2025/09/04号
お客様が本当に欲しいもの
BLOCKS MAIL MAGAZINE 1051
人と組織の“元気”応援レター
【メルマガDOIT!】
2025/9/2
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いつもブロックスメルマガをご愛読いただきありがとうございます。
先週、地域のお祭りに参加してきました。23年前に引っ越してから毎年参加しているお祭りです。そのお祭りに行けば、久しぶりの友にも会える、地域の人みんなが参加するお祭り。少子化や運営者問題で縮小している街も多いようですが、屋台も100店舗以上出るし、地元で活動しているバンドやダンスチームがステージを盛り上げ、ビンゴ大会もあり、最後はみんなで合唱して終わる、という何とも楽しいお祭りです。まだまだ暑いですが、このお祭りが終わるとなんとなく、秋が来るんだなぁと感じます。
(メルマガ編集長 與田麻由子)
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(1)コラム「いい会社、いい仕事」
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お客様が本当に欲しいもの
「人々が本当に欲しいのは、4分の1インチのドリルではなく、4分の1インチの穴である」
これは、マーケティングの有名な言葉ですが、なかなか奥が深い言葉だと思います。
ドリルを買いに来られているのだから、お客様が求めているのはドリルだと思ってしまいますが、本当にお客様が求めているのは「穴」。ドリルを買うのは「穴をあけるため」であって、ドリルを所有することが目的ではない。お客様が本当に叶えたいニーズは「穴」だという意味です。この考え方は、営業や接客をしていくうえで大切なヒントを与えてくれます。
普通、もし「ドリル」を求めて来店したお客様がいるとすれば、求められているのはドリルなのだから、電動工具売り場を案内しよう、商品の違いを説明しようというのが普通の流れ。しかし、本当にお客様の立場に立った接客をしようとするならば、案内する時に、どこに穴をあけたいのか、なぜ穴をあけるのかを聞くことからはじめるべきなのかもしれません。穴をあけたい本当の目的をしっかり聞くことができたとしたら、もしかするとドリルを買って、わざわざ穴をあけなくても良いという提案ができるはず。ドリルの販売機会は逃すことになるかもしれませんが、それ以上にお客様は喜んで帰られるはずです。
紳士服店の場合でも、「スーツが欲しい」と来店されたとしても、本当に求めているのは「スーツ」というモノではなく、「大事な面接で自信を持って臨みたい」「取引先に信頼感を与えたい」といった成果だとすれば、本当に買いたいものは、新しいスーツで得られる満足や幸せなのだと思います。お客様の本当の目的やその背景を理解して、ふさわしい提案をすることで、商品以上の満足を提供できるのではないしょうか。
営業や販売はつい売ることに目が向き「商品の説明」をしようとしてしまいますが、商品の詳しい説明よりも、お客様の目的に応える提案の方がお客様は求めていると思います。「ドリル」ではなく、「穴」(本当に求めておられるもの)に目を向ける。接客や販売だけでなく、職場の中での依頼ごとなど、どんな場面においても大事なことかもしれません。
(株式会社ブロックス 代表 西川敬一)
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(2)ブロックスの「オンライン・セミナー」の9月開催のご案内
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ブロックスでは、映像(成功事例映像)を社内教育に有効に活用する方法をご紹介する「活用体験セミナー」を開催いたします。
弊社で販売している「お客様満足度や社員満足度の高い企業の映像」を、社内でどのように活用していけばよいか。参加者の前向きな行動が生まれる映像教材の効果的な研修手法をご体験いただけます。
映像の活用法を知りたい、新しい研修方法を体験したい方は、ぜひ、この機会ご参加ください。
(オンライン開催)
日程: 2025年9月25日(木)
時間: 16:00~18:00
映像: JALスカイ(志GOTO人シリーズ)
テーマ: 「JALに学ぶ感動接客」
内容: ・映像教材の活用のヒント
・映像を活用した研修を実際にご体験いただきます。
参加費: 2000円(1人様)※DVD購入者は無料ご招待
(お申込みは、こちらから)
https://www.doit-fun.jp/blocksseminar/20250925_01
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編集長のひとりごと
「暑い暑いお祭りの途中でも、トンボが飛んでるのを見ると季節がめぐってるなあと思う幸せ。」