2022/08/30号
勝利至上主義の弊害
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2022/8/29
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平素は、ブロックスのDVD教材やセミナーをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
ここ数日、急に湿度が下がり、秋らしい気候になってきましたね。クーラーなしで過ごせる季節が一番好きです。先日夜、ベランダで風にあたっていたら、突然の花火!サプライズで打ち上げられたそうなのですが、夏の最後の思い出となりました。
(メルマガ編集長 與田麻由子)
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(1)コラム「いい会社、いい仕事」
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勝利至上主義の弊害
スポーツの世界のことはあまり詳しくありませんが、少し前から勝利至上主義が問題になっているそうです。
そもそもスポーツは勝利を競い合うもので、それ自体には問題がないのですが、指導者やその周りの人たちが勝つことだけを追求するあまり、体罰が起きたり、燃え尽き症候群になったり、スポーツが嫌いになり辞めてしまう人もいます。
まわりから日常的に過剰に勝利を求められると選手は成功や失敗、勝利か敗北という結果ばかりに気にするようになる。それがプレッシャーを生み、実力を発揮しにくくなる。結果がでないと「自分は価値がない人間だ」「才能がない」と自分を否定する。過度のプレッシャーで実力を発揮できず、「こめんなさい」と泣き崩れているオリンピック選手などの姿もそうしたことからくる結果なのかもしれません。
本来スポーツは楽しく、勝つこと以外にも、人間形成や相手や仲間を敬う気持ちなど、いろんな学びがあるはず。好きで夢中になってやっていたスポーツが嫌いになってしまうのは、本当に悲しいことです。
仕事も同じかもしれません。結果や業績ばかり追求する環境にいると、いつの間にか、仕事は数字をあげることだと、仕事の目的が変わってしまうことがあります。そして、だんだんと仕事そのものの楽しさや喜びに意識が向かなくなる。そのうちに仕事が嫌になってしまいます。
そんな気持ちでいると成果が出ない。出ないとまた追求される。それでも「やらなければならない」と、仕事が「義務感」になる。好きだったモノづくりが、面白かった営業という仕事がいつの間にか義務感でやっている。そんな人が増えているとすれば、勝利至上主義のチームのようなことが起こっているのかもしれません。
スポーツ界では、ここ数年、そうした勝利至上主義の反省があり、結果重視ではなく、選手の成長に主眼をおく「プロセス重視の指導」に少しずつ変わってきているそうです。勝利という結果ではなく、どんなプレーをすればいいか、どんな心で向き合えばいいプレーができるかと、技術やプロセスを磨いていく。そうした指導に転換する高校も増え、最近は、甲子園でも勝利の重圧に負けず、笑顔でプレーをしているチームも見かけるようになりました。確かに、義務感や恐怖感で野球をやるチームより、好きなことを、夢中に取り組んでいるチームの方が強いはず。
「楽しい」「面白い」と、本来の仕事の喜びややりがいを感じながら働いていきたいですね。
(株式会社ブロックス 代表 西川敬一)
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(2)「働きがいが高まる組織づくり」を考えるオンラインセミナー
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仕事に「働きがい」を感じて働いている人は、毎日の仕事に張り合いがあります。
指示命令で動くのではなく、自ら考え、自ら行動し、新たなことに挑戦します。
そんな「働きがい」が高まる職場づくりが注目されています。
今回のブロックス映像セミナーでは、高い社員満足、顧客満足で有名な「ネッツトヨタ南国」の映像事例を題材に、「働きがいが高まる職場づくり」について考えていきます。
働きがいはどうすれば高まっていくのか。映像を見ながら話し合っていきませんか?
■オンラインセミナーの概要
日時: 2022年9月22日(木) 16:00~18:30
名称: 事例に学ぶいい会社づくりセミナー 「働きがい」が高まる組織づくり
事例: ネッツトヨタ南国(映像)
方式: ZOOMを使ったオンラインセミナー
参加費:1000円(税別)※弊社DVD購入者は無料
お申し込み:
https://www.doit-fun.jp/blocksseminar/20220922_01
ご参加、お待ちしております。
編集長のひとりごと
「昨日、世界バトミントン大会で優勝した山口選手。カッコよかった!」