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2024/02/20号
若手に教えるもの、伝えるもの
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        2024/2/19



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いつもブロックスメルマガをご愛読いただきありがとうございます。



最近は天気や気温が目まぐるしく変わり、服装の調節が難しいですね。今週は西日本は雨が多いのですが、気温は高く、週末に一気に気温が下がるという天気予報が出ています。それに加えて花粉も感じるようになり、鼻眼のあたりがモヤモヤし出しました。インフルエンザもまだまだ流行していますね。近くの小学校は学校閉鎖になっています。受験シーズンなのでヒヤヒヤですが、しっかり免疫つけて頑張ってほしいですね。



(メルマガ編集長 與田麻由子)



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(1)コラム「いい会社、いい仕事」

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若手に教えるもの、伝えるもの



 どうすれば、若手を育てられるのか。今、若手社員の育成に悩んでいる方が多いと聞きます。世の中全体の人手不足の中で、特に伝統工芸や建設、料理などの職人の世界でも人の育成が課題だと言われています。

 以前の職人の世界は、「技術は盗んで覚えろ」というような風潮があり、親方は教えず、若手は下積み仕事を続けながら、親方のやり方を見ながら覚えるという教育が一般的でした。しかし、それでは今の時代に合わない。優しく指導しなければ人が辞めてしまう時代です。しかし、だからといって、「こうしろ、ああしろ」と手取り足取り、やり方ばかりを教えても、本物の職人には育たない。一人前の職人を育てるということは、本当に大きな課題だそうです。



 そうした世界の中で、ある職人の親方が、これからの時代の職人の育成の仕方として、次のようなことが大切ではないかと言われていました。若手の職人育成で大事なことのひとつ目は、やはり「仕事の意義」を教えることではないか。この仕事がどれだけ人や社会の役に立っているかがわからなければ、仕事に情熱もわかない。だからこそ、若手に、今、どんな仕事をしているのか。誰の為になるのかという仕事の意義を教えていくことが大事だと言われています。もちろん、やりがいだけでは人が辞めてしまうので、しっかり給料を払うことは大前提ですが、仕事の意義をしっかり伝えていかないといい職人には育たないと言われています。



 そして、次は「学習の方法」を教えること。その人が言う学習の方法とは、挑戦と失敗による学びの大切さ。ネットで調べれば、すぐにやり方がわかる時代であっても、あえて教えずに失敗させる。挑戦の機会をどんどん与えて、失敗させる。大切なのは、若手がその失敗の中から、何かを学び、活かしていくということに気づいてほしいということでした。



 そして、もうひとつが「努力の仕方」。努力というのは単なる根性論ではなく、一人前になるためのプロセスの踏み方です。例えば、畳を縫うのが遅い人がいるとして、基礎的なやり方だけを身に付けるだけでは仕事は早くはならない。身体の向きや針への力の込め方など、その人にあったやり方を身に付けていかないといけないそうです。だからこそ、技術を反復練習し、自分に合うように微調整しながら、また繰り返し練習するしかない。微調整と反復練習の大切さを教えていくそうです。



 確かに、どんな仕事もある程度まではマニュアルで教えることはできる。しかし、それも限界があるし、面白くなっていかない。自分で考えて行動していかなければ、本物のプロにはなれません。これは、職人という世界だけでなく、どんな仕事でも同じことかもしれません。

 「教えない」「見て学べ」ということは時代遅れなのかもしれません。しかし、教えてくれるのをただ待っているだけの人や“先輩が優しく教えてくれない”と文句や愚痴をいうだけの人が成長するはずがありませんし、「一般的なやり方」だけを学んだだけで、一流のプロになれるはずもない。やはり、自ら学びに行こう、盗みに行こうという仕事への情熱が沸いてこなければ、本当の成長はありません。そう思えば、その仕事の意義ややりがいを教えてあげることや、失敗をさせ、それを糧に自ら成長していく方法を伝えていくことは、何よりも大事なことなのかもしれません。

 人の育成は、その人によって変わるもの。何が正解がわからないのが育成ですが、私たちは、若手を一人前のプロに育てるために、何を教えていけばよいでしょうか。ネットで簡単に知識や技術が学べる時代になってきているからこそ、教えることの中身を考えていかないといけないのかもしれません。



(株式会社ブロックス 代表 西川敬一)



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(2)4月開催セミナーのご案内 新入社員向け「マインドセット研修」

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新入社員の前向きな心を育てる



仕事を自ら主体的に行うか、ただ言われたことだけをこなすか。仕事への姿勢(マインド)が、新人の今後の成長に大きく関わります。ブロックスの新入社員研修は、社会人としていきいきと働く「基本姿勢」や仕事や会社に対する「心がまえ」を学ぶセミナー。他社の新人同士で「働き方」を考え、語り合うことで「コミュニケーション力」を磨きながら、「大切な姿勢」を自ら発見していきます。

毎年大変ご好評をいただいているセミナーです。新入社員の皆さまのご参加をお待ちしております。



(こんな方にお勧めのセミナーです)

●新人に、主体的に働くことの大切さを学んでほしい

●新入社員が少なく、社内でよい研修ができない

●スキルや知識だけなく「あり方」を身に付けてほしい



(開催概要)

・主催:株式会社ブロックス

・名称:新入社員向け「マインドセット研修」

・日程:4月24日(水)※オンラインセミナー

・時間:13:30~17:00

・対象:新入社員~2年目

・参加費:3300円(税込)/お1人様



(詳細・お申込み)

https://www.doit-fun.jp/blocksseminar/20240424_01



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編集長のひとりごと

「まもなく大学を卒業する長男。一旦家に戻ってくるのですが、荷物の置場確保に頭を悩ませています・・・。」