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2021/11/09号
幸せの4つの因子といい会社づくり
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     人と組織の“元気”応援レター

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       2021/11/8



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平素は、ブロックスのDVD教材やセミナーをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。



先週、弊社が主催するベンチマーク研修「実践学習会」第2講が終了しました。訪問先は長野県にある伊那食品工業さま。

朝の掃除、朝礼から参加させていただきました。創業者でもある塚越最高顧問もおられて『何より人生は一度きり。しっかり意識して生きていくことが、一番大事で、うちの社員はみんなわかってるよ。』と、お話しいただけました。紅葉も見ごろで学びも深まりいい時間となりました。

来月は、徳島の西精工さんに訪問します!



(メルマガ編集長 與田麻由子)



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(1)コラム「いい会社、いい仕事」

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幸せの4つの因子といい会社づくり



 慶應義塾大学の前野隆司教授をご存じでしょうか。

 以前よりご縁があり、昨年、弊社が主催する「未来×幸せ経営フォーラム」にもご主演をいただきました。先日、その前野教授の「幸福経営学」についての講演を聞かせていただきました。



 前野先生は元々機械工学の専門家だったのですが、2008年から統計解析を活かした「幸せ」の研究を開始。その当時は幸せの研究はなかなか理解されなかったそうですが、今では「幸福(正式にはWell-Being)」研究は、世界的に注目されるようになりました。

研究の結果、仕事と幸福の関係は徐々に解明されています。

 例えば「幸せだ感じている人はそうでない人に比べて、生産性が31%高い。創造性は3倍高い」というデータ。また、「幸せな人の欠勤率は41%、離職率は59%も低い」などの、様々なデータが明らかになってきたからです。社員が幸せだと感じることが、会社の業績に影響することがわかってきたのです。



 「幸せなんて人それぞれの感じ方なのでは?」と思われる人もいるかもしれません。しかし、多くの人にアンケート調査をして分析すると「幸せの共通点」も解明されています。そのひとつが、前野先生が発見した「幸福の4つの因子」。統計解析で見えてきたこの4因子が揃っている人は幸せを感じていると言います。



 ひとつ目の因子は「やってみよう因子」(自己実現と成長の因子)。関連キーワードは、夢、目標、強み、成長、自己肯定感。簡単に言えば「やってみよう」「自ら、働きたい」という気持ちになっている人は幸福だということです。その反対は「やらされ感」「やりたくない」「やる気がない」。こういう人は幸せを感じていません。



 2つ目の因子は「ありがとう因子」(つながりと感謝の因子)です。感謝、利他、許容、承認、信頼、尊敬、自己有用感。「ありがとう」と言ったり言われたり、他者とつながりを感じている人は幸せを感じている人。逆は孤独です。確かに独りぼっちは辛いですね。つまり、会社の中に「ありがとう」という言葉が通い合い、仲間が助けっている会社は幸せが多いということです。



 3つ目は、「なんとかなる因子」(前向きと楽観の因子)。キーワードは、前向き、楽観性、自己受容。確かに「何とかなる」と前向きに楽観できることは幸せです。他人の欠点ではなく、良いところを認め合い、それを伸ばしていくのがポイント。「俺が責任を取るからやってみろ」と後押ししてくれる上司がいると、この因子が伸びるはず。



 そして最後が、「ありのままに因子」(独立と自分らしさの因子)。独立、自分らしさ。人の目を気にせず、自分らしくいられていると感じている人は幸せです。多様性を受け入れてくれる職場、違いを認めてくれる職場は幸せが多い職場です。



 問題は、この4つの因子をどのように高められるか? 例えば朝、仲間に合ったら「挨拶」をする。仲間の存在を「認め合う」。人の為に行動する。そして、何かをしてもらったら「ありがとう」と言うことも、「ありがとう」と言われることをすることも大事。また、誰かが何かにチャレンジしようとする時に、「やってみたら?」と励ましたり、応援する。どれも簡単なことばかりですが、こういう仲間がいる職場で働くことをイメージすると仕事が楽しくなるような気がしませんか?



 昔は、収入や地位が上がったら後で「幸せ」になると、「今」を我慢して歯を食いしばって働いていました。しかし、大事なのは今が幸せかどうか。今、この瞬間に幸せを感じているからこそ、生産性も創造性も高くなり、業績も利益もあがる。目的は、お金ではありませんが、結果としてお金も手に入る。



 「働く人たちが、今、この会社で働く幸せ」を高めていくことが、益々大事になっていくようです。



(株式会社ブロックス 代表 西川敬一)



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(2)おススメのセミナー 「未来×幸せ経営フォーラム~人間力が未来をつくる~」
 
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人間力が未来をつくる!



12月からスタートする経営セミナー「未来×幸せ経営フォーラム」(オンライン)。

今、セミナーにご出演いただくゲストの方と打ち合わせを行い、今回のテーマ、「人間力」の重要性を伺いながら企画を練り上げてる真っ最中です。



お客様の心を感じる力、新しいものを創造する力、仲間と協力しながら不可能を可能にする力・・・

正解がない時代だからこそ、社員の人間力が益々重要。打ち合わせの中でも皆さんがそう感じておられます。



しかし、人間力は簡単には高まらないもの。体験を通して感じたり、失敗や成功など自分を見つめ直す機会を通して徐々に高まっていくのが人間力です。

CSやESが高い会社、社員の人間力が高まっている会社では、どのように育ててこられたのでしょうか。

このセミナーを通して、人間力の重要性、人間が輝く組織づくりを4回のセミナーでじっくりと学んでいきたいと思います。オンラインで配信するセミナーですが、急にご参加いただけない場合などの対応として、録画データをお送りするサービスも行っています。ぜひ、皆さまもお気軽にご参加ください。



セミナーのゲスト講師 ------------------------------------------------

・カレーハウスCOCO壱番屋 創業者 宗次徳二氏

・元リッツカールトン日本支社長 高野登氏

・美容室バグジー 代表   久保華図八氏

・スポーツドクター   辻秀一氏

・ネッツトヨタ南国 相談役  横田英毅氏

・原田教育研究所 代表 原田隆史氏

・志GOTO人シリーズより 櫻木保徳氏

神崎ひとみ氏

詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.doit-fun.jp/blocksseminar/20211202_20220414



ぜひ、皆さまご参加をお待ちしております。





編集長のひとりごと

「昨日久しぶりに生バンドの演奏を聴きに行ってきました。やっぱり音楽は生がいい!」