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2021/10/20号
仕事の目的を考える2つのエピソード
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     人と組織の“元気”応援レター

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       2021/10/18



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平素は、ブロックスのDVD教材やセミナーをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。



昨日、東京オリンピック・パラリンピックの選手村の食堂のドキュメンタリー番組を見ました。選手に食事を提供するために、裏でものすごい役割、人数の人が動いていて、実際に映像で見ると凄さが伝わってきました。ある人が「これは使命感でしかない」と語っていたのが印象的でした。中には20キロも体重を落とした人もいたそうです。

一つの目的を達成するために、全員が知恵を絞り動く。リーダーシップやチームワークなどが発揮される現場の映像に鳥肌が立ちました。



(メルマガ編集長 與田麻由子)



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(1)コラム 「いい会社、いい仕事」
 
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仕事の目的を考える2つのエピソード



 先日、ある研修で、皆さんと一緒に「仕事」と「作業」の違いについて話をしました。そんなに気にしておられない方もいらっしゃったようですが、私は仕事とは、目的を意識しながら、どうすればもっと良くなるかを考え創意工夫をしながらやるもので、作業は決められたことを決められた通りにやることだと思っています。

 お客様や後工程の人のために、どうすればもっと良い価値を届けられるかと考えてやっていると創造力を働かせますから楽しくなります。作業でも、どうすれば早くなるか、どうすればもっと良くできるかと創造力を働かせていくと仕事になります。傍から見ればただルーティンワークをしているようでも、その人の心の中にはしっかりと「目的」が見えていて、その目的のために自分の役割を果たそうとワクワクしている人もいます。



 有名な話で、皆さんも聞かれたことがあるかもしれませんが、心に残っている2つの話をご紹介します。

 ひとつは、アメリカの当時の大統領、ケネディさんが、ある日NASA宇宙センターを訪問した時の話。大統領が清掃員に、どんな仕事をしているのかと尋ねたところ、その清掃員は「私は月に人類を送り込む手助けをしています」と答えたそうです。

 この人も単なる作業員ではありません。きっと毎日ワクワクしながら、仕事をしている様子が思い浮かびます。



 もうひとつが、松下幸之助さんが社員に語ったエピソードです。

 当時、まだ小さな町工場だった松下電器では、完成した電球を磨くという仕事がありました。そこに、つまらなそうに仕事をしている社員がいたそうです。その社員に対して松下幸之助さんは、「君、ええ仕事しているな~」と声をかけました。その社員は、「電球をふくだけの仕事のどこがいい仕事なんだ」と思っていたのでその言葉に唖然としたそうです。

 幸之助さんはこんな風に話したそうです。

 「この電球は、どこで光っているか知っているか?」「あんたが磨いた電球で街の街灯に明かりがつく。その街灯のお陰でどうしても夜遅くに駅から家に帰らなあかん女の人、いつも怖い思いをして帰っていた女の人が安心して家に帰ることができる」

「またなぁ、子供が絵本を読んでいると、外が暗くなって家の中はもっと暗くなる。そうなれば、絵本を読むのを途中でやめなあかん」「でもな、あんたが磨いている電球1個だけで、子供たちは絵本を読み続けることができるんや」「すごいこどじゃないか、あんたが電球を磨いていることで子供たちの夢を磨いているんやで」「物づくりはなぁ、物をつくってはあかん、物の先にある笑顔を創造できんかったら、物をつくったらあかんのやで。」「子供たちの夢のために、日本中、世界中にこの電球を灯そうや」



 物の先にある笑顔を想像できんかったら、物を作ってはあかん。改めて松下幸之助さんの信念の強さを感じます。でも、これは物作りだけの話ではないのだろうと思います。

 どんな仕事をしているのかと問われた時に、どんな言葉を返せるか。仕事の向き合い方が表れているのかもしれません。



(株式会社ブロックス 代表 西川敬一)



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(2)おススメのセミナー 「未来を創るリーダーシップセミナー」

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 「未来を創るリーダーシップセミナー」は、メンバーがいかに前向きに、主体的に動き出し、1+1+1=3以上の成果を出すチームを作っていくか。その為のリーダーのあり方を学んでいくセミナーです。



 その中で、リーダーにとって最も大事な仕事がメンバーへの動機づけ。恐怖や権威で人を動かすのは簡単ですが、それはもう通用しません。どうすればメンバーが「自ら、やりたい」と思う気持ちを育てられるか?まさに、上記のコラムでご紹介した松下幸之助さんのような、社員を内側から奮い立たせる「伝える力」も大切な要素です。

 セミナーでは、アメリカでリーダーシップを学び数々の企業や自治体で研修を行っている鬼澤慎人氏が映像で登場。ワークをしたり、対話をしたり、優れたリーダーの映像を見ながら、リーダーとしてのあり方をわかりやすく解説していきます。

 「リーダーとしてやるべきことが見えた」と仰って笑顔で帰ってくださる受講者の皆さんの姿をみると、私たちも嬉しくなります。皆さんと一緒に、リーダーシップを学んでいきます。



〇「未来を創るリーダーシップセミナー」1日コース(オンライン)

日時:2022年1月20日(木)9:30~18:00

→ https://www.doit-fun.jp/blocksseminar/20220120_01



〇セミナーの一部のワークが体験できる「体験セミナー」(無料)も開催しています。

日時:2021年11月16日(火)13:00~15:00

→ https://www.doit-fun.jp/blocksseminar/20211116_01



日時:2021年12月15日(水)10:00~12:00

→ https://www.doit-fun.jp/blocksseminar/20211215_01







編集長のひとりごと

「今週末、大阪オフィスの引越しです。事務所内段ボールだらけです。」