、本当に必要なフィードバックまで避けてしまっては、社員の成長も、職場の成長も失われてしまうのではないでしょうか。
以前、ある会社の社員の方が、新人の時に、自分が行った仕事の準備や完成度が低く、その時の上司から「お前はこの仕事に本気で向き合っているのか」と厳しく叱られたと話をされていました。その人にとっては、涙が出るほど悔しかったといいますが、それがきっかけで徹底的に準備をする姿勢が身についたと言っておられました。今、その人が若手を指導する立場になり、あの時の上司の姿勢を思い出すそうです。「あの時の厳しさが自分を変えてくれた」と振り返っておられました。考えてみれば誰にでも、このような「厳しさが自分の糧になった」という経験があるのではないでしょうか。
しかし、部下に「否定と受け取られたらどうしよう」と不安になり、ミスがあっても笑って済ませたり、あいまいな助言しかしない上司もいます。そうした職場では、部下がいつまでも成長せず、「自分はここで成長できるのだろうか」と悩む若手が増えているということも聞きます。しっかりと指摘してほしいという人もいるはずです。
「厳しさ」とはどんなことでしょうか。
いい会社を取材していると、人に優しい文化だけでなく、こうした厳しい文化が必ず共存しています。本当の「厳しさ」とは、怒鳴ることでも、感情をぶつけることでもないはず。相手の将来を本気で考えるがゆえに、伝えにくいこともあえて言う。愛情があるからこそ、言いにくいこともいう。それが「本物の優しさ」であり、信頼される上司の姿なのかもしれません。
しかし、実際は厳しくすることは難しい。でもどれだけ難しくても、パワハラと指導の違いを見極め、逃げずに向き合う。その厳しさこそが、職場を強くし、人を育てる力になるような気がします。
(株式会社ブロックス 代表 西川敬一)
========================================
(2)DVD教材のご案内
========================================
社員がいきいきと働き、顧客から信頼され、業績を高める組織の事例を紹介するドキュメンタリー映像「志GOTO人シリーズ」。その最新刊として、JALグループのひとつ「JALスカイ」を取材した映像を発売しています。
JALを利用するお客様の最初の接点となる「空港」。空港スタッフの印象がお客様満足に大きな影響を与えます。空港は毎日、多くの顧客が利用します。様々なニーズをもったお客様に高い満足を提供するには、個々のおもてなしや気配りだけでなく、チームでの連携が不可欠です。一人ひとりがいかに主体的に行動するか、様々な専門職がいかに心をひとつに顧客感動を生み出すか。たくさんのファンを生み出すサービスのリアルな実際を取材しています。
JALには、社員が共通して大切にする「経営理念」があります。その理念に沿って一人ひとりが考え、主体的に行動する。理念が浸透する組織風土もJALの強さです。こうした理念を浸透させる人財育成や組織づくり等、普段、なかなか見ることができない具体的な接遇場面や舞台裏を上下2巻のドキュメンタリーでご紹介しています。
■商品情報
志GOTO人シリーズ 「JALスカイ編」(2巻セット)
(前編)「バトンでつなぐ最高のサービス」
(後編)「挑戦! 今日よりも明日」
+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+
編集長のひとりごと
「諸事情により、車を替えました。中古で型落ちなのですが、前より高機能で快適!」