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2018 年 11 月 13 日 09:45

日々の言葉や行動から伝わるもの

先日、経営理念の勉強会をした後で、ある社員が「経営理念は社長や社員、あるいは先輩と後輩などの日々の会話や小さな意志決定の時に、伝わっていくんですね」と言っていましたが、確かに理念はそうやって伝わっていくようなものかもしれません。

いくら経営者が理念で「お客様第一」と掲げていても、例えば上司が「儲からない客なんかほっておけ」とか「接客に余計な時間をかけるな、もっと売りに行け」などといってしまうと、その理念は嘘になり、儲かるお客様には優しく、そうないお客様はほっておくようになり、購入後の顧客からの相談対応などの面倒なことはしないようになり、きっとその部下の行動は「お客様第一」ではなくなるはずです。
ただ、この会社が大事にしている「効率主義、利益第一」ということはしっかりと伝わっていくので、その部下も、もしかするといつか自分の部下に同じように伝えていくようになるのかもしれません。
「うちの経営理念なんて掲げているだけだよ」という言葉とともに。

でも、そういうことを価値基準にする上司にはその上司がいて、またその上に経営者がいるわけですから、あたりまえですが、最後は経営者が経営理念に対して真剣かどうかが問われてしまいます。
日々の言葉、日々の行動が理念を伝えていくのなから、まずは上の人から襟を正していかなければいけないのでしょうね。
これは会社だけでなくても、どんな組織でも、あるいは家庭でも同じことなのかもしれませんね。

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2018 年 11 月 06 日 18:14

仕事はやっぱり面白い

 ブロックスも今年で創業25年目です。サラリーマンとして勤めていた時代も含めると35年近く仕事をしていますが、私は「仕事」というものに飽きたことがありません。
何をやっても、どんなことをやっても、難しさの連続でうまくいったことの方が少ないのに、今だ、やりたいと思えるのは、仕事にはお金を稼ぐという以上に様々な魅力的が詰まっているからだと思います。

 趣味の世界と違って、厳しく結果や評価が問われるので「仕事の品質」は常にお客様の期待を超えるものをめざさなければなりません。
お金をもらう以上、当然です。でも、人の評価もさることながら、自分自身が「納得する」仕事でなければ、本当の満足にはなりません。
さらに、仕事はチームで生み出していくわけですから、関わる仲間も全力で関わらないと「いい仕事」にならないので「関わる仲間」も大事な要素です。
どんな仕事をしていても、必ずといっていいほど、この何重にも重なる難しさにぶつかり、苦労させられます。
簡単な仕事も時にはありますが、自分の基準を上げれば、それはすぐに難易度の高い仕事になります。

 自分の経験を数えてみても、心の底から「本当にいい仕事ができた」という仕事ができたといえるのは、一生のうちに何度かなのかもしれません。
しかし、このいつも得られない「いい仕事」を目指していく、その過程が面白くてたまりません。
もっとよくできないか、もっと早くできないか、もっといいものができないか。そこに向かって脳みそがフル回転していく時は時間があっという間に過ぎていきます。

 でも、世の中には、こんなに面白い「仕事」なのに、「やりたくない」とか「つまらない」「面倒くさい」とかという人がいます。
確かに一時的にはそんな時もあるのかもしれませんが、それはきっとまだ本気でやっていないからだと思うのです。
本気で取り組むと、どんな仕事も面白くなる。これは35年の人生の中でかなり確証の高い法則だと思っています。

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2018 年 09 月 26 日 09:09

「自立」と「自律」

 先日、ある会社で「自立型社員」という言葉を聞き、少し疑問に思うことがあって考えていました。自立と書く場合も、自律と書く場合もあるのですが、自分で考え行動を起こす社員のことをそのように呼ばれているようです。

 しかし、そもそも「自立」と「自律」は何が違うのか。「自立」というのは、他に依存しないで、自力でやっていける状態になること。お金を稼ぎ、親や何か親的な存在から独立する経済的な自立。技術が伴わないうちは教わってきたが、次第に仕事を覚え、自分で独立的に仕事ができるようになるという技術的な自立。いわゆる「ひとり立ち」が自立することだと私は認識しています。
一方、「自律」というのは、自らの律(規範やルールなど)を持って、判断したり行動したりできること。「こうすべきだ」「こうしたほうがいい」という判断を自分で行うようになるのが自律ですが、自立の過程で判断軸となる自分の価値観を身に付けながら、自分で課題を発見し、自分で解決していけるようになるような段階が「自律で働く」というイメージです。

 あえて「自立型・自律型社員の育成」という言い方をされるのは、責任を自分で取らず、上司にお伺いを立てたり、指示を待って言われたことをだけをするような「依存型」の人が多くなっているからなのかもしれませんが、本当にそんな人が増えているのでしょうか。
知識も経験も少ない若いうちは仕方がないとして、ある程度仕事ができ技術的な自立をしている人が自律できないというのはどこに問題があるのでしょうか。
もし「自律的」でないとすれば「他律的」な働き方。つまりいちいち人の判断軸で人に聞きながら仕事をするということです。
私が不思議に思うのは、社会人として自立し、自律的に生きている人が会社では自律的でないということがあるとすれば、それは仕事という時間を自分らしく生きていないことになります。
もし、そんなことが続けば仕事は面白くなくだけでなく、仕事の時間が自分の人生の時間になっていない空虚な時間になってしまわないでしょうか。

 仕事は仕事、人生は人生だと割り切って仕事をする、あえて自律的に働いて波風を立てるより、他律でいいという人もおられるので、難しいのですが、起きている時間の大半を占める仕事の時間が自分らしくできないということは、結構辛いのではと気にしてしまいます。
しかし、これからは創造性を発揮して、自分で課題を見つけ、自分で解決をしていく自律型でないと仕事はロボットにとって代わられる時代だと言われていますが、この自律を妨げているものが何なのか、もっと考えていきたいと思います。

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2018 年 09 月 19 日 09:37

経営者の志が選ばれる時代

 先日、ある地方のバイク販売店を見学させていただきました。創業56年のその店は今、20代の三代目が経営をしています。
若年層のバイク離れに高齢化。二輪業界は年々下降線。それでも、自分が魅了されたバイクの魅力をもっと多くの人に知ってほしいから、この業界を変えていきたいからと経営を受け継いだ若い社長の行動力で、ここ数年で売上が倍増してきたという、素晴らしいお店でした。

 古いお店を改装したり、ありとあらゆる改革をしてきたのですが、いちばんお客様増加に貢献したのが「YouTube」による発信。中古バイクが入荷したら、その魅力を自らが説明する動画を毎日のようにアップし続けていったことで、全国から注文が入るようになったそうです。
たったこれだけで?と思われるかもしれませんが、その動画を見るとその違いがわかります。
単なる商品紹介ではなく、その奥に「商品を売る人の気持ち」や「商売に対する姿勢」が伝わってきます。
バイクを好きになってほしい、楽しんでほしい!そんなお店の思いに共感した人が、遠くからでも注文をしてくれるのだそうです。
近くにお店があるのに、わざわざ新車を注文する人もいるのだとか。ホームページでいくら発信しても、情熱や思いまでが伝わらず、違いを打ち出せずにいる店が多い中で、こんな形の「思いの発信」は、素晴らしい取り組みだと思いました。

 顧客は、もはや「ただ商品を買いたい」のでななく、「安心して、商品を買いたい」のでしょうし、「安心できる人から買いたい」はずです。
その時に、この動画による発信は、地方の商店にとって本当に有効になるツールだと思います。
ただし、動画を介しての取引ですから、信用してもらうためには、単なるPRだけでは難しいはず。この店では商品の傷などのマイナス情報も正直に発信されていました。
また、商品を大切にお客様にお届けする時の様子も発信しています。
「この店は本当にお客様のことを思って商売しているのだ」と感じられる時、信頼が生まれ、距離を超えての注文につながるのでしょう。
 何れにしても、大事なのは動画のノウハウよりも経営の志。
この会社は自分の儲けのために商売をしているのか、世の中に役立つために商売をしているのか?
消費者は強くは意識をしていないかもしれませんが、販促やPRの中にある会社の姿勢や経営の志までしっかり見ているように思います。

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2018 年 09 月 12 日 11:07

何度も利用したくなる店

 自分自身も客としていろんな店や企業を利用しますが、昔に比べてサービスや品質が向上していて、流石、日本だなと思うことばかりです。もし、その都度「満足されましたか?」というアンケートに答えたとしたら、私は「普通」か「満足」と書くはずで、最近「不満」は殆どありません。

 しかし、もし、「では、あなたは当社を今後も利用しますか?」という問いだったとしたら、どうなるか?確かに、その可能性はありますので、「はい」と記入すると思いますが、本当に「ずっと利用したいか?」というほどの積極的な気持ちになっているかといえば、疑問です。「満足」を味わえるお店がこれだけいろんなところにある現在、よほど感動したり、好きにならない限り「ずっと使用しよう」ということにはなりません。つまり、「満足」を指標にしているだけでは継続利用にはならず、他の指標をめざしていかなければならない時代になったのではないでしょうか。

 世の中には、お客様がファンになり何度も利用する店や企業がたくさんあります。学ぶべきはやはりそうしたお店からなのかもしれません。こうしたファンをたくさん集める北九州の美容室バグジーの久保社長は、ファンづくりの秘訣を次のように語っておられました。1つは、お客様を「覚えてあげること」。前回どのような商品を利用したかということなどの基本情報だけでなく、その人が大切にしていることや好きなことを覚えてあげて、次回来られた時にその人に合わせた声がけや対応すること。もう一つは「手間をかける」こと。その人がどうすれば喜ぶかと考えて、ひと手間、ふた手間かけてあげることだそうです。

 自分自身の体験も踏まえて考えてみたのですが、「何度も利用したくなる」お店や企業の共通点は、お客様が「この店(企業)の人たちは、自分のことに関心をもってくれている、大切にしてくれている」と感じる対応をしてくれている会社ではないでしょうか。覚えてくれていたり、手間をかけてくれる行為の奥に、「大切にしてくれる」という気持ちを感じるからこそ、嬉しくなり、また利用したくなります。

 ある調査では「顧客が離れる理由」の第一が「顧客への無関心」(68%)だったそうですが、「お客様への関心」は大事な指標になりそうです。「売上」を大事にするのか、「お客様」を大事にするのか。きっとそのあたりの経営者の思いがスタッフに伝わり、お客様にも伝わっていくのかもしれませんね。


<北海道の地震に関して>
北海道の地震、その大きさに驚きました。その後の停電や断水も広範囲に広がり本当に大変な事態になっています。被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
大好きな北海道のために、できることをしていきたいと思います。

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2018 年 08 月 28 日 11:41

スポーツから学ぶ、心の磨き方

 今年の高校野球は例年になく盛り上がっていました。金足農業が話題になりましたが、球児が全力でひとつのことに取り組む姿は、やはりいいですね。
 大舞台の中、緊張している生徒もいれば、普段通りにプレーをしている生徒もいます。昔に比べれば、甲子園という大きな舞台を楽しんでプレーをしようという子供たちが多くなったような気がします。
 私自身、スポーツは詳しくありませんが、やはりメンタルは結果に大きな影響を与えるはず。笑顔でプレーする子どもたちが増えてきたのは、世代の特性もあるかもしれませんが、監督やコーチのメンタル面でのサポート技術も上がってきたのかもしれませんね。

 最近、このスポーツ心理学をビジネスに応用する動きも多くなってきたそうです。社員の心が「だめだ、無理だ」と諦めモードになったり、「結果を出さなければ・・・」とプレッシャーに押しつぶされるようでは、いい仕事が生まれるはずがありませんし、下手をするとうつ病になるケースまで出てきてしまいます。
 社員のやる気やいきいき働くことが重視される時代。やはり社員の心の状態を良くし、新しいことに挑戦したい、もっといい仕事をしたいという気持ちをつくることが求められるようになっているのかもしれません。

 一流のアスリートの人たちは、心の状態を良くするために、どんなことをされているのでしょうか?
様々な金メダリストを指導され、以前からホワイト企業経営大賞の委員として、ご一緒に活動させていただているスポーツドクターの辻秀一氏は、書籍の中でそのスキルを紹介しておられます。
 いくつかのスキルがあるようですが、そのひとつは、自分がご機嫌になる(ワクワクする)言葉を持つことだとあります。「大丈夫!」「素晴らしい!」「一歩一歩」「ありがとう!」など、それを口にすると自分の心の機嫌が良くなることキーワードを大切にし、常に使うようにしていると、不安にとらわれたり、心が揺らぎにくくなるそうです。

 中でも、「ありがとう」という言葉は非常に強い影響がある言葉だと言います。どんな時でも、常に「ありがとう」と意識して使っていると、次第に心の中に感謝の気持ちが芽生え、心の状態が良くなっていく。実際にやってみるとわかることですが、壁を前にした時でも「ありがとう」というだけで少し気持ちが前に向く気がします。
 この言葉の習慣だけでなく、一流アスリートが取り組む心の習慣づくりには、「今に集中する」「相手を応援する」「一生懸命を楽しむ」など、様々なものがあるようですが、一流アスリートの人たちが垣間見せる、素晴らしい人間性を見ていると、重圧や壁に負けない心を磨いていくことは、幸せな人生を送るうえでも大切なことなのだと思います。

スポーツドクター辻秀一 オフィシャルサイト
http://www.doctor-tsuji.com/

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2018 年 08 月 21 日 14:26

気づきが生まれる「いい質問」

 先日、私の誕生日に、ある先輩からお祝いの言葉とある質問をいただきました。
そのメールにあった質問は「いつまでも元気でいる3つの秘訣は何ですか?」というものでした。誕生日のメールで質問をいただくのは初めてだったのですが、考えながら、以下の3つを書き、返事をしました。

「1.面白い仕事 2.自分らしく 3.好奇心」 
 質問の答えを考えてみて思ったことですが、誕生日を迎えたこのタイミングは、自分の今後の人生を考えますし、健康のことも気になっていましたので、なかなかナイスないい質問だと思いました。先輩は、私の答えが聞きたかったのではなく、質問によって、私が大事にしていることを見直すきっかけを与えてくれたのでしょう。「いつまでも元気にいる秘訣は〇〇だよ」というアドバイスより、素敵なプレゼントでした。

 「よい質問」は、その人に考えるきっかけを与えてくれるだけでなく、見えなかったことが見えてきたり、「そうだ、今、これが必要だったんだ」と大切なことに気付かせてくれたります。もちろん、質問にはいろいろな種類があります。「なぜ、数字が上がらないんだ!」と相手を責める質問もありますし、正解があって、それを求める質問もあります。

 私が「いい質問」だと思うのは、その質問が、投げかけた相手のためになり、答えが無数に出て、想像力を掻き立てるような質問です。
 皆さんは、どんな質問が心に残っていますか?

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2018 年 08 月 10 日 11:51

「やらまいか精神」に学ぶ

 先日、静岡の浜松に行きました。
浜松には、昔から、遠州人の気質を表す言葉として「やらまいか精神」という言葉があります。
「やらまいか」とは、「やろうじゃないか」「しましょうか」という意味だそうでが、単なる方言ではなく、「あれこれ考え悩むより、まず行動しよう」という、遠州人の進取の気質を表す言葉として使われているようです。

 浜松には、世界に名だたる企業がたくさん生まれています。これらの会社を作り出した偉人達を列挙してみるだけでも、この「やらまいか精神」のすごさを実感します。
スズキ創業者の鈴木道雄氏、トヨタの創業者、豊田佐吉氏、カワイ楽器の創業者の河合小市氏、ヤマハの創業者、山葉寅楠氏、そして、ホンダの創業者、本田宗一郎氏・・・。どの企業も革新的技術で新しい商品を生み出し、世の中にインパクトを与えてきた企業です。

 東京や大阪のような大都市ではない浜松で商売をすることは、いろんな障害があったに違いありません。
「あれこれ悩むより、まず行動しようじゃないか、やってみようじゃないか。」
きっとこの偉人たちは、こんな風に社員を鼓舞し、世の中にない商品を生み出してこられたのではないでしょうか。進取の気質があるとはいえ、情熱がなければ成功するはずがありません。

 あれこれ悩むより、まず行動しよう。確かに頭ではわかります。
しかし、そう言われてもそう簡単に動けないのが普通の人。「失敗」の怖さが人の行動を抑制してしまいます。失敗しまいと、慎重になるし、安全な方向に進みたくなるものです。
失敗について、「やらまいか精神」を持った偉人達はどう考えていたのでしょうか。
本田宗一郎さんは、失敗について次のような言葉を残されています。

 “多くの人は皆、成功を夢見、望んでいますが、私は『成功は、99パーセントの失敗に与えられた1パーセントだ』と思っています。開拓者精神によって自ら新しい世界に挑み、失敗、反省、勇気という3つの道具を繰り返して使うことによってのみ、最後の成功という結果に達することができると私は信じています。
成功者は、例え不運な事態に見舞われても、この試練を乗り越えたら必ず成功すると考えている。そして、最後まで諦めなかった人間が成功しているのである”

 「失敗、反省、勇気という3つの道具を繰り返して使うことによってのみ、最後の成功という結果に到達する」という言葉がすごいですね。失敗も反省も勇気は道具だという考え方。確かに、こう思っていれば、失敗を早めに体験した方がいいという発想になります。失敗に対する意識の違い、これが「やらまいか精神」なのでしょうか。

 ちなみに、私たちのDVDの名前は「DOIT!」ですが、この言葉にも同じような意味を込めて名付けました。
「あれこれ悩むより、やってみよう。」
「行動の中に答えがある。」
様々な経営者が実践されてきた「やらまいか精神」。改めて大切にしてきたいですね。

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2018 年 08 月 08 日 11:22

お客様の立場にたつことの難しさ

 顧客満足の考え方を世の中に広められた佐藤恭和氏。「あなたが創る顧客満足」(日経ビジネス文庫)の著書の中で、次のようなことを述べられています。
 「顧客満足というと『企業が顧客を満足させることだ』と一般的には信じられていますが、これは大変な間違いです。顧客満足とは『顧客が満足すること』なのです。」
 「満足させる」の主語はサービスを提供する側であり、「いいサービスをして、お客様を満足させた(つもり)」でも、本当にお客様が満足されているかはわかりません。顧客満足とは「お客様が満足する」ことなのだと認識し、満足度を調査したり、スタッフもそういう気持ちで対応していきましょうという意味で、この「“を”ではなく“が”」を伝えられています。

 この言葉はずっと心に残っているのですが、今、改めて実践の難しさを痛感しています。例えば、社員満足。これも同じ意味で「社員が満足すること」。会社は社員のためにといい制度や仕組みを導入しても、「幸せだ」「満足だ」と感じるかどうかは社員が判断すること。自己満足では意味がありません。他にも「伝えた」と「伝わった」も違います。自分は相手に「しっかり伝えた」と思っていても、相手が「受け止めたかどうか」は別問題です。相手の立場になるのが大事だということは、頭ではわかっていても、立場が違えば受け止め方もバラバラですから、本当に相手の立場になりきるのは難しいものです。

 しかし、例えばお客様満足であれば、「お客様が満足されているかどうか」は結果を見ればわかることもあるのかもしれません。例えばお客様が再来店してくれる。新しいお客様を紹介してくれる。いつも立ち寄ってくれる。笑顔で来店してくれるお客様の数は、顧客満足のバロメーターのひとつになるはずです。
 それでも、何度も来店しておられるからといって安心はできません。お客様はだんだんと飽きてしまうもの。確かに最初は満足していたとしても、その驚きや感動は長続きしません。ずっと来店してくださっていたとしても、もしかすると「惰性で来店している」だけのお客様もおられるかもしれません。そんなお客様は、他にいい店があると、スッと離れてしまう可能性があります。お客様の数だけでも「心」は見えてきません。

 どこまでいっても、相手の気持ちや心に寄り添うのは難しいことの連続です。諦めそうになりがちですが、世の中にはリピーターを生み続けている会社はあります。旅館の「加賀屋」さんでは、どんな時代になっても、従業員による「気配り」を大事にされている企業ですが、確かに、お客様の何気ない言葉やしぐさに「気持ちを感じる」ことができるのが人間にしかできないことなのかもしれません。どれだけ人に対して思いやりを持てるか、気配りや心配りの感性を磨き続けることができるか。ビジネスの世界にいると、ついロジカル脳が優先してしまい、このあたりのセンサーが錆がちになってしまいます。日頃から意識して、感情・感性を磨いていきたいなと思います。

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2018 年 07 月 31 日 10:59

魅力的な企業文化

会社の中には、それぞれの社風というか、独自の文化があります。
例えば、困っている仲間がいると誰かが声をかけ、みんなが助けてくれるという文化。例えば、仲間の良いところを認めていこうとする文化。
お客様に対しては全員が「自分のお客様」と思って対応しようする文化。
こんな文化もあれば、何でも上の人にお伺いを立てて物事を進めることがあたりまえになっている文化や、個々が独立的に働き、お互いを干渉しない文化もあるのかもしれません。

文化というのは、組織が大事にしてきた価値観やめざす方向性、そしてそこで働く人たちによって、自然と育まれていくものですから、所属している人たちにとっては普通の空気感になっていて、日々、そんなに意識をしていないものだと思います。
しかし、その文化が人の意欲や行動に与える影響は、もしかするとかなり大きなものかもしれないなと、最近改めて思います。

しかし、どんな企業文化がいい企業文化なのでしょうか。多くの場合、その会社の文化しか体験していないわけですから、何がいいかわからないので、他の会社から転職してきた人などが感じたり、別の会社に行って時に初めて、文化の良しあしを考えるものなのかもしれません。
その文化に自分が合っているなと思うときは、居心地もよく力を発揮していくのでしょうね。

どんな企業であれ、人が働く目的は「幸せになること」ですから、やはり、働く人たちが、「ああ、ここで働けて良かったな~」と、しみじみと「小さな幸せ」を感じられるような企業文化が、「いい企業文化」なのだと思います。
もちろん「幸せ」の感じ方は、人によって違うので一概に言えないのですが、私は給料や賞与以外にも、働いている間に、人の役に立てて嬉しいとか、誰かに必要とされて嬉しいとか、いい仲間がいるな、成長でできたな・・・など、小さな喜びを感じることができる会社は、本当に魅力的だなと思います。

こんなことを考えたのも、実は今、秋に開催する「日本を元気にするセミナー」の準備で、この数週間、「いい会社」の社員の皆さんに理念や文化についてインタビューをしているからなのですが、どの人も本当に自分の会社が好きだと言われるし、人生そのものも楽しそうです。
いい文化を創り出していく要素は、たくさんあるのだと思いますが、やはりいちばん大事だと思うが、企業理念や価値観ではないでしょうか。
その経営者が、何を是とし、何を大切にするのか?判断基準のベースになる理念が、文化をつくっていくように思います。

皆さんの会社の文化は、どんな文化ですか。

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2018 年 07 月 25 日 10:33

「はじめてのおつかい」と人材育成

 放送開始から25年も続いているという人気番組、「はじめてのおつかい」(日本テレビ系列)。私もファンで毎回涙を流しながら見ています。
お使いという壁を乗りこえる体験を通して子供たちが成長していく様子を見ていると、自立ということだけでなく親子関係や地域のあり方まで考えさせられます。

 小さな子どもにとって近所といえど、一人で買い物に行くというのは大きなハードル。勇気を出してスタートしても様々なトラブルが彼らを襲い、心が折れそうになりながらも目標を達成し、自信がついて大人の顔をして帰ってくる彼らの姿は、新入社員が経験を積みながらいい顔になっていく姿にも似ています。
 行く道は不安いっぱいでも、帰り道は小さな達成感と自信にあふれ、親が喜ぶ姿をみて、役立った喜びを感じて、また頑張ろうと思う・・・。
新人や若い社員が、はじめてのプロジェクトに挑戦し、たくさんの人に「よくやったね」と言われて成長していくのも、原則は同じなのかもしれません。

 しかし、最近はトラブルになることを避け、新人に丁寧にやり方を指導したり、指導官が見守りながら指導することも多くなり、新人が「はじめてのおつかい」をする機会が少なくなっている気もします。確かに送り出す方は不安ですし、面倒なことは背負いたくありません。でも、その人の本当の成長を考えた時、やはりこうした修羅場体験・感動体験を経験することは本当に必要な気がします。
 お母さんが涙を流しながらも子どもを励まし、勇気づけて送り出す姿を見ていると、やっぱり時には厳しさも大切なのだと思います。
親(上司)の成長も求められているのかもしれません。

 わが社にも新しい社員が入ってきました。
帰り道の、あの自信にあふれた笑顔で毎日を過ごしてもらえるように、若い人たちに成長の場をつくってあげたいなと思います。

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2018 年 07 月 10 日 09:50

採用はお見合い

 相思相愛。これは恋愛だけでなく、個人と会社の関係でも言えること。ブロックスでは、採用時にはお互いができるだけ裸になり、存分に分かりあった上で入社してもらおうと、何度も話し合いや面接を繰り返していきます。

 わが社では、採用活動に社員も出来るだけ関わってほしいということで、社員面接という段階を設けています。役員がいないほうがリラックスできるはず。そこでは何でも聞いていいということを伝え、面接する側の社員にも聞かれたことは、何を話してもOK。良いことも悪いことも全部伝えてほしいと言っています。
 ブロックスという船に乗る船員であり、長い間一緒に働く人なのですから、うちの会社の社風やいい面も悪い面もみんな見て判断してほしいからです。まさにお見合いのようなものだと思います。
 その後、役員面接となるのですが、ここでも、若い人にどれだけリラックスしてもらえるかを第一に考えています。そもそも緊張しておられますし、話すことに慣れていない人ばかり。もちろんブロックスのことを伝える場面もありますが、こちらから、その人の本当にしたいことや夢を伺ったり、この会社で本当にいいのかどうか、一緒になって考えるようにしています。時には人生相談のようになることも。そんな面接はあまり経験がないのか、時に泣き出す人もいたり、自分の本来の夢に気づき、他の会社にしようという人もいます。
 もし、うちの会社とのご縁がなかったとしても、その人にとってこの時間や体験がよかったと言ってもらえるような時間にしたい。その人の人生にとって次に役立つような面接でありたいと思いながら、採用活動をしてきました。

 大きな会社でも入社して「思っていた会社と違った」「やりたい仕事じゃなかった」とギャップを感じ、早いうちに離職していく人も多いと聞きます。私たちもまだまだ十分ではないのですが、やはり採用時にどれだけ理解しあえるかがポイントなのかもしれません。

 さて、この夏、そんな面接を経て、また新しい社員が入社してくれます。せっかく入社してくれた人たちをがっかりさせないような自分たちであろうと、面接に参加した社員も気合が入っているようです。新人の成長も楽しみですが先輩社員の成長が楽しみです。

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2018 年 06 月 25 日 16:52

地震に備える

先週の大阪北部地震、驚きましたね。
朝7:58分、私は大阪の事務所(中央区/ビルの6階)で仕事をしていたのですが、ドーンという大きな揺れがあり、慌てて逃げる準備をしました。幸い、まだ社員は誰も出勤していなかったのですが、取り急ぎライングループで連絡を取りました。
電車の中にいた人、自宅にいた人いろいろでしたが、みんな無事を確認。家族の皆さんも怪我もないということでホッとしました。しかし、大阪市内の交通はほとんどがストップし、タクシーも捕まらず、道路は混雑し、バスもなかなか来ないという状況。移動中の人達は自分の家に戻るにも大変な苦労がありました。

こうした災害が起きた時にいちばん大事なのは情報収集。刻々と状況が変わるので、なかなか正確な情報を得ることは難しいのですが、私も必死にNHKニュースを見て状況をつかみました。
以下、サイトで見つけた情報ソースをお知らせします。
いざという時に、ご利用ください。
最後になりましたが、今回被災された皆さま、亡くなられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。


気象庁・地震情報:http://www.jma.go.jp/jp/quake/
NHK・地震情報:http://www3.nhk.or.jp/sokuho/jishin/
防災地震Web:http://www.seis.bosai.go.jp/
地震情報サイト(JIS):http://j-jis.com/
気象庁・津波情報:http://www.jma.go.jp/jp/tsunami/
NHK・津波情報:http://www3.nhk.or.jp/sokuho/tsunami/
帰宅困難者対策情報センター:http://www.nagonavi.com/
財団法人日本道路交通情報センター:http://www.jartic.or.jp/
鉄道コム:http://www.tetsudo.com/traffic/
運行情報|ジョルダン:http://eki.jorudan.co.jp/unk/

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2018 年 06 月 19 日 15:13

真面目に働く

 先日、テレビを見ていると、和紙をすく道具、「すげた」をつくる職人が紹介されていました。竹を削って竹ひごを作り、それを細かくすだれ状に編んでいくのですが、その出来上がりの細やかさ、精密さは素人目に見ても本当に素晴らしいものでした。この職人さんが作ったすげたは全国の和紙職人から高い評価を受けているのですが、手作りということもあり、手に届くまでに何カ月も待たなければならないほどだそうです。
誇りを持って楽しそうに働いているその職人さんの笑顔が心に残っています。

 こうした伝統的な工業以外にも素晴らしい技術を持った人がたくさんいるのが日本。例えば、日本の停電率は世界でもダントツに低いそうですが、その奥にはこの職人のように、地道に品質を高め続けてきた技術者達がいるはずです。
 私たちがこうした人達に感動するのは、「真面目に働く」ということがいい、自分たちもそうありたいと根底で思っているからではないでしょうか?私自身も、「人から評価されなくても、その奥にいる人(例えば和紙を作る人)のことを考えて、手を抜かずに真面目に働く」という人の姿勢に感動しますし、自分自身もそうありたいと思いながら働いてきました。

 こうした職人の世界がテレビで取り上げられるようになり、最近は少し見直されるようになったとはいえ、多くの企業の現実は逆の方向に向かっているように思えてなりません。
 効率や量は評価されても、「真面目に働く」ということが、あまり評価されなくなっているのではないでしょうか。
私たち日本人は、本当はどこかで「自分もひとつひとつ仕事を丁寧にやりたい」と思っているはず。「効率よく、早くやれ」と迫られるばかりに、どこかで「丁寧にやっても・・・」「真面目にやっても・・・」と、つい思うようになっていくのかもしれません。
 でも、こんな「妥協した仕事」や「数だけこなす仕事」に慣れてしまうとどうなるのか。もちろん品質も高まりませんが、いちばん壊れてしまうのはその人の「心」ではないかと思います。妥協をしたり、追求することを諦めてしまう仕事ほど詰まらないものはありません。仕事の面白さや醍醐味は、丁寧にやってこそ、真面目にやってこそ味わえるものです。

 昨今、社員のやる気だとか、社員満足ということが議論されるようになりましたが、もしかすると、この「真面目に働く」という日本人のDNAをもう一度評価し直していくことが大事なことかも・・・。自分に誇れる「いい仕事」をしてきたいですね。

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2018 年 06 月 05 日 15:35

ひとの心が輝く環境づくり

 昔から、メンバーのモチベーションを高めるとか、やる気を出させるとか、動機付けのあり方がいろいろと研究されています。報奨金を出したり、賞罰を与えてやる気を引き出したり、褒めたり、叱ったりしながら、「やる気のない人をやる気にさせる」という方法は、確かに有効な手段なのかもしれませんが、私はその奥に何か人に対する傲慢な姿勢を感じてしまいます。本来、やる気はその人の内面から生まれるものであり、「怒られるから行動する」「お金がもらえるから行動する」ではなく、「自分がしたいから行動する」「面白いから行動する」ことが本来の姿だと思います。

 働く人が自らやる気になって働く職場づくりで思い出すのが、埼玉県の川越胃腸病院です。リーダーの望月院長が大事にされてきたのは「ひとの心が輝く環境づくり」です。指示命令やマニュアルで職員を動かすのではなく、職員ひとりひとりの心が輝くような環境をつくることで、働くひとが心の底から「患者様に喜んでもらいたい」と行動する組織にしていきたいと粘り強く取り組んでこられました。

 確かに「主体性を発揮しなさい」「自ら考えて行動しなさい」と命令しても、人は自分が動きたくなければ動きません。望月院長から学んだことは、働く人達が「主体的に動きたくなる」「自ら行動したくなる」環境を作っていくことの大切さでした。「組織はつくるものではなく、できるものなんですよ」と教えていただいたことも心に残っています。

 どうすれば、みんなの心が輝いていくのでしょうか?
 「あなたの裁量で自由にやっていい」という環境も必要でしょう。同時に組織の理念や方向性にみんなが共感していることも必要かもしれません。一人ひとりの社員が、上司からも仲間からも尊重され、大切な存在だと思われていることも大事なことでしょう。職場の仲間がお互いを信頼し、例えば何に挑戦してみたいと思った時に、「やってみたら」と促してくれるような環境であれば、毎日がワクワクしてくるかもしれません。その挑戦がもし失敗したとしても、努力をみんなが認め、「いい経験をしたね」と言ってくれる人達がいてくれたら、さらに心が輝き出すはずです。

 こうした職場のことを書くと「理想論だ、うちの職場と違い過ぎる」と暗い気持ちになる方もおられるかもしれません。私もいろいろな会社を取材しましたので、確かこんな職場はそう多くはないのだと思います。川越胃腸病院さんも20年かかったと言われているように、こんな時間のかかる方向で人を動かすより、権限を持っているリーダーは指示命令を出して人を動かす方が楽に決まっています。(心のストレスは多そうですが)

 でも、「こんな職場は無理」と諦めるのも簡単ですが、実際にやり遂げた人もいるのなら、最初から諦めるのは早すぎるような気もします。「自ら動きたくなるような環境をつくること」は本当に不可能なのでしょうか?
 そもそも、誰しも「人から操作される」のは嫌なもの。自分が人から「動け」と言われるのが嫌なように、人も嫌なはずだと思います。だからこそ、「どうすれば、人を動かせるか」と考えるのではなく「どうすれば、みんなの心が輝くような環境になっていくか」と考えていく思考を持つだけでも、何かが変わってくるのかもしれません。私もできていないので偉そうなことは言えません。しかし、諦めずにやり続けるしかありません。

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2018 年 05 月 30 日 17:50

成長するってどんなこと?

先日、ある会社の人達と「成長するってどんなこと?」というテーマで対話型の研修会をしました。対話の途中では、「志GOTO人シリーズVOL.2 “挑戦、自分を超えろ”」、ある美容師さんの挑戦と成長のドキュメンタリー映像も視聴したのですが、この映像もまた違った視点で見ることができました。

 新人など若い時代は初めてトライすることばかりですから、日々「成長」を意識するのかもしれませんが、何十年も働いていると「自己の成長」ということに意識が向かなくなってしまう人もいると思います。確かに若い時代は伸びしろばかり。成長を「伸びていくこと」ととらえると、仕事の種類や量をこなしていく中で経験や視野が広がります。また難易度の高い仕事へ挑戦したり、限界まで挑戦することによって考え方が深まることも、「伸びる」ことのひとつかもしれません。出来なかったことができるようになる喜びを味わえるのが若い時代です。最近、私は楽器を始めたのですが、今まさにこの面白さにはまっています。
 しかし、技術的な向上が一段落していくと、今度は「質」に目が向くようになるはずです。仕事に本気で向き合っていると、今まで見えていなかったことが見えてくるようになる瞬間や、感じられなかったことが感じられるようになる時が訪れます。

 例えば道具に対して、あるいは仕事そのものに対して、じわっと感謝の気持ちが湧いてきたり、改めて「シンプル」なことが重要だと思えるようになり、「よし、初心に戻ろう」と最初の技術に戻ってみようとすることなど、自分の精神が変わっていく時期があります。イチロー選手の言動をみていると、「仕事の奥行き」や「精神性」への成長意欲を感じますが、どんな仕事にもあるのではないでしょうか。

 ただ、現在はすぐに結果を求められる時代ですから、ひとつのことをコツコツと続けていくことは難しいのかもしれません。しかし、コツコツと続ける努力をあきらめてしまってはたぶん精神的な成長はありません。イチロー選手のような「仕事の奥行き」のような種類の「成長の喜び」は“この仕事を極めよう”とした人しか味わえないでしょう。精神的成長を超えて、その後に「成熟した仕事」ができる人になるように思います。

 対話の中で、「人は一生成長するものだということに気づいた」という人、「壁は嫌だったが、それは成長の糧だったと思えるようになった」という人、いろんな気づきがありました。この「成長」という問いは、本当に深みのあるテーマでした。

「成長するってどんなこと?」ぜひ、皆さんも社内でやってください。

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2018 年 05 月 08 日 09:48

「優しさ」の連鎖

 先日、社内の勉強会で「優しさ」について掘り下げて話し合いました。
 お客様に対して満足度を高めるサービスや対応が求められていますが、どんな素晴らしいマニュアルを作ったとしても、その根底にはその人の「優しい心」がなければきっと無機質になってしまうはず。

 いろんな書籍などで紹介されている伝説に残る素晴らしい対応も、顧客として何かの店に行き、「ああ、いいな」と心がホッとするような対応も、どれも、その人の「本当の優しさ」から生まれているものばかりです。どこかにマニュアルがあってやっているのではなく、その人が「そうしてあげたい」と純粋に思った行動だけがお客様にも伝わっていくのでしょう。機械化が進んでいく時代だからこそ、余計にそんな風な心の底から自然と生まれる優しさが求められるようになっているのかもしれません。

 では、どうすれば社員の「優しさ」を育てることができるのか。私たちの勉強会でもかなりいろんな意見がでました。その中で「優しさは連鎖する」というキーワードが話題になりました。
 確かに優しい人たちの中にいると、自然と優しくなるというのは経験上わかる気がします。困っている時に誰かがそっと助けてくれたり、気を使って声をかけてくれたりすると、自分自身の心が温かくなり、人に対しても何かしてあげたくなることは、皆さんもあるのではないでしょうか。職場が優しい人であふれ、優しい行動が常に行われているとすれば、そのグループに新しく入った人も自然と「優しくなっていく」ということは、学校でも職場でもあることだと思います。
 しかし問題は、最初から優しい集団でない場合に、「誰が優しさの連鎖の起点になるか」ということでしょうか。

 優しさの連鎖ということでは、以前に聞いた、「疲れている時に満員電車で席に座る方法」という話を思い出します。自分が疲れていてどうしても座りたい、でも満員で座れないという時に、どうすれば譲ってもらえるか?という問いです。
 その答えは「満員電車で疲れている人を見たら席を譲ってあげる」ということでした。少しわかりにくいかもしれませんが、自分がまず「譲る側」になる。そうすると、譲られた人は今度、満員電車で誰かに席を譲るようになる。その優しさの精神が連鎖し、自分が疲れている時に誰かが譲ってくれるようになるということです。

 人は誰もが「優しくしてほしい」と思っています。その時に優しくされようと待っている側でいるか、優しくする側になるか。
まずは自分が優しくする側になることが、優しい職場づくりのスタートなのかもしれませんね。

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2018 年 05 月 02 日 11:09

オフィスの環境といい会社づくり

今月の24日から、ブロックス東京のオフィスを移転し、新しい事務所で仕事がスタートしました。
今回、オフィスづくりにあたっては、せっかくなら少しでもいい環境にしたいと、いつも仕事でお世話になっているウエダ本社様やコニカミノルタジャパン様などオフィスのプロにご支援いただきましたが、改めて職場の環境が人にあたえる影響を実感しています。

例えばフリーアドレス。うちの会社でも以前から採用していたのですが、今回は窓際に長机を置きカフェで仕事をするような場所や、簡単なミーティングに使える小さなテーブルを置いたところ、みんなそれぞれがその日の仕事に合わせて好きな場所で仕事をしています。メインの仕事スペースは以前よりお互いの距離が近くなった分、相談や会話もしやすくなった気がします。

働く人を第一に考えるのが基本とすれば、まずオフィスは安心の場所であることが大事。そして無駄な導線がなく快適に仕事ができることも必要です。しかし私はただ機能的な場所というだけではいい仕事は生まれてこないと思っています。
社員同士が何気なく会話したり、コミュニケーションできる場所があることで絆が深まったり、何気ない会話から新しいアイディアも創発されていくのではないでしょうか。
世の中には効率が悪くなると雑談禁止という会社もあるようですが、気軽に相談できたり、無駄な会話があってことお互いが理解し合えてチームワークも良くなっていく気がします。

居心地がいい空間と居心地のいい仲間がいる、つい長居したくなる職場がいちばんの理想です。そんな会社づくりを応援してくれる専門会社も増えているようです。
ぜひ皆さんもご相談してみてください。

・ウエダ本社(京都) www.ueda-h.co.jp/
・コニカミノルタジャパン株式会社
 https://www.konicaminolta.jp/business/solution/space-design/

新オフィス

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2018 年 04 月 25 日 13:08

会社の目的・使命は何ですか?

「志GOTO人シリーズ」の第3巻でご紹介したアイスクリームショップ「コールドストーン」は社員全員が経営理念をとても大切にしている会社です。映像でもその様子が映し出されていたので、感動された方も多いのでしょうか。
コールドストーンの正式社名は、コールド・ストーン・クリーマリー。アメリカのアリゾナ州の小さな町で、最高のアイスクリームを求め続けたサザーランド夫妻が始めたお店が始まりだそうです。一人ひとりの好みに合わせてその場でつくる体験型デザートショップは話題になり、2004年に日本にも登場しました。

そんなコールドストーンの合言葉は「make people happy」。その奥にある経営理念は次のようなものです。

We will make people happy around the world by selling the highest quality,most creative ice cream experience with passion,excellence,and innovation.
私達は大いなる情熱、向上心、成長する意欲を持ち、最もクォリティーが高く、想像力に富んだハッピークリーマリー体験を提供することにより、世界中の人々と幸せにします。
www.coldstonecreamery.co.jp/about/make-people-happy.php

私たちの映像の中でもアルバイトの人が熱く語っていましたが、「私たちはアイスクリームを販売しているのでなく、make people happy、お客様を幸せにするのが仕事だ」と社員の人達は強い使命感を持って働いておられます。

世の中にある企業は何等かのモノを製造したり、サービスを提供している訳ですが、考えてみればそれは「手段」にしかすぎません。薬局で販売しているのは薬ですが、薬局の目的は「健康な暮らしのサポート」ですし、バイクショップはバイクではなく「風を切って走る爽快感や喜びの提供」が目的のはず。私たちブロックスも「映像」は手段で、目的は「見ていただいた方に感動や生きる力が沸き起こって、元気になっていただくこと」です。
そう、それぞれの企業が提供しているのは「モノがもたらす価値」であり、その目的は「人々を幸せにすること」だと思います。

しかし、私たちは忙しくなると、目の前の仕事をこなすことが癖になり、自分の仕事の目的や意義に気づけなくなりがちです。仕事を頑張っていても、やり遂げた達成感だけでは、本当の充実感にたどり着けないのではないでしょうか。

「私たちの仕事の目的は何だろうか」。
そんな風に自分の仕事の本当の価値を考えながら仕事をしていくと、きっと目の前の景色も変わってくるはず。そして、この目的を仲間みんなで共有している時ほど楽しいことはないのではないでしょうか。朝、会社に行く足どりも違っていそうです。

改めてお尋ねします。皆さんの仕事は、誰をどんな風に幸せにする仕事ですか?


CLOD_011

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2018 年 04 月 17 日 15:09

難しいことをやさしく

 先日、あるコンサルタントの先生が、自分が人に何かを教える時に「いつもこんな思いを持っているんだよ」と、次のような言葉を教えていただきました。

 「難しいことをやさしく、やさしいことをより深く、深いことをより楽しく」
 若い時から心がけておられたことだということでしたが、確かにその先生のお話はいつもわかりやすく、そして深い内容ばかりです。この言葉を自分の戒めとして何十年も実践されてこられたそうです。

 そういえば、私の母が通う病院の先生も、患者への説明がとてもわかりやすく、母がいつも安心しているのを思い出します。
 病院に限らず、世の中にはいろんな専門職があり、お客様の質問に答えたり、説明する機会がありますが、「専門性のある難しいことをやさしく語ること」は本当に難しいと思います。忙しい時や自分に余裕がない時に、つい“わかりやすく翻訳する手間”を省いている人も見かけます。「これくらいはわかっているだろう」というような上から目線が気になることもあります。

 しかし、先ほどの先生の話もそうですが、やはり本当のプロほど、頭のいい人ほど「わかりやすい言葉」に気を付けられています。
 専門用語を使わずにできる限り平易な言葉で説明する、カタカナ言葉や略号を使わない。お客様がイメージしやすい「例え」を用意している。すべてを説明しようとせず、ポイントをしぼって説明する等々・・・。営業や販売、あるいはメカニックのお客様対応の職種の人なら、きっとこんなことを学ばれたはずですし、日々意識されているはずですね。
 しかし、それでも相手がどのような知識を持っているか、どのような気持ちでいるかで、説明を変えていかなければならないのが現場での顧客対応の難しさ。
私たちは、いくら「やさしい説明」を受けていても、ちょっとしたことで人は話についていけなくなったりすることがありますが、「わかりやすく」ということは本当に奥が深いと思います。
 冒頭に紹介した先生は、もう70歳を過ぎておられますが、未だに「難しいことをやさしく、やさしいことをより深く、深いことをより楽しく」と意識をされておられるそうですが、常に磨いていくべき技術なのかもしれませんね。

 何れにしても、コミュニケーションの根底には「思いやりの心」が必要なのだと思います。いくらノウハウとして「わかりやすい言葉」を持っていたとしても、この心がかけていると、きっとうまく伝わらないのでしょう。思いやりの心と技術、やはり両面が大事な時代だと思います。

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2018 年 04 月 04 日 09:29

会社は学校?

 全国の新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
 この時期、なぜか気持ちが引き締まるのは、若い人に接すると、自分が新人の時を思い出すからかもしれません。初心を忘れないようにしていきたいですね。

 ところで、若い時、こんなことを考えたことはありませんか?
 「なぜ自分は働くのだろうか?」。学生の時、社会人になってからもふと頭によぎることがあると思います。
 「忙しくても自分の時間がない。なんでこんなことをするのだろう?」
 「なぜ、こんなに目に合わなければならないのだろうか?」
 私も、仕事が嫌になった時、落ち込んだ時、私たちはこの「問い」に向き合いました。「会社はお金をかせぐ場所。だから我慢しよう」と自分を納得させて乗り切ったこともあります。

 しかし、本当に会社はお金を稼ぐだけの場所で、そのためにただ我慢をするだけの場所なのでしょうか?長い年月働いてきて、会社での生活を振り返ってみると、私にとっての会社は「ただお金をかせぐ場所」ではありませんでした。
 じゃあ、どんな場所か?私にとって会社は「学校」でした。ここからは、非常に個人的な意見ですが、こんな変な考え方の人がいるという風に読んでもらえれば幸いです。

 会社での「学び」というと「社内研修」というのがあります。正直私は、あまりこの形の「学び」が好きではありませんでした。私が好きだった「授業」は“現場でのOJT”です。コピー機の使い方、お茶の入れ方、コンピューター操作、接客・接遇、時間管理、プロジェクト管理、様々な専門知識・・。ほとんどが初めてやるばかりで、難しいこともありましたが、私は「先輩たちがやっているゲーム(仕事)に参加するための基礎知識」だという不純な動機?で、とにかく楽しみながら学んでいきました。専門学校で学んだら結構なお金がかかることを、会社はタダで教えてくれる「気前のいい場所」です。

 また、会社という学校では「知識」以外も学べます。
その時は本当に嫌なのですが、時々会社は「失敗の体験」や「修羅場」という課外授業を用意してくれます。その時は「二度とこんな目に会いたくない」と思うのですが、この「修羅場」で学んだことは、私にとって、何事にも変えがたい財産になりました。
 会社では「人間関係」についても学べます。会社という組織で働くことは、否応なしに「様々な人」と交わることになります。時には嫌な人とも仕事をしなければならないこともありますが、この「否応なしの人間関係」で学ぶことは、本当にたくさんあります。「好きな人」ばかりの中では、経験できないことがあります。
 また、会社というのは、時に横暴で、いきなり「明日から〇〇に行って他の仕事をしなさい」と言われることもあります。しかし、これも前向きにとらえれば、「自分を磨くチャンス、新しい出会いが生まれるチャンス」。(もちそん、そんな前向きの人ばかりではないでしょうが、こんな風にとらえてイキイキしている友人もいます。)

 仕事を始めて30年以上たちますが、やっぱり会社は「人生の学校」ですね。辛いこともしんどいことも山のようにありましたが、振り返るとそれはみんな「いい体験(授業)」でした。今の時代、就職しなくても、一人で独立することもできるので、わざわざ人間関係が面倒な会社にいなくてもいいと思う人も多いようですが、私は、この面倒なことが大事だったと感じています。
 こんな感覚は、しばらく働いてみないとわからないのかもしれませんが、もし、働くことに悩んだ時は、こんな風にとらえてみてはいかがでしょう。もしかすると景色が少し違ってみえるかもしれません。
 新人の皆さん、新しい学校にようこそ。
 新しいことに挑戦して、「修羅場」という授業も楽しんでみてください!

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2018 年 03 月 30 日 11:31

人工知能とホスピタリティ

 最近、AI(人工知能)に興味が湧き、関連本を何冊か読みました。その中で面白かった本のひとつが、人工知能が東大合格をめざす「東ロボプロジェクト」の推進者であり、数学者の新井紀子さんが書かれた「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」という本です。

 前半ではシンギュラリティの到来や、AIに人間が支配される未来が来るなどの曖昧な未来予測に警告を鳴らしながらも、人工知能ができること、そして今の限界を、AIを研究した数学者らしく冷静な視点で書かれています。
後半では人工知能が発達する未来に人間がどのような仕事をしていかなければならないかという視点から考える力や読解力が低下している若者と日本の教育の現状に対して警告を鳴らしておられました。

 今、人工知能はたくさんの情報を集めて計算したり、統計を取るなどのことは得意でも、言葉の意味を理解することはできないそうです。人間が論理や数学で表現できないことはコンピューターにもできません。ましてや「人間の気持ち」などプログラミングできるはずがないそうです。
しかし、ある特定の分野(囲碁など)や同じことを繰り返す仕事などについては、近い将来、人工知能が確実に私たちの仕事を奪っていきます。だからこそ、人間はより人間にしかできない仕事をしていかなければ多くの失業者が生まれ、大恐慌になる。こう、警告しておられます。

 私も仕事柄いろんな職業に関心があり、いつも観察しているのですが、確かにロボットでもいいと思える仕事はありそうです。そんなことを心配している間にも、レジなしのスーパー、ロボットが受付をするホテル・・・もうAIの進出は始まっています。

 しかし、いくら便利だといって人の気持ちが理解できない(会話するAIなどは理解しているようなそぶりをさせているだけで本当はわかっていない)ロボットに囲まれる生活は本当に豊かになるのか?私たちにとって面白いのか?と考えると、やはり商売の現場、特に接客サービスの現場では、やはり人間が表に立っていてほしいですね。
店先で困っていそうな様子を察知して声をかけたり、微妙な表情から気持ちを推察したり、こちらがして欲しいタイミングでサービスを提供してくれたりできるのは人しかできないでしょう。ここは人工知能の苦手領域ですから、人間がやるべき領域です。
しかし、もし経営者が「これからはホスピタリティが大事だ」と、社員に無理やり「おもてなしをもっとしなさい」「心をこめなさい」と言ったところで、そもそもその社員がやる気に満ちていて、人への思いやりの気持ちを持っていなければ、ホスピタリティなど提供できません。「やらされ感」では、何れ「ロボットの方がましだ」という議論になってしまうでしょう。時代が変わっても、人間が仕事をする限り、どこまでいっても人のやる気や気持ちが問われていくのではないでしょうか。

 人工知能技術がどんどんと進化していくこれからの10年、20年。私たちにはどんな経営が求められていくのでしょうか?
どんな働き方が必要になってくるのでしょうか。
より、人間らしさが問われる時代になっていくのだろうと思います。

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2018 年 03 月 20 日 18:11

「あたりまえ」を続けることの大切さ

 先日、京都で開催したセミナー「知恵の場」で、DOITで取材させていただいた吉寿屋の創業者、神吉武司会長に「社員を幸福にする力」というテーマでご講演いただきました。
吉寿屋はお菓子の卸・小売の会社。創業54年、年商120億の会社ですが、これまで一度も赤字を出したことがないという優良企業です。
今回は、その秘訣をお話いただきました。しかし、お話されたことは「あたりまえ」のことばかり。ただ、その奥の深さには驚きや感動を覚えます。
例えば「早起きの大切さ」。創業時、どうすれば会社がうまくいくかと考えた神吉さんが考えられたのが「人より多く働くこと」。
「だから社長は早起きしいち早く働くことで会社はうまくいきます」。こう聞くと「単純すぎる!」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、よくよく聞くと唸ることばかりです。
例えば、経営者が早くに会社に行き、掃除をし、倉庫を整理し、商品に向かっていると様々な反省や気づきが生まれてくると言われます。
その小さな気づきを改善しより良くしていく。「現場に目を向ける大切さ」はいろんな経営者が言われていますが、吉寿屋さんも、これを何十年も続けていくことで会社は変わっていったそうです。

 東大合格者。頭が良くて合格した人もいるかもしれませんが、ほとんどは「人より勉強した人」です。大事なのは努力する時間だと神吉さんは言われます。
「エビ(小さな努力)で鯛(大きな成果)を釣る」のではなく、「鯛(大きな努力)でエビ(小さな成果)を釣る」のが会社を良くする極意だというお話が心に響きました。
 確かに私たちは直ぐに「早く成果をあげたい」「楽に儲けたい」という発想をしがちですが、世の中、そんな簡単に儲かるはずはありません。
結局は、小さなことをコツコツと続けてきた人だけが、成功を手にしているのかもしれません。
その他にも、「掃除」「感謝」「人に喜んでもらうこと」「人に施す(何かを与えること)」など、神吉会長が大切にしてきた「経営の基礎力」をお話いただきましたが、どれも「あたりまえ」のことばかり。しかし、だからこそ奥も深い。単純なことをひとつひとつを極めることの大切さを教えていただきました。

 それにしても、成功している経営者の言葉や行動は驚くほど似ていますね。
取材させていただいたDOITの企業の経営者は早起きで、掃除を大切に考え、人を喜ばせることが大好きな方ばかりでした。
成功の法則は、もしかすると単純でシンプルなのかもしれません。後は、やり続けられるかどうか、ですね。

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2018 年 02 月 20 日 14:10

経営理念を伝えるために

先日、神戸で開催した試写交流会は、「経営理念の浸透」をテーマに皆さんで話し合っていきました。経営理念を社員に理解してもらいたいと思う経営者の気持ちと裏腹に、日々の仕事で精一杯で経営理念について考える時間がないという社員の皆さんの状況のギャップ。経営理念の共有、浸透に対して悩んでおられる企業は多いですね。

試写交流会では、最初の問い(語り合うテーマ)を「そもそも、経営理念はなぜ大切なのでしょうか?」と目的や意義を語り合うものにしたのですが、この問いかけは意外と普段考えたり、語り合ったりする機会がないという方が多く、対話はどんどん深くなっていきました。何となく大事であるということはわかっている。でも何故大切かと聞かれると明確に答えられないというもどかしさ。経営者は時間をかけて、自分と向き合い経営理念をまとめたのでもちろん意味も意義も理解しています。しかし、社員はなかなか深く考えたり発言する場もありません。

そんなギャップを埋めていくために、いい会社はどうされているのでしょうか。
徳島の西精工さんは、会社の大切にしたい価値観や哲学を200項目に分け、それを毎朝1時間かけて語り合う「フィロソフィー朝礼」を何年も続けておられます。他の会社では、経営者が毎月のように語り続ける会社もあります。
しかし、それだけやったとしても、実践や体験があって初めて腹に落ちるということもあります。新人の時にはまったく理解できなかったことが、何年か働いている間に、やっとわかっていくということは、誰もが経験されていることではないでしょうか。

そう考えると、経営理念を暗記させようとか、解説書でわかりやすく理解させるというような簡単な手立てだけでは、本当の理解は進まず、むしろ時間をかけ、ゆっくりと何度も何度も自問自答していく機会をたくさん設けていくほうが合っているのかもしれませんね。
いい会社は、やはりいちばん大切なことに、いちばん時間をかけておられます。

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2018 年 01 月 31 日 18:14

マニュアルの是非

先日、接客マニュアルの是非について語り合う機会がありました。ある人は、今の若い人たちを教えていくにはマニュアルがどうしても必要だといい、ある人はマニュアル通りの接客だと機械的で感じが悪いという意見です。

マニュアルは接客の基本や作業手順をまとめたものですから、これが出来なければ、きっとトラブルが起こるでしょう。一方で、マニュアルに頼らずに、自分で創意工夫してやる場合も仕事に慣れていない人が勝手にすると、こちらもまたトラブルが起こるかもしれません。
私は、マニュアルは「基本の手順」なので初期教育には必要だと思います。しかし、いつまでたってもマニュアルの通りにしか行動せず、何でも指示を仰いでから行動したり、自分で考えて臨機応変に対応することをしないでいると、お客様満足が低下する以上に、その人自身が仕事の面白さを失ってしまうのではないでしょうか。

人は考えることや自由な行動を制限されることがいちばん辛いはず。その場その場の状況において、どうすればいいかと考え行動して初めて楽しさが生まれてくるのだと思います。ずっと仕事の面白さを感じられないまま仕事をしていると、いつかマニュアル通りにもしなくなってしまうかもしれません。

マニュアルは基本。だからしっかり身に付けておく。でもそれだけ終わらないで自分らしくやっていこうと先輩が見本を見せていくようにするのがいいのかもしれませんね。
「いやいや最近の若者はそんな教育ではダメだ」という方もおられるかもしれません。しかし、最近アルバイトが主体的に行動し、いきいきと働くお店を見ることも多くなってきました。これから社会人となり羽ばたいていく若い人のためにも、考えて行動することを教えてあげたいと思います。

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2018 年 01 月 25 日 18:13

雪の朝の幸せ

先日の東京は20センチを超える大雪。帰宅困難者が出たり、滑って怪我をされた方がいたり、かなり大変な状況でしたが、皆さんは大丈夫だったでしょうか?

翌日、少し早くに会社に行ったのですが、近所の商店街ではみんなが雪かきをし、通り道を作っておられました。私も早速、その輪に入り雪かきに参加しましたが、既に出来た道を見ていると、それはいろんなお店に通じており、その商店街を通る人が困らないように川のように道が続いていました。
最初はもちろん、自分のお店の前だけの雪かきをしておられたのでしょうが、それだと他の店の人が困るだろうし、通勤する人も大変だろうと人の店の前や道路の真ん中に道を作り、歩きやすいようにしてくださったのです。
ちょっとおおげさですが、その道は皆さんの利他の心で出来た、まさに「利他の道」。雪国では当たり前の風景なのかもしれませんが、自分のことだけでなく、それぞれが人の為に行動をされたことに感動し、爽やかな気分になりました。

「利己的な人よりも、利他的な行為を行う人の方が幸福度が高い」ということも、最近、学問でも証明されているそうです。他の人が喜ぶことをして幸せな職場にしていきたいですね。

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2018 年 01 月 16 日 18:11

人と人のつながりを感じる、温かい場所

先日、自分の悩みや課題をオープンにし、それをみんなで解決するというワークを体験しました。知らない人同士でやるということで最初は遠慮がちだった人達も、そのワークが終わるとまるで昔からの知り合いのように仲良くなっています。

私も体験し、人の悩みに心を寄せて考えたり、自分の悩みに対していろんなアドバイスをもらったりしたのですが、心が温かくなっていくのを感じます。人にとって大切なことはやはり関係性。つながりを感じると元気になっていくのだろうと思います。
こうしたつながりが企業の中に失われていると指摘されるようになって久しいですが、改めて、こうした時間が企業の活力を高めていくためにも大事なことだと考える機会になりました。

「お互い仲が良く、小さなことも相談し合える」とい、言葉にすれば当たり前のようなことが失われると、表面的には頑張れたとしても、いつか疲れ果て、心がもたないのが人間なのかもしれません。そうなれば生産性どころの話ではありません。
企業の中にこんな温かい関係を取り戻すこと。働く時間を管理していくことよりも重要なことかもしれません。
そんな関係をつくるには、元気よく挨拶する、声をかける、同僚を気にする、感謝の言葉を伝える、話し合う・・・どれも続けていくのは大変ですが、たった一人の言葉がけや思いやりある行動に救われた気持ちになる人も多いのではないでしょうか。声をかけられるのを持っているか、声をかける側になるか。みんなが後者になっていくと、いつか自分にも声をかけてくれる人が出てくるのかも。会社が一人ひとりにとってホッとできる温かい場所になれば、きっと生産性も高まり、仕事の時間が幸せな時間なっていくのでしょうね。

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2017 年 10 月 27 日 09:20

潜在能力を開花させる

 突然ですが、私にとっていちばん嬉しいことは、社員の成長を感じる時です。自分に少し甘かった人が本気になってきたり、一皮向けて頼もしくなっていく人の姿を見ると、本当に嬉しくなります。

 成長というと「潜在能力が開花する」という言葉があります。顕在化された能力だけでなく、どんな人もみんな隠れた能力を持っているはずです。隠れた能力が開花されていくと仕事の幅も広がり、面白さ、やりがいも増えていくはずです。では、この隠れた能力は、どうすれば開花するのでしょうか。そのプロセスを考えてみました。
 まず「やったことがないこと」に挑戦しなければ開花しようがありません。
でも「やったことがないこと」は、誰もが躊躇しがちです。「ムリです・・」「できません」と言ってしまいそうです。それに、無理やり「やれ!」と言われて、やらされ意識のまましたり、嫌だ嫌だと手を抜いてやっているようでは、開花するはずもありません。まずは、その人が「やってみよう!」「やりたい!」と思う気持ちで取り組むことがベース。

 そして、「やってみよう」と思い仕事に着手する。そこで、大事なことは「本気でやる」こと。「やったことがないこと」なので、最初からうまくいく訳はなく、試行錯誤の連続で、うまく行くまでには時間がかかるでしょう。この辺りでやる気がなくなってしまう人もいるかもしれませんが、挫けずに何度も繰り返してやってみるしかありません。我慢の時間です。

 しかし、そのうちに「小さな成功」がやってきます。「やった!」という瞬間がくると喜びになり、次のステップへの意欲がわいてきます。その喜びが原動力になり、試行錯誤をしているうちに、ついに「できるようになる」。新しい能力が身についていきます。
新しい能力が身につくことはもちろんですが、実は、この一連の流れの中で、人はいろんなことを学習しています。そして人間的にも成長していくのだと思います。

 しかし、これは意図的に自分が挑戦する時のこと。仕事では「やってみたい」と思うことばかりができる訳ではありません。受動的な仕事でも、人には潜在能力が開花させるチャンスになるときがあります。
例えば、上司から無理難題を言われた。大きな目標を与えられた。嫌いな人と仕事をすることになってしまった。私はこのような一見、ネガティブな状況も、人の成長にとってはすごく大事なことだと思います。
その時に、どんな気持ちで取り組むか。「よし、やってやろう!」と本気で取り組んでみることで何かが生まれてくるはずです。私たちが先日開催した「日本を元気にするセミナー」でも、「やったことがない未知の領域」にトライした人が大きく成長してくれました。

 潜在能力を開花させる為には、基本は自分自身の「やりたい」という気持ちですが、それを促す環境も必要です。「やりたいことはやってみていい」という環境があれば、どんどん成長していくでしょう。

 しかし、そんな環境がなくても、挑戦はできます。「与えられた仕事」「苦手だと思っている仕事」「やったことがない仕事」を喜んで引き受け、本気で挑む。「来るもの拒まず」「自分から仕事を拾いにいく」ぐらいの迫力で仕事をしていくことが大事なのではないでしょうか。

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2017 年 09 月 20 日 17:49

高校野球

 この夏、高校野球の夏の大会を見ていましたが、今年も本当に面白い試合ばかりでしたね。
試合に負けて悔し泣きをする選手、勝って喜びを分かち合う選手。
そんな姿を見ていると、彼らがこれまでどれだけ努力をしてきたか、本気で野球に向かっていたのか、彼らが積み重ねてきた時間の重さを感じます。

 「まあ、これぐらいでいいか」と練習をおろそかにしたり、辛いからと適当なことをしていた人ならば、きっとこの舞台に出てこられないでしょう。
誰よりも練習し、全力を尽くしてきたという自信が、あの緊張感を乗り越える原動力になっているのでしょうね。

 もちろん、努力したからといって、それが必ず実るものではないのかもしれませんが、本気の体験はきっと彼らの人生の中で大きな糧になるはず。
本気になって得られたものは計り知れません。

 仕事もそうかもしれません。本気になって頑張り続けた体験だけが、人生の記憶に残り、成長につながっていくはず。
「まあ、これぐらいでいいか」と仕事をこなしてしまったり、挑戦することから逃れていると、何とか業務は終わっていくかもしれませんが、悔しさも喜びも成長の実感もない、無味乾燥な時間になっていくのではないでしょうか。

 本気になって働く。
10月の「日本を元気にするセミナー」では、このテーマを徹底的に掘り下げていこうと思っています。
元リッツ・カールトン日本支社長の高野登さん、新幹線のカリスマ販売員の茂木久美子さん、そして、ネッツトヨタ南国、かぶらやグループ、徳武産業から「本気の社員」の皆さんを、お招きしています。

 どんな本気が飛び出すか、今からワクワクしています。

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2017 年 09 月 13 日 11:59

強い思いを持つ

 先月はバグジーの久保社長、今月はネッツトヨタ南国の創業者、横田相談役のお話を皆さんに聞いていただきました。
仕事とはいえ、こうした皆さんのお話を聞けるのは本当にありがたいことです。

 横田相談役が、講演の冒頭に「事業を成功させるために何が必要か?」というお話をされていました。
松下幸之助さんと若き日の稲盛和夫さんの逸話をご説明され、成功に必要なものは「強い思い」だということを話していただきました。
これだけ聞くと「もっと具体的に教えてほしい」と思われると思いますが、成功している人は皆、この「強い思い」を持ち続けていたからこそ、そこに向かって長い時間、努力を続けられたのだと思います。

 以前、横田相談役から、30年以上前の「ネッツトヨタ南国の会社案内」を見せていただいたことがありますが、そこにはすでに「みんなが経営に参画する社員が主役の会社にしたい」という思いが明確に書かれていました。
今でこそ、社員満足の大切さが叫ばれてきましたが、もうその当時から横田相談役の「強い思い」は、「社員が幸せになる会社を実現する」ということだったのです。
当時、ネッツトヨタ南国は生まれたばかりでしたし、見本となるような会社があった訳ではありません。
横田さんは「理想」を掲げ、ゼロから人を集めようとされたのです。

 バグジーの久保社長も、業績至上主義の時代に社員が離れてしまい、倒産寸前の状態の中で、「社員のおかげで今があること」に気づき、そこから「働く人が幸せになる会社」にしてこうと変革を続けてこられました。
強い思いとは、「何としても、こうありたい」「何としてもこんな会社にしたい」という覚悟であり、その人が本当に望むことです。
確かに横田相談役のお話のように、成功するためには、まずリーダーにそれがなければ、軸が定まらず、右往左往することになってしまうのでしょう。

 「強い思い」があれば成功するのか?と言われると、もちろんそれだけで成功はないと思います。
その実現に向けては知恵もノウハウも必要なはず。
その思いもなく、ノウハウだけ学んでもうまくいく気はしません。
横田相談役も久保社長も、自分がどうしても次元したい「思い=夢」が先にあり、それを実現するための具体策を実施し、それこそ何度も何度も失敗と挑戦を繰り返しながら、今の姿を築かれたのだと思います。

皆さんにとって、自分がなんとしても実現したい理想、「強い思い」は何でしょうか?
人生において追い続ける「夢」があることは、本当に素晴らしいことだと思います。

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2017 年 08 月 31 日 13:52

掃除で心が磨かれる

 何年か前になりますが、映像で取材するだけでなく、いい会社のお掃除を自分自身で体験するともっといい会社の原点が理解できるのではと思い、顧客満足度全国一、そしてお掃除で有名な自動車販売会社、神奈川のホンダカーズ中央神奈川さんにお伺いしたことがあります。

 この会社は、始業前に、全員で店の外や中を徹底的に掃除するのが日課です。そのおかげでお店はいつもピカピカ。埃ひとつなく爽やかな空気感に包まれています。
私は社員の人に混ざって、雑巾がけをさせていただいたのですが、毎日掃除をされているので床もテーブルも綺麗です。一生懸命掃除をしているのですが、雑巾を絞ってもほとんど水が汚れることがありません。私は社員の人に「こんなに綺麗ならば一日置きの掃除でもいいと思いませんか?」と聞いてみました。すると「いえいえ、水が汚れているでしょ。毎日やっても埃が落ちるんです」と仰いました。

 そう、社員の方の基準と私の基準が違っていたのです。毎日しっかりお掃除をしている人にとっては、小さな埃も汚れ、水の濁りも気になるのです。ある経営者の方が、「掃除は心配りや気づく力を養うことができる」と仰っていたことを思い出しました。小さな汚れや埃に気づける人が接客にあたるから、お客様の気持ちにも心を配ることができるのでしょう。この会社が顧客満足度日本一を続けている理由は、こういう小さなことに気づける人が育っているからのだと、その掃除の体験で学んだ気がします。
 たかが掃除、されど掃除。
掃除で実際に綺麗になるのはお店ですが、その行為の中で人に対する気遣いや優しさ、小さなことにも手を抜かず一生懸命取り組む心、仲間と協力する力など、社員の人達の心が磨かれ、綺麗になっていくのかもしれません。掃除はやはり仕事の基本です。

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2017 年 08 月 18 日 13:21

「やる気」と「本気」

 「日本を元気にするセミナー」の企画チームが、「やる気」と「本気」はどう違うのか?など、ずっと「本気」について話し合っています。

 まず、「やる気」です。「やる気を出せ!」とか「部下のやる気を高める」という使い方をするのですが、例え「やる気」にさせてあげることができたとしても、そんな風に外側からしかけられ高まった「やる気」というのは、確かにその場では「やろう!」「やるぞ」と思っても、持続するかどうか、どこか怪しげで、もしかするとどこかで火が消えそうな感じもします。

 一方で、「本気」という時は、きっと人は、「もう、どうしてもやりたい」と感じているので、人から何を言われようと関係がなく、何が何でもやってしまうような状態でしょう。自分がそうしたいからやる。それをすることが、自分が楽しいから挑戦する。本気で働いている人の「やる気」は持続的で、内発的。フローになっ
ている人でしょう。
 誰しも、仕事をしている時に、「こんなところでいいか・・・」「ある程度できたんだし」と妥協するような時があります。自分で「この辺りでOK」というレベルを設定して働いている人は、やる気を必死に高めている状態かもしれません。
本気になっている人は、そう簡単に「妥協」なんてしないでしょう。だから、どんどん仕事の質もあがり、成長していくはずです。でも、本気になったからといってすべての仕事がうまくいくとは限りません。失敗した時にどれだけ悔しくなるかどうか。やる気と本気の差は、深い悔しさを感じるかどうかという視点もありそうです。

 しかし、いちばんの問題は、「どうすれば、本気になれるのか?」。「人を本気にさせていくことは可能なのか?」・・・なかなかの難問です。皆さんもお仲間で話し合ってみてはいかでしょうか。

 そんな訳で、10月に開催する「日本を元気にするセミナー」のテーマは、「本気のカタチ」。
本気について、本気で考えてみるセミナーです!ぜひ、皆さまのご参加をお待ちしています。

第18回日本を元気にするセミナー
http://www.doit-fun.jp/blocksseminar/20171011_1

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2017 年 08 月 08 日 18:07

成長していくために必要なことは?

 人はどんな時に成長するのでしょうか?
いろんな意見があると思いますが、自分自身の過去を振り返ると、3つほどのポイントがあるように感じます。

 ひとつは、大きな失敗。失敗は確かに辛い体験です。でも、その時にいちばん自分の至らなさを痛感します。その時に先輩が言葉をかけてくれたり、励ましてくれたことで、私は「このままではダメだ」と努力するようになり、何かそこを基点に成長できてきた気がします。

 もうひとつは、責任と修羅場の体験。自分がやったことがない大きな仕事を任された時、お客様のクレームに一人で行った時・・。いろいろありましたが、この会社を立ち上げた時もしばらくは修羅場の連続でした。
その体験のすぐあとは「もうこんな経験はしたくない」と思ったものですが、今思えば、そんな修羅場のおかげで、胆力というか、強さを学ばせてもらったような気がします。

 それと、もうひとつの成長のポイントは人を指導する立場になった時。入社して何年か経ち、自分で仕事ができるようになって一人前のような気持ちでいた若い時、年上のパートさん達を教える役割になりました。思うように伝えられずかなり悩みましたが、そのプロセスも成長につながりました。よく「人に教えることが、いちばんその人が成長になる」と言いますが、確かにうちの若い社員も後輩が入社してくるとみるみる成長しています。

 もっと効率的に知識を学び、大きな失敗をせずに成長されている方も多いと思いますので、あくまでも自分の体験でしかありません。しかし、これからの時代の仕事はどんな職種であれ、新しいことに挑戦していかなければならないはず。修羅場や失敗体験から学ぶことは論理的に説明ににくいものですが、成長をしていく上では欠かせないものだろうと思います。

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2017 年 07 月 26 日 18:11

理念を感じる社員のふるまい

 先日、社内の勉強会で、DOITのヨリタ歯科クリニックを題材に、「いい会社が大切にしている経営の価値基準」について学びました。
その中で講師の山崎宣次さんが、「経営理念は、それに心から共感する社員のふるまい(言葉や行動)としてお客様に伝わる」というお話がありましたが、確かに日々の社員のふるまいこそ、企業のすべてだと思います。

 私が好きなあるお店では、どのスタッフもみんな親切で丁寧な応対をしてくれます。その会社の理念は、商品を売るのではなく、商品を通して幸せを提供しようというものですが、確かに社員のひとつひとつの所作や言動に、そんな思いを感じます。その店のファンの一人ですが、顧客は商品とサービス、社員のふるまいを通して、「企業の精神」にほれ込んでいるのかもしれません。
しかし、そんな社員のふるまいは、そこで働く一人ひとりが、その理念に心から共感していなければできませんし、誰か一人でも違う思いで働いていると、せっかく他の人が頑張っていたとしても、お客様には伝わらないでしょう。

 小さなお店でもその実現は難しい。数千人の大きな会社で、すべての社員が理念に心から共感して働くようにしていくことは本当に難しいことだと思います。
しかし、先ほどのお店もそうですが、志や思いを共有できる仲間と働ける職場は、働く人にとっても「働きやすい職場」に違いありません。しかも、そんな会社の社員は人に喜ばれる行為を通して、自分自身が感動し、成長を実感しています。お客様の為にも社員の幸せの為にも、理念を共有する会社づくりは重要です。 一も二も理念の浸透。ここに全力を尽くしていくことが経営者の役割だと改めて感じた勉強会でした。

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2017 年 07 月 19 日 17:06

面接はお互いの成長の場

 この7月にまたブロックスに新しい仲間が増えました。この数年、採用を控えておりましたが今年は1月に2名採用。7月に1名と、どんどん若い人が増えてきています。ブロックスでは、会社説明会、二次面接、最終面接と3段階の面接を行っているのですが、私は「ブロックスに入りたい」と言ってくれる人が集まってきてくれるだけで嬉しくなり、会う人会う人が好きになってしまう癖があり、最終選考の時がいちばん辛くなります。

 一般的に採用は「企業が応募者を選ぶ」というイメージですが、本来は双方向。「応募者が企業を選ぶ」場でもあるはず。統計では新卒の3割が3年で辞めていってしまうそうですが、長く働いてもらうためには、企業も「この人と一生働きたい」、応募者も「自分でしっかりと考えて自分で決めた」という気持ちになることが大切だと思います。恋愛のように、お互いに「この人(この会社の人たち)が好き」という気持ちが生まれないと長期に渡るいい仕事はできません。

 会社を理解してもらうと言っても、会社にとって大事なことは数字で表せないことばかりです。理念、社風、考え方。そんな人が生み出す会社の文化のようなものをわかってほしい。ブロックスでは短時間でも、その辺を伝えていけるように工夫しています。

 面接では聞かれたことは何でも包み隠さず話します。社員と話し合う時間も大事にしています。私のいないところで、いろんなメンバーがざっくばらんに話をする場があります。面接の空気感も大切ですよね。若い人は偉い人(偉くないのですが)に会うと思うと緊張してしまうと思うので、出来るだけリラックスしてもらおうと気を使っています。
最終面接では1時間以上お互いのことを話し合います。時間が立つにつれ緊張感もほぐれてきて、だんだん素顔が見えてきます。時には進路相談のようになることも・・・。ずっと断られ続けてきて、自分に対して自信を失っているような人もいました。話をしっかり聞いてあげると、泣き出したり、すっきりしていい表情になって帰っていかれる人もいます。

 面接はやっぱり恋愛に近いのかもしれません。私たちの採用基準の中に「この人とずっと一緒にいたいと思えるか」というものがありますが、第一印象やフィーリングも大事です。
しかし、会社で働いた経験がない学生さんにとっては、会社をどうやって選べばいいかわからないのも事実。私は、時間があれば、自分にふさわしい企業の選び方や、仕事の厳しさ・面白さなどを教えてあげるようにしています。
また、採用に社員が携わることで、自分のやりがいや成長を再確認できます。採用活動は、社員の人の成長にもつながっていくものだと思います。
採用になってもならなくても、その人にとって、その日が「いい経験になった」と思ってもらえるような面接。応募者の人達にとっても、会社にとってもお互いの成長につながる場にしていきたいと思っています。

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2017 年 07 月 10 日 15:57

一所懸命モード、つまらないモード

先日、ある会社の駐車場の誘導係の方にお話を聞きました。入庫してきた車を誘導し、安全に送り出す。たったこれだけの仕事ですが、出来る限りお客様の名前を覚え、お名前を呼んでお迎えするなど、この字事に本当に真剣に取り組んでおられます。
何より大事にしておられるのは、安全に誘導すること。声の大きさ、ミラーに移る位置、手の振り方・・・未だ、これでOKと思うような誘導はないと仰っておられました。
その本気の姿勢にただただ感動して聞いていました。

「今、ここに、一所懸命に」。私も大好きな言葉ですが、やはり仕事には一所懸命に取り組んでいくことが大切なんだと思います。
これは私の感覚ですが、一所懸命には多くのご褒美がついてくるのだと思います。
一所懸命に取り組むと、仕事の奥深さがわかります。奥深さに出会うと面白くなります。
面白くなると工夫をしたくなり、能力が向上します。感謝されることも増えてきて、やりがいが生まれます。
フロー状態になると時間も短く感じます。一生懸命やった後の達成感で一日が終わり、プライベート時間も楽しくなります。

こんな法則を体験しているので、私はとにかくどんな仕事でも、まず「一所懸命モード」でやってみることにしています。脳をだます訳ではありませんが、嫌だなと思う仕事でも、手間がかかる仕事でも、一生懸命やっている状態の脳に近づけていくと、だんだんと楽しくなっていくから不思議です。

「楽しさ」というご褒美をもらわないうちに、「こんなつまらない仕事をされられている」と思いながら仕事をしている人をみると、本当にもったいないなあと感じます。「つまらないモード」の脳では楽しさには出会えません。そして、モードを切り替えることができるのは、自分しかできません。

今日は、どちらのモードでやりますか?

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2017 年 06 月 19 日 15:51

喜びが生まれる仕事

少し自慢のようなお話で恐縮なのですが、とても嬉しいことがありました。
先日の夜遅く、ある社員から電話がありました。「仕事の打ち上げをお客様とやっているのですが、本当に喜んでくださっています。」という内容。その会社様とは、この一年、イベント運営、映像制作、ベンチマーキングといろんな仕事をさせていただき、うちのメンバーもいろんなことを学ばせていただいたお客様だったので、本当に嬉しかったのだと思います。
すると「お客様に代わります」と一緒にいたお客様に電話を回してくれました。お客様がぜひ話したいということだったようです。

 「〇〇さんは、まるでうちの社員の一員のように一生懸命考えてくれるし、頑張ってくれているんですよ。本当にありがとうございます。どうか担当を変えないでくださいね。」という、有難い言葉をいただきました。

 私たちブロックスには、「お客様以上にお客様のことを考えよう」という精神があります。すべてのお客様に対して十分にできている訳ではありませんし、行き届かないこともたくさんありますので、本当は偉そうにいえることではないのですが、少なくともうちの社員は気持ちだけは、お客様のお役に立とうというと本当に頑張ってくれています。
ですから、「自分の会社の一員のようだ」と言ってくださることが、私にとって何よりも嬉しい瞬間。苦しいこともたくさんありますが、このために会社をやっているような気持ちになります。

 仕事はお客様がいなくてはなりたちません。そして、そのお客様のためにすることが楽しいと思う社員がいなければ、良い仕事は生まれません。つくづくお客様と社員によって会社は育てられ、成長させていただいているのだなと思いました。

 仕事とは喜びのタネをまく活動。一生懸命頑張ることで、お客様も働く人も、関わる人もハッピーになる。ただお金のやり取りではなく、やはりそこに喜びが生まれなければ、仕事はまったくつまらないものになってしまうと思います。

 ひた向きに、一生懸命やる。そこだけは負けない会社にしていきたいと思います。

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2017 年 06 月 13 日 09:57

仕事の目的を意識する

 ブロックスでは、以前から地方自治体で働く公務員の人材育成のお手伝いしています。
テーマは「いきいきとした職場づくり」。その中で、「川越胃腸病院」の映像をご覧いただき対話をしていただく時間があるのですが、映像に映し出されるこの病院の姿に、ハッとされる皆さんが多く、いつもこの時間に何かを感じてくださっています。

 ご存じの通り、川越胃腸病院の皆さんは、「患者様の幸せ」のために、職員が垣根を越えて心をひとつにし、一人一人がいきいきと働いている職場です。部門の垣根を超えること、仲間同士で協力し合うことなど、対話の中ではいろんな気づきが生まれていきます。
その中で「この病院はみんな志をひとつに働いている」ということに関心を持たれる方が多いので、なぜ、そう思われるのかとお尋ねしてみました。すると、「私たちは普段、そのようなことを考えたり、語り合う場もなく、仕事も多岐にわたっているので、どうも一体感を感じない」「市民から感謝されることはありません。やりがいを感じることが少ないんです。」等と話してくださいました。
市民は、私たちは税金を払っているのだから何かをやってもらって当たり前だと思うので、わざわざ職員の皆さんに、感謝の言葉を言うことは少ないのでしょう。そしていつも市民から「たたかれる」立場なので、つい仕事が防衛的になってしまうのかもしれません。確かにそんな環境ではそんな気持ちになってしまうのでしょうか。

 しかし、そもそもを考えると、市役所などの組織の目的は、その地域に暮らす人々がいつまでも幸せに暮らせるようにすることであり、目的は極めて明確です。私も、いろんな公務員さんを見てきていますが、市民の生活を影で支える公務員さんの仕事は、本当に尊い仕事だと思っています。
我々もそうですが、つい目先の目標を達成することばかりに目が向き、上司もそのことばかりを追求するような環境に長くいると、ついその大事な志(目的)を忘れてしまうこともあるのかもしれませんね。
しかし、例えば、毎日、書類を作るという業務だとしても、それは「誰かを幸せにするためのプロセス」。これは事実です。その先にある「誰か」を意識しながら行うかどうか。
  もし、自分の子どもが、「お母さんの仕事はどんな仕事?」と尋ねた時に、「ただ書類を作るだけのつまらない仕事」だと答えるか?「この書類で手続きが円滑になり、困っている人が早く助かる大切な仕事」だと答えるのか?

 どんな仕事は「何のためにやるのか」を突き詰めてやっていきたいですね。

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2017 年 06 月 06 日 11:24

経営理念の言葉の奥に

 先日、ある大きな会社の工場に勤務されている皆さんとお会いした時、その部門の中だけで配られているという「ビジョン・カード」を見せていただきました。会社全体のビジョンはもちろんあるのですが、それをもっと具体化に落とした、自分たちの部門の「ビジョン」をそのリーダーが作り、メンバーに配っておられるのです。今期のゴールイメージ。「みんなで目指していきたい部門の未来像」がそこに描かれていました。

 その中の「お客様や関係者の姿」の項目の中に、「笑顔が増大している」という見出しがありました。「笑顔とは、もちろんビジネス上の愛想笑いでも、ただお客様が笑っているということではない。お客様が“この人たちはちゃんと我々のことを考えてくれているな”“安心できるな”と信頼してくださっていること」だと説明も書かれていました。
私は、「信頼の増大」ではなく、「笑顔の増大」と書かれたことに「単にビジネス上の取り引きではなく、人と人の想いも交わせるようなモノづくりをしよう」というような思いも込められているように感じ、いちばん心に残りました。

 話は変わりますが、先日、「優しさ」という言葉について議論したことがあります。皆さんは、「“優しい”ってどんなことだと思う?」と問われた時に、すぐに言葉が出てくるでしょうか?私は迷います。厳しことだって「優しい」ことであるはずですし、表面だけの「偽りの優しさ」もあります。「優しさ」を語り合うと、どんどん深まっていきました。

 経営理念やビジョンに書かれている言葉はどれもシンプルです。でも、どの言葉も奥にある意味や込められた思いは深いはず。だからこそ、深く考える必要がありますし、言葉の意味をみんなで語り合って、初めてその深さに気づくのが「経営理念」なのかもしれませんね。長年働き、仕事経験を重ねることでさらに「深さ」に気づく人もいます。
「私はもうわかっている」と考えなくなるのが、いちばん勿体ない気がします。

 皆さんの会社の「経営理念」。その奥にはどんな意味や思いが込められているのでしょうか?

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2017 年 05 月 30 日 12:03

事業運営の原則

 先日、社内の研修のひとつである「経営勉強会」で、「いい会社には、絶対に譲れない価値基準(事業運営の原則)があり、それを大切にしている」ということを学び、まず、我が社(ブロックス)の価値基準について語り合いました。 価値基準とは、家庭の中の家訓のようなもの。食事の時はみんなで食べる、何か困ったことがあれば、みんなで助け合うなど、いろいろな側面における基準です。

まず話し合ったのはお客様やお届けするサービスについての原則。「ブロックスはお客様にどのような価値を提供しているか?」ということでした。私たちが提供するサービスは「映像」です。もちろん映像づくりにはこだわりを持って作ってきました。ただ、成功している会社のノウハウをお伝えするために作ってきた訳でもなく、そこに「願い」のような気持ちがありました。まず、そのあたりをみんなで出し合いました。

理論や理屈のご紹介ではなく、いきいきと働く人たちのリアルな活動をご紹介したい。
見ていただいた方の「心」に響く映像でありたい。
見ていただいた方の心の中に、仕事への意欲、希望が生まれる映像でありたい。
いきいきと働く人たちの事例を通して、働くということは自分の成長につながる素晴らしいことだということをお伝えしていきたい。
ただ、映像を売って終わりの商売はしたくない。映像がお客様の会社の教育に役立ち、心から喜んで使っていただけるようにご支援をさせていただきたい・・・

いろんな意見が出てきましたが、確かに創業からずっと、そんな思いで、映像を作り続けてきました。こんなことを話し合っていく中で、最後に講師の山崎宣次さんが、まとめとして「ブロックスが大切にしてきたことを言葉にすると“いきいきと働く人々の事例を通して、働く人たちの人間的成長のお手伝いをすること”ではないですか?」と仰ってくださいましたが、確かに私たちが大事にしてきたことは、そういうことだと思います。
まだ十分にできている訳ではありませんが、こういう言葉に表してみると、この分野ではどこにも負けない会社になっていきたいと、改めて感じます。

皆さんの会社の絶対に譲れない原則は、どんなことでしょうか?
わかっているようなことでも改めて話し合うといろんな気づきがあると思います。
この原則は、ビジネスの原点。きっと業績をあげることよりも大切なものなのでしょう。

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2017 年 05 月 24 日 10:32

「待ち時間の不満」は満足に変わる?

 病院やテーマパークなどの待ち時間でイライラした経験は誰しもあるはずですが、ある経営コンサルタントの調査によると、以下のような場合には、より時間が長く感じてしまうそうです。それが、「何もしていない時」「不安がある時」「待ち時間がわからない時」「待つ理由がわからない時」「不平等な待ち時間」「独りの待ち時間」などの場合だそうです。この「待ち時間の不満」を解消するためには、どんなことができるでしょうか?

 「待ち時間を表示する、伝える」こともよくあります。あるいは「待合室に雑誌や本を置く」というのもよくされている対策です。
並んでいるお客様に声をかけ「先にお選びください」とメニューを渡してくれるお店もありますが、不満の解消にもなりますし、提供のスピードアップになるかもしれません。また、おもてなしの気持ちがあるお店では、不安そうな方や時間を気にしている方を察知して、スタッフが声をかけてくれる場合もあります。
待ち時間を「何かしている時間」にするという点でいえば、ディズニーランドさんでは、並んでいる間でもどこからでもショーが見られるように工夫されているそうですね。これだと待っていることも楽しみになります。

 現場の人手不足の時代ですから、受付だけで精一杯というお店も多いのかもしれませんが、せっかくお越しいただいたお客様を待ち時間でイライラさせては、やはり勿体ない。忙しい時に本部や工場の人が手伝いに来たり、常に職場を移動し一人ひとりが何役もできるように備えるなど、全員が協力してお客様対応に力を入れている会社もあるそうです。無理難題のような課題のように見えても、まだやれることはあるのかもしれませんね。


待合室

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2017 年 05 月 18 日 21:10

創業の精神

先日、ある会社のベテラン社員の方が「残念なことに、うちの会社はだんだんと創業者の理念や精神が薄れてしまっている」と話されていました。創業者を知る世代がだんだんと少なくなくなり、今や理念はお飾りになってしまい、何かというと売上・利益のことばかりになっているということでした。

創業者がおられる時や創業者の魂をたたき込まれた方が活躍している時代は「精神」は何も言わなくても「背中」から若い世代に伝わっていくのでしょう。しかし、企業が大きくなり人が増えていくと、やはり誰かが意識的に伝えていかなければ、伝わらなくなるのかもしれません。

しかし、精神は価値観ですから、本当に伝え方が難しいところです。ただ言葉にして教えればそれで伝わるものではなく、一人ひとりが自分の中で「そうだ」と心から感じる瞬間がなければその人の価値観にまで進化しません。頭で「理解する」ということと「そうだ」と心で納得することは大きな違いです。

やはり普段から「会社の精神」をみんなで語り合う場が必要なのでしょうか。私も以前の会社の創業の精神が腹に落ちたのは入社してから、かなり年数がたったころでしたが、やはり最初はわからなくても、朝礼や会議で精神に常にふれ、考える機会をつくっていくことが必要なのかもしれませんね。仕事の価値観はやはり現場の中で磨かれ培われていくもの。だからこそ、理念浸透はやり続けるしかないのでしょう。

私たちも、創業者の映像制作や、理念を語り合う場づくりなど、お客様の会社の「創業の精神・理念」の浸透をじっくりとお手伝いさせていただこうと思います。

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2017 年 05 月 09 日 10:41

お客様満足と働く人の満足

 お客様第一、お客様に喜んでいただくことが何より大事。
 利己より、利他。自分より他人の幸せを優先する。

 このような言葉を聞き、「みんな本当は自分の為に働いている、そんなのは綺麗ごと」だという方がいます。確かにみんな「自分が幸せになるために」働いているのですから、人の幸せや満足を優先するというのは理屈ではわかっていても、心からそうだと思いにくいのでしょう。

 ただ、「人に喜んでいただくことが嬉しい、人に役立ててうれしい」という気持ちは誰もが感じたことがあるはず。いきいきと働いている人は、たいてい、お客様の笑顔が自分のエネルギーと言います。まさに、お客様のために働いているとも言えますし、自分の幸せのために働いているとも言えます。

 何でもお客様のニーズに合わせ、社員に過重な労働を強制する「行き過ぎたお客様サービス」の見直しが話題になっていますが、お客様に喜んでいただくということが働く人の喜びや幸せに結び付かないのは、確かに問題です。 でも、究極的には、働く喜びとは、人に役立ち、その過程で自分が成長できることではないでしょうか。他の人の喜びと自分の喜びが融合するからこそ、幸せを感じるのだと思います。お客様満足(利他)と社員満足(利己)が同時に満たされる、そんな経営を目指していきたいですね。

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2017 年 04 月 25 日 18:14

やりがいを高めるものは?

 先日、伊那食品工業の社員の方にお話を伺う機会がありました。
「いい会社」で知られる伊那食品工業の社員の人たちは、普段、どのような気持ちで働いておられるのか、いろいろとお聞きしたのですが、その中で、モチベーションについて以下のような話をしてくださいました。

 「会社に来るのが楽しいし、仕事にやりがいを感じています。でも、勘違いされがちなのですが、仕事が決して楽な訳ではありません。納期もありますし、品質に対するプレッシャーもあります。それでも、苦しくなったり、辞めようという気持ちにならないのは、困った時、悩んだ時に、いつも誰かが助けてくれるからです。先輩がいつも見てくれるし、上司だって偉そうにされていないから、すぐに相談できるんです。」

 確かに、どんな仕事も楽なはずがありません。ノルマがあろうがなかろうが、この時代に、お客様に喜んでいただき価値を生み出していくことはハードなことに間違いはありません。その中で、伊那食品工業の皆さんは、「楽しい」と感じられる人ばかり。同じ状況にあっても、「頑張ろう」と思えるか、「やらされ感」になってしまうのかの違いは、「周りの環境」が大きいのかもしれません。

 社員のやりがいを高めるために、インセンティブを与えたり、給料や賞与を上げるなど「お金」を考える会社もありますが、もしかすると、人がいちばん頑張れるのは「同じ価値観で、お互いに支え合って働く仲間の存在」ではないでしょうか。
社内で成績を競わされたり、派閥や何かで部門同士がいがみ合ったり、挨拶もせずに働き始めたり・・・、笑顔も出せないギスギスした環境こそ、働く人の生産性をいちばん低くしていることなのかもしれないなと、伊那食品工業の皆さんのお話を聞いて感じました。


カンテンパパガーデン

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2017 年 04 月 04 日 10:55

働くことの幸せ(新人の皆さまへ)

 いよいよ新年度です!新しく入社された新入社員の皆さん、おめでとうございます。いよいよ社会人ですね。

 最近、大学生に聞くと、社会人になることや働くことに対してあまり良いイメージを持っておられない方が多いそうですが、私は「働くことは辛いことばかりではない」ということをお伝えしたいと思っています。

 確かに、お客様がいて、納期があって、協力してくださる人がいて、品質があって、お金がからんでいることなので、仕事はシビアで大変なことばかりです。でも、そんな厳しい中でこと味わえる幸せがいっぱいあることも知ってほしい。

 例えば、皆さんも学生時代、スポーツで味わったことがあるはずですが、仕事の中には「達成する幸せ」(達成感)があります。一人で孤独に挑戦することもありますが、チームで協力しながら価値を生み出していくのが仕事。そこには「共に働く幸せ」もあります。いい仲間がいてくれてよかったと思えた時の嬉しさは格別です。

 その結果、お客様から感謝され「喜ばれる幸せ」を感じるはず。そして、仕事ができるようになり、世の中に貢献できていると感じられた時には、きっと「役立つ幸せ」も感じるかもしれません。仕事の荒波を乗り越え、修羅場をくぐり、数年後に自分を振り返った時、自分が変化していることに気づくはず。「成長する幸せ」を感じる瞬間が訪れます。今まで書いていませんが、もちろん「お金をもらえる幸せ」もありますよ。

 こんな風に、仕事には、いろんな「幸せ」があるのだと、私はいろんな会社のいろんな人をみていて実感しています。でも、残念ながら「仕事の中の幸せ」を感じられずに、愚痴や不満に明け暮れている社会人も多いので、にわかに信じられないかもしれませんよね。
幸せを感じられるようにするために、どうこの一年を過ごすか。

 愚痴不満の先輩の働き方も、ワクワク楽しそうな働き方をする先輩にも学んでみてほしい。
私が若い人にアドバイスするなら、ひとつは、与えられた仕事を、一所懸命に手を抜かずに頑張ること、そして感謝の気持ちを忘れないこと。いつもこの2つを若い人に教えています。考えてみてください。いろんな事情で働けない人がいっぱいおられます。仕事ができるだけでもラッキーなこと。今に感謝し、この時を、その仕事を、全力で頑張ってみた時に、一年後にどんな幸せを感じているか。一度、味わってみてください。

 仕事は面白い!私は、20年以上、楽しさしか感じていません。

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2017 年 03 月 29 日 15:10

新人の振り返り研修

 一般の新入社員は4月入社ですが、うちの会社(東京オフィス)には、今年の1月に二人の新人が入社しました。事情があって一般の就職活動のタイミングから遅れてしまったのですが、この3か月、本当に頑張ってくれています。

 この間、研修や実地教育でいろんなことを体験し、3か月を振り返る研修で彼らとじっくりと話をしてみたのですが、嬉しかったのは、「とにかく、すべての仕事が楽しい」「もっと会社に貢献できるよう成長したい」と話してくれたことです。

 実はこの1~3月は先輩たちが最も忙しい時期。ちゃんと教えることができないので、心配していた面もあったのですが、こういう気持ちになってくれるのは、教育の成果ではなく、まわりの先輩たちが忙しくても楽しくしている背中を見せてくれていたからだと思います。

 我が社の経営理念についての話もしました。入社間もなく研修で話をしたのですが、先輩の仕事を見てきたこのタイミングだと、すっと心に入るようです。私がいくら経営理念や行動はこうだと伝えても、まわりの先輩たちが理念に共感し、実践してくれていなければ単なるお題目を聞いているように思ったはず。本当にありがたいなと思います。

 やはり新人が最も成長するのは現場です。まわりにいる先輩たちの仕事への姿勢やチームの空気感を良くすることの大切さを改めて感じた研修でした。


入社式

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2017 年 03 月 22 日 10:09

形に心を入れるには?

 先日、ある会社の方が「自社は朝礼でハイタッチをする決まりがある」と話されていました。目的は朝からスタッフの気持ちを盛り上げ、笑顔でスタートすることです。この仕組みを各店舗に展開し毎朝実施してもらっているそうですが、ハイタッチで笑顔になって良い空気になる店もあれば、形だけでみんなの気持ちが盛り上がらないというところもあると悩まれていました。

「店舗は空気感が大事。いい空気のお店はお客様も気分が良くなり、商談もスムーズに進むはず。だから朝いちばんの朝礼でよい空気をつくることが重要だ」。きっとこのような説明はあったと思いますし、理屈ではわかっているはず。うまくいく店といかない店があるのは何故なのでしょう。その方は取り組むリーダーが本気になっているかどうかだと考えておられますが、確かに人に本気になってもらうことはそう簡単にはいきません。「もっと本気でやりなさい」と言って本気になるなら、どの企業も成功していくでしょう。

この事例だけでなく、本社から現場に通達される「仕組み」に心が入るかどうかは、どの会社も抱えられていると思うのですが、皆さんは、現場の人たちに本気に取り組んでもらうためには、どうすれば良いと思われますか?

「人が本気に取り組む」ということは、そのことに自分が納得し「自分にとって、それを行う理由」が見つかった時しかないと私は思います。そう考えると、簡単に本気になってもらえる方法などはなく、やはりその仕組みを定着させたいと思うリーダーが、粘り強く現場に思いを語り続けていくしかありません。よく言われることですが、成功する方法は、「成功するまでやり続けること」なのかもしれませんね。

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2017 年 03 月 13 日 18:04

お役立ち領域を決めて成功する

 先日、京都で開催しているセミナー「知恵の場」に、道頓堀ホテル(王宮)の橋本明元専務をお招きし、お話を伺いました。道頓堀ホテルは数年前までは、どこにでもある小さなビジネスホテルでした。しかし近隣に大手チェーンホテルが進出するなど競争が激しくなり、経営が難しくなります。そんな時、三代目の経営を任された橋本兄弟が大胆に改革を進めました。それが「外国人観光客に喜んでいただくホテル」という戦略です。

今でこそ注目する市場。しかし当時は誰も見向きもしません。橋本さんは、「外国人観光客が求めているのは部屋ではなく、日本での良い思い出であるはずだ」と、大きな設備投資ではなく、思い出づくりに対する様々なサービスに挑戦をはじめます。

コスプレを楽しみたいという人への貸衣装レンタル、日本の伝統文化を楽しみたいという人へフロントでの餅つき大会。朝食は日本の朝ごはんを用意し、フロントで飲食OK,国際電話無料サービスなど、お客様が「あったらいいな」と思われることを次々に実行され、さらにESを高める施策にも取り組まれたことで、今では予約が取れなくなるほどの人気ホテルになっていったのです。

道頓堀ホテルの事例から私たちが学ぶことはたくさんありますが、やはり一番は「喜ばせたいお客様」を明確にしたことではないでしょうか。そして、そのお客様が本当に何を望まれているのかを徹底的に考え抜いてそこに集中する。東京町田の家電店「でんかのヤマグチ」さんも、大手量販店の攻勢に対抗するために、自分たちは「熟年世代」のお客様に役立つ店になろうと、電池一個でも持っていく「こまめなサービス」で成功したお店ですが、道頓堀ホテルさんと同じように、自分たちの役立つ領域を明確にしたことで成功したケースです。

どちらもマーケティングの教科書に載るような事例ですが、やはり欲張らず、自分たちがお役に立てるお客様に絞って、そこに深い満足を提供していくことが商売の基本なんだよ、学ぶべきはお客様なんだよ、と教えてくださっているような気がします。

資本力がない中小企業ができることは、価格競争でもなく、大手企業の真似をすることでもない。「どんなお客様の」「どのようなニーズ」に満足を提供できるかを考え抜き絞り込む。そして、そのお客様に徹底して喜んでいただくことなのでしょう。たくさんの人を喜ばせることはできなくても、一部の人に喜んでいただく会社はできるはずです。

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2017 年 03 月 08 日 11:51

基本を磨くことの大切さ

 「おもてなし」というと気遣いや心遣いという接客の精神面の話になりがちですが、やはりお客様満足の肝になるのは、その企業が提供する基本となる商品やサービスの質の高さだと思います。珈琲が美味しくないコーヒー専門店、医療が下手な病院。そんなところに行きたいと思う人はいないでしょう。やはり、お客様の満足はやはりこの「基本サービス(商品)」の充実がベースです。

しかし、例えば「美味しい珈琲」を出すためには、豆の選定、保管、要り方、抽出技術、お湯の温度、器材など、追及すべきことは無限にあるといいます。高い競争力を持ち続けている企業は、この肝の部分、基本サービスを磨き続け、そこでお客様に支持されている企業ではないでしょうか。

立地、価格、店づくり、接客、付帯的なサービスなど、もちろん企業の競争力は商品や基本サービスだけではなく様々な掛け合わせですが、やはり長く続くためには基本のところを磨き続けることだと、老舗企業などの経営から教えていただきます。

ただ、この「基本サービスを磨き続ける」ことは簡単ではありません。周りから見ればやっていることは毎日同じことの繰り返し、ある程度できるようになると慢心し、それ以上を追求することを怠ってしまうこともあります。 一見、単調に見える仕事でも、匠と言われるような一流の技術者や職人という人は、こうした繰り返しの中にある「奥深さ」(違う世界)が見えているといいます。他人には見えない数ミリ、数秒の違いが見え、わかるからこそ悔しさや感動を感じることができ、「もっと自分の技術を磨きたい」という気持ちが生まれるのでしょう。

お客様が感動するほどの「いい仕事」をするためには、やはりこの「違いが見えてくる」まで技術を極めていくことが大事なのかもしれませんね。

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2017 年 03 月 01 日 17:19

「お客様感動の極意」バグジー久保社長の講演会

先週の2月24日(金)、名古屋でブロックスのセミナーを開催いたしました。
今回はバグジーの久保社長をお招きし、「お客様感動の極意」というテーマでCS・ESについてたっぷりとご講演いただいたのですが、本当に心に響く内容でした。

特に心に残ったことは、「基本の部分での満足の差別化」というお話でした。基本部分というのは、“お客様のニーズ”があり、“自社もやっている”もので、“他社もやっている”という領域のサービス(CS)です。(久保さんは3つの円を重ねて書いて説明されました)笑顔の挨拶、接客、カットやパーマの技術サービス、お客様に合わせた対応など、まず、この基本のサービスでお客様に「この店は違うな」と思っていただけないと、お客様から選ばれることはない。ここで違いが伝えられない店は業績につながっていかないということです。

“お客様のニーズ”があり“自社しかやっていない”領域が、サプライズなどの「独自のサービス」ですが、いくらこれが出来たところで、基本の部分の品質が良くなければお客様が感動されるはずがありません(例えばサービスは良いのに料理が美味しくないレストラン)。まずは、お客様が違いを感じるぐらいに基本の部分を磨き続けること。それから派生するように独自サービスを生み出していく。この順番が大事だと教えてくださいました。バグジーさんは感動サービスばかりが有名になっていますが、やはり基礎がしっかりしているからこそ成り立つんですね。

そして、もうひとつ心に残っているのが、「CSは追いかけても高められない」というお話です。あたり前の話ですが、CSをやろうと思っていても、社員がそうしたいと思わなければ実行される訳はありません。人に喜ばれたい、お客様に笑顔になってもらいたい。そんな社員の自然な思いが本物のCS。そして、社員のそんな思いを作るものこそ、「社風」だと久保さんは仰っています。誰にでも気持ちよく挨拶をする、困っている仲間がいると助ける、人に対していつも優しくする。そんな良い社風の中で自然に心が育ち、お客様にもよい対応ができるのだということです。

CSを早く高めようとマニュアルを作ったり、ルールを作ったりする会社もありますが、やはりそれ以上に、行う人の心を育てることが重要なのでしょう。企業の資産は人材。遠回りにように見えて、よい人が自然に育つ社風(土)づくりから始めることがCS向上の一番の近道なのだと思います。

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2017 年 02 月 14 日 14:04

予期せぬサービス

昔、ある会社で、配達してくれるドライバーさんに伝票と一緒に「飴」を渡しておられました。たった飴ひとつですが、他ではそんなことをされたことがないとドライバーさんは喜んでくれたそうです。確かに私たちも何の前触れもなく、突然プレゼントをもらうと嬉しくなりますよね。

この話を思い出したのは、今流行りの特典サービスが気になっていたらからです。最近、いろんなお店が「今なら1ドリンク無料!」「今なら●●が付いています」などの様々な「特典」をPRして集客されています。
こうした特典があると、私も嬉しくなりますし「行ってみようかな」という気になります。しかし、もしこれらの特典を集客のために使わずに、お客様が来てくださった時に、「たくさんご注文いただいたので、良かったらどうぞ」などと、後からお出ししたらどうでしょうか?予期しない方が喜んでくださるのでは?と考えてみたのです。

でも、課題もあることに気づきます。多分、その時は喜んでくださるでしょう。また来てくださるかもしれません。でも、次に来た時に前のようなサービスがなければ、「なんだ・・」と逆に不満に思われてしまうかもしれません。皆さんはどう思われますか?

何れにしても、形のある特典やおまけ(サービス)の提供は難しいですね。やればやるほどお客様は来てくださるし喜んでくださいますが、その分費用がかかる。やり続けられればいいけど、途中でやめたら「サービスが悪くなった」と思われる。出来ればやりたくないというのが本音なのではないでしょうか。

その点、同じ予期しないサービスでも、接客担当者が思いやりの気持ちから自然に生まれた「形のないサービス」や「親切な行為」(例えば、雨の日に傘をさして見送ってあげた、自宅まで忘れものを届けてくれたなど)は費用もかかりません。それに思い出に残ります。個々の思いがベースなので、全部が予期しないサービスです。

どんなお店も究極の目標はファンづくりだと思いますが、特典やおまけだけでないファンづくりを考えてみる必要もあるかもしれません。

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2017 年 02 月 07 日 09:57

真にお役に立つための「よい質問」

 いきなりですが、マーケティングでは、お客様の「本質的ニーズ」を理解することが大事だと言われています。

 「本質的ニーズ」というのは、お客様の奥にある本当に求めておられるもの。
例えば、「ワゴンタイプの車が欲しい」というお客様に、「なぜ、その車がほしいのですか?」と質問をすると、「子供を乗せるからです」と目的を語られます。しかし、もう一度、「なぜ、子供を乗せたいのですか?」と質問をすると、「最近、子どもとゆっくり話をする機会がなくなって、子供と一緒に過ごせる時間が欲しくなったのです」と仰るかもしません。
つまり、このお客様が欲しかったものは「ワゴンタイプの車」であると同時に、奥にあるニーズ(本質的ニーズ)」は「子供と過ごす時間」というわけです。2つの次元の「ニーズ」があるのです。これを理解することがマーケティング活動では大事なことだと、いろんな人が言っています。

 これは私が30代の時に教えていただいた話なのですが、日常生活においても大切だなと、最近思うようになりました。本当に人に役立ちたいたいと思うならば、表面的なことばかりを聞いていても、真に役立つことはできないと思うのです。
例えば、「駅はどこですか?」人から道を尋ねられ、ただ道順を教えることもできますが、もしかすると、その人は「駅に行くこと」が目的ではなく、駅を基点に何か別のこと探しておられるのかもしれません。もう少し「何をされるのですか?」と聞いてみると、「駅の近くの大学に行きたい」とわかる。そうすると、例えば「ここから直通のバス」を提案できたかもしれません。

 表面的に求められていることから推測して、その人が本当に求めておられるものを知り、それに応えること。私たちが、真に役立つためには、よい質問ができるようになることが大切なのだと思います。自然に本質を語ってくださるような、やわらかなでさりげない質問。そんな質問ができるようになりたいなと思います。

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2017 年 01 月 30 日 16:47

信頼は一瞬にして失われる

先日、自分の車の車検の時期になり、セールスの方から妻宛てに見積もりが届いていました。私はほとんど家にいません。妻も不在にすることが多いので任せているのですが、セールスの方は妻と電話で話した後、ポストに見積もりだけを届けてくれたようです。

彼女はセールスマンを気に入っていたので、そのまま車検を頼むかと思っていたら、妻は突然「頼まない」と言い出しました。見積もりが高すぎるというのです。

見積書を見るとそこには様々なオプションが記載され、それで総額が上がっているのです。きっと「そこからいらないものを削除してください」というやり方だと思うのですが、必要な整備、必要でない整備を判断できないのが素人。妻はもっと自分たちのことを考えたうえで、無駄を省いた「プロとしての適格な見積もり提案」を持ってきてくれものだと思っていたようで、そうした気持ちがないことに腹がたったようです。説明する時間がなかったとはいえ、せめて見積もり理由や省けるところを手書きのメモで入れてあればよかったのですが・・・。一度決めると後にひかない妻。結局、他で見積もりを取ることに・・・。

デザインなどを気に入って買う商品ではなく、医者も保険も車検も買いたくて買うものではありません。しかも専門性が高いので顧客はプロを信頼して買うしかありません。安心感を得るために買うはずなのに、信頼させてほしいと思っているプロが、少しでも説明を省いてしまうと逆に不信感になってしまいます。自分の家のことでしたが、消費者と企業の関係づくりの難しさを感じた出来事でした。

さて、セールスの方はこのリカバリーにどう動かれるのか?
妻も私も車自体は気にいっているので長いお付き合いはしていきたいと思っています。

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2017 年 01 月 25 日 11:11

やる気が高まる表彰制度

社員のやる気を高めるために、様々な会社が、社員表彰などの取り組みを行っておられます。
営業成果をあげた社員を表彰する営業優績者表彰、長い間働いてくれた社員に感謝する永年勤続表彰、そのほかにも、改善提案に対する表彰や、新製品・新技術の開発を行った人に対する表彰もあります。

確かに会社に認められたり、評価されるとうれしいですよね。
でも、もしかすると、それ以上にうれしいのが、会社の仲間に感謝されたり認められることではないでしょうか。

先日お伺いしたある会社では、期初の経営計画発表会の時に前期一年を振り返り、「もっとも感謝したい人」をみんなが投票し、「ありがとうを伝えたい大賞」を決めるという制度を実施されていました。
大きくわけるとその会社には3つの部門があるので、それぞれから1人ずつ、全員が誰かを選び、選んだ理由と共にその人に向けた感謝のメッセージを書いて投票します。最も集まった人が最優秀賞、それぞれ部門の一番も決めるのだそうです。

どんな仕事も、お互いに支え合って成り立っていくもの。見えないところで支えてくれている人や、みんなが嫌がることを引き受けてくれている人がいるからこそ、営業成績だってあがっていくし、お客様の信頼も高まっていくはずです。会社の上層部の人たちにはなかなか見えてこない、現場の頑張りを、現場のみんなで振り返り、お互いに感謝をし合うこの表彰制度は、温かくていいなと思いました。

他の部署のことがわからないような大きな会社では、部門の中での「ありがとう大賞」でもいいかもしれませんね。
「ありがとう」はもらうことも、伝えることもどちらも大事。こんな習慣の中から社員のよい精神が育まれていくのだろうと思います。

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2016 年 12 月 27 日 18:23

一年の感謝をこめて

メルマガをご購読いただいている皆さんへ。

今年も何とか毎週欠かさず、コラムを続けることができました。
なかなか文章が書けず、何度も書き直す週もありましたが、続けることができたのは、私の拙いコラムでも「楽しみにしている」と言ってくださる読者のおかげです。
こんな文章を読み続けていただき、本当にありがとうございます。心より御礼を申し上げます。

さて、今年も暮れようとしていますが、皆さんは、年末年始、いつもどのように過ごされていますか?
私は、この一年の終わりは自分や会社を振り返り、私たちを支えてくれた方、お世話になった方へ感謝するための時間だと思って大切にしています。

西川サンタ。クリスマスには、サンタの衣装を着て、社員の子供たちのところへ行きます。お父さんやお母さんが元気で働けるのも、子供たちが元気にいてくれるおかげ。子供のいる社員のところへ行って、プレゼントを届けます。そして社員のご家族には、会社から今年一年の感謝の気持ちと最近の近況を手紙に書いて送ります。

そして、年賀状。年賀状を書いていると、この一年、お世話になった人がたくさんいることがわかります。もちろん昔お世話になった人にも出しますが、名前を見ると、その時のことを思い出します。毎年、どんどん増えてきて今年は900枚近くになりました。ご挨拶に行けない人の方が多いので、年賀状は大切ですね。

大掃除も大切。いつも働く事務所に感謝する時間です。
そして、年末年始の休みには、ひとりになってじっくりと自分を反省し、一年の計画を立てます。忙しいけど、楽しい年末年始。好きな時間です。

最近話題の幸福学という研究では、人は「感謝すると幸福度が高まる」というデータがあるそうですが、私がこの年末という季節が好きになったのは、そういうことなのかもしれません。
来年も感謝の気持ちを忘れずに、頑張っていきます。

2017年が、皆さまにとって素晴らしい一年になりますように・・・
どうぞ、良いお年をお迎えください。

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2016 年 12 月 13 日 14:16

謙虚なリーダー

先日、DOIT!でもお馴染みのヨリタ歯科クリニックの寄田院長、バグジーの久保社長、そして西精工の西社長も参加していただき、実践学習会(弊社主催セミナー)のOB会を開催しました。
それぞれの経営者とは、いろんなところでお会いしているのですが、三名がお揃いになることは滅多になく、私も少し感動しながらお話をしていました。

寄田院長、久保社長、西社長。それぞれ業種も地域も違う会社ですが、経営に対する思いは全く同じ。「働く人に幸せになる会社をつくりたい。」という情熱は共通しています。そして、この経営者の方たちと接している時に「共通しているな」と感じることがもうひとつあります。
それは人としての謙虚さです。
例えば社員の方と話されている時でも、決して自分が偉いんだというような空気を出されません。誰に対しても気さくに話しかけられますし、社員の方も社長に対する緊張感がありません。それは、社外でも同じ。ご一緒に食事をしていると、食事を運んできてくれる人に対して、必ず「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えられますし、掃除の方に対しても必ず挨拶をし、笑顔でお礼を言われます。

また、私たちのセミナーで講師としてお招きしたときも、講演中でも、打ち合わせ中でもいつもノートを開かれ、素晴らしいと思ったことをメモされます。学び続ける姿勢にいつも感動を覚えます。 経営者は自分の思いを言葉で伝えることも大切なのでしょう。しかし、普段のこういう姿勢に社員が見たりする方が何倍も、大切なことが伝わっている気がします。
こんなリーダーがそばにいると、傲慢になったり、学ぶ姿勢を忘れることもないでしょう。

謙虚さがいちばん。誰に対しても、どんな時でもそれを忘れずにいたいと思います。


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2016 年 12 月 09 日 17:14

スターバックスの「考える接客」

私もよく利用するスターバックスには、いわゆる接客マニュアルがありません。
家庭でもなく職場でもない「第三の場所」を提供すること、心豊かな体験を提供することが同社の理念です。
だからこそ、店舗や商品にこだわるだけなく、スタッフもその提供に貢献していくのです。

以前、スターバックスの役員のお一人が、日本経済新聞社のインタビューで記者の「マニュアルがないことの狙いは何ですか?」という質問に対して次のように答えておられました。
「スターバックスが最も大事にしていることは『人々の心を豊かで活力あるものにするために、一人ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから』というミッションです。
お客様に感動体験を提供して、人々の日常に潤いを与えるために何ができるか。従業員であるパートナーが独自に考えて行動しています。」

「私たちの接客は、お客様にどうしたら喜んでもらえるかをコミュニケーションしながら『察して』考えるのが基本です。もし接客をマニュアル化したら、何も考えなくなると思います。
例えば『お客様がお店に入ってきたら挨拶をする』というマニュアルがあったら、挨拶をすることが目的になる。すると、何のために挨拶をするのかすら考えなくなってしまうはずです。スターバックスでは挨拶はお客様の状況を察するためのアプローチのひとつだと考えています。」

マニュアル(決まり)がないから、自分で考える。
機械のような接客ではなく、その場でその場で何をしてあげれば喜ぶのかを考えるからお客様も嬉しくなる。
自分で考えていくから、スタッフのやりがいも高まっていく。
素晴らしいスパイラルが回っています。

これは何も接客のことだけではないはず。やはり指示命令ばかりでは人は育たないのでしょう。
怒られないようにしよう、言われたことだけやっておこうという仕事では、やりがいも生まれません。
やはり、スターバックスさんのように、理念に向かって一人ひとりが自分の意思で考えて行動することが、会社にとっても働く人にとっても大切なんだろうと思います。

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2016 年 11 月 28 日 18:43

社員満足と社員の幸せ

この10年ぐらいの間に「社員満足」という言葉が盛んに使われるようになってきました。もちろん私も使ってきましたが、どこか違和感がありました。

先日、ネッツトヨタ南国の横田相談役の講演をお聞きした時、「満足と幸せは違うものです。満足は見えるもの、損得、経済、お金、量、目標などのこと。幸せとは見えないもの、心、質、道徳、利他、目的などのことである」と仰っていました。つまり、社員満足の「満足」が示すのは、「給料、賞与、休み」などの見えるものであり、ただそれだけで幸せは実現されないということです。

確かに、働く人の幸せは、給料や待遇だけではありません。誇りを持てる仕事ができること、その仕事を通して成長できること、チームワークのいい職場で働けること、人に喜ばれる仕事ができること、誰かに認められたリすることも幸せにつながっています。
しかし、幸せはもっと奥が深い。日々健康で過ごせること、家族が仲良く、自分の好きなことし、よい友人に囲まれている・・・そんなことまで含んで使われているという気がします。

いい会社の経営者がこの言葉を使われる時、「社員の人生を幸せにする」という覚悟や愛を感じます。こうした会社では、社員の家族が病気の時や困った時に会社で面倒を見てあげたり、会社を辞めていった人が相談に来ても、しっかりとサポートしてあげたり、本当に「自分の家族」のように大切にされています。

業績向上の目的のために社員満足に取り組むという発想はどこかおかしい。こんな風に働く人の幸せを願い、人を大事にする経営者のもとで初めて、いきいきした活力が生まれ、それが良い業績につながり、結果として経済的な満足も実現されるのではないでしょうか。

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2016 年 11 月 24 日 10:41

体験して気づくこと

先日、弊社が主催している「実践学習会」の一環で、長野の伊那食品工業さんを訪問してきました。塚越会長のお話、社員さんとの対話をした翌日の朝、私たちは、特別に、毎朝行われている「かんてんぱぱガーデン」のお掃除を体験させていただくことに・・・。
なぜ、社員の人たちは朝早くきて自主的に掃除をするのだろう?
昨日の段階では、まだよくわからないという人もいました。そしていよいよ体験・・・。

落ち葉の季節、庭のあちこちに紅葉が落ちています。私たちはある区間を箒で清掃したのですが、この体験の中で、参加者の皆さんにも、いろいろな気づきがあったようです。
ひとつは、「みんなでやると力がでる」ということ。一人で掃除をしていると「嫌だな」と感じることもあります。今回、みんなで一斉に列を組んで掃除をしていったのですが、何か一人でやっている時以上の力が出て楽しくなっていくのです。昔から、「みんなでやる」ことを大切にされてきた伊那食品工業さん。その意味が少しわかった気がしました。

もうひとつは、「綺麗にすると綺麗でないところが気になる」こと。これも皆さんが気づかれたことですが、落ち葉はいたるところに落ちていて全部を綺麗にすることはできません。時間がくるとどうしても残ってしまいます。比較してみると、どうしてもそこが気になり、「やりたい」という気持ちが沸き上がってきます。義務感ではなく主体的に掃除をするこの会社の社員さんたちも、こんな風に思われているのかもしれません。

そして、「掃除は面白い仕事」ということ。掃除は確かに単純な作業かもしれません。でも、実際やってみると、箒の使い方、掃く順番、力の加減など、様々なことが大事だとわかってきます。参加された皆さんが、どんどん夢中になる姿を見ていると、仕事は向き合い方だと気づきます。一所懸命に取り組むと、奥がわかる。奥がわかると面白くなる。手を抜いてしまうから、面白さまでたどり着かない。まずは本気でやることですね。

たかが掃除、されど掃除。
やってみるといろんなことがわかります。

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2016 年 10 月 25 日 10:01

ホスピタリティについて思うこと

「ホスピタリティ」ということを考えていると、奥が深いなあ、といつも思います。
狭義の定義では、人と人(主人と客人)の関係における、思いやりやおもてなしの考え方。
お客様を喜ばせてあげたい、お役に立ちたいという気持ちで主人が客人のために何かを行い、それを受ける客人が喜びを感じる。客人が喜びを感じていることにまた主人が喜びを感じる。
つまり「相互に喜びが通い合う」こと。
私が、ホスピタリティの素晴らしいと思うところです。

自分がモノやお金をもらうことも幸せですが、やはり幸せは、人と人との関係において高まっていくもの。
「人の喜びのために行動すると自分の幸せが高まる」ということは統計学的にも実証されているそうですが、社員がホスピタリティを意識し行動することは、働く人の幸せにつながっていくはずです。

ホスピタリティの広義の定義は、主人と客人の関係だけにとどまりません。
となりの同僚に対しても喜ばせてあげたいとホスピタリティを発揮すること。
家族との間にも思いやりは大切です。
自然環境を守りたいとゴミ拾いに行く人も、自然に対する感謝の気持ちや思いやりに満ちているからそんな行動に駆り立てられるのでしょう。
ホスピタリティの精神は無限に広がっていると言われています。

考えてみれば、人類は昔からお互いが助け合って生きてきているのですから、ホスピタリティを発揮するということは、私たちのDNAに刻まれたものなのかもしれませんね。
ただ、お金儲けや自分の成功ばかりに目が向いてしまうとそれに気づかなくなってしまう傾向になるのもホスピタリティが心の問題だからでしょう。

これは個人的な感覚ですが、3.11の震災を契機として、なんとなく、日本の中にこのホスピタリティの大切さに気付く人が増えてきたように思います。
儲けることばかり追求していても、誰も幸せになれないと気づいてしまったのかもしれません。
人が幸せになる経営をめざすうえでも、よりよい社会のためにも、みんながこのホスピタリティを学び合い、発揮していくことが大事だと、改めて思います。

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2016 年 10 月 13 日 09:54

自分の可能性を信じる

先日、織田友理子さんの講演会に行ってきました。
織田さんは遠位型ミオパチーという、まだ治療薬の開発されていない難病と闘っている女性です。
年々、身体中の筋肉が失われていく病で、今は歩くことも自分で食事をすることもできません。

1年前、織田さんご夫妻に出会ったことがきっかけで、ドキュメンタリーDVDを作成しました。
二人の生き方に私が感動したことが発端なのですが、同じ病気で戦っている患者会の皆さんのご支援になればと収益の一部を寄付しています。

この1年、友理子さん、そして支えているご主人の洋一さん、子どもさんとお付き合いするようになり、私が織田ファミリーから学んだことはたくさんあります。
ここではすべてを書ききれないのですが、いちばん学んだことは友理子さんの前に向かう生き方です。

彼女は「自分の可能性を自分が信じてあげる」ということをいつも仰っています。
歩けない、化粧ができない、子どもを抱くことができない。私たちからみると友理子さんの生活は「できないこと」ばかりですが、彼女はどんな時も、「できること」に目を向けようとしています。
考えること、話すこと、車椅子で行動すること。私にできることはある。
出来ないことに目を向け、自分の可能性を閉ざしてしまうのではなく、できることを見つけて挑戦する。
それが友理子さんが、病気から学ばれた生き方です。

確かに自分は障がい者であり、難病患者であるが「かわいそうな存在」ではない。自分でかわいそうな存在であると思わないと決めているのです。だから涙で訴えることも、同情を誘うこともれません。

自分の可能性を、自分自身が信じてあげる。
織田さんを見ていると、世の中には可能性しかない、そんな勇気がわいてきます。

もし、よろしければ、弊社のDVD「Walker~私の道~」で、織田さんの生き方にふれてみてください。
(定価:2000円/収益金の一部を遠位型ミオパチー患者会に寄付しています)

「Walker~私の道」
→ http://www.doit-fun.jp/shopping/products/detail.php?product_id=112

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2016 年 10 月 05 日 09:52

4つの質問

あるセミナーに参加しました。
私も後半で講演をしたのですが、その前に私の友人であり、いつもいい会社について語り合っている 知り合いのファシリテーターが、参加者に以下のような質問を投げかけ、対話をしてもらう時間がありました。

正解はない「問い」なので難しく考える必要はありません。
仲間同士で話し合ってみるといろいろな気づきや発見があると思います。

① あなたにとって「良い会社の条件」とは?
② 「良い会社の条件」を満たすであろうと思う会社は?(イメージする良い会社)
③ もし一生暮らしていけるお金が手に入ったとしたら、あなたは今の会社で働き続けますか?
④ ③で、もし働き続けないとしたら、その理由は?

皆さんにとって、「良い会社」とはどんな会社ですか?
「働く理由」は何ですか?

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2016 年 09 月 29 日 11:57

「日本を元気にするセミナー」に思うこと(10月12日開催)

私たちが毎年開催している「日本を元気にするセミナー」は、今年で17回目になります。
時々「よく続けられていますね」と言われることがありますが、これは、私たちの力というより支えてくださる方のおかげだと思っています。
DOIT!で出会った経営者、応援してくださる先生方、何よりも、毎年全国から集まってくださるお客様がいてくださるからこそ、続けていくことができています。

効率化、合理性、拡大優先の経営が良いとされてきた時代の中で、人が中心、働く人が幸せになる経営と叫んでいても、始めた当初は、なかなか受け入れられませんでした。
例えば、「朝礼に1時間もかける」という経営者のお話には、「そんな時間があったら、仕事をさせるほうがいい」という反応ばかり。

それはそうですよね。効率重視の視点からみたら1時間なんて無駄にみえるのは仕方ありません。
それでも、じっくりとお話を聞いていただくと、その無駄が組織の中の絆を生み、働く人の意欲を高め、成長の原動力になっているということがわかる。いい会社の経営者が大切にされていたのは、業績拡大ではなく働く人の幸せなんだと気づかれる。吹っ切れたように、「経営の本質を考える機会になった」という感想を仰ってくださる参加者がたくさんおられました。

そんなセミナーも17回目。
今回は「使命感がもたらすチカラ~やらされ感ゼロの燃える生き方・働き方~」というテーマで開催します。
燃えるような心で働くには?使命感に燃える組織づくりとは?バグジーの久保社長と西精工の西社長、そして、それぞれの社員の皆さんをお招きしながら考えていきます。
午前中のセミナーは既に満席に近くなっていますが、午後の日本を元気にするセミナーはまだ若干、お席があります。
一度参加してみよう!と思われる方は、ぜひ、この機会にご参加いただければ幸いです。

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2016 年 09 月 26 日 15:58

池井戸作品の中の“働く人達”

遅ればせながら、池井戸潤氏の小説、「陸王」を読みました。
ヒットした半沢直樹シリーズや「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」など、いろいろと読んできましたが、今回も池井戸ワールドがさく裂。一気に読了してしまいました。

今度の舞台は埼玉県行田市にある老舗の足袋業「こはぜ屋」。衰退する業界で100年続いている会社ですが、あることがきかっけで足袋の技術を生かしたランニングシューズを開発することに。資金難、素材探しなど、様々な障害に出会いながらも、仲間と共に新しい靴を作っていくという物語です。(モデルになったのは埼玉県で足袋一筋3代続く「きねや足袋」という会社だそうです)

池井戸さんの小説には、いつも下町の中小企業の人たちが、人と人とのつながりを大切にしながら、逆境を乗り切っていく姿が描かれていますが、私は登場する人達それぞれが、自分の職業に誇りやこだわりを持ち、金儲けより、人が喜ぶことを大切にしながら不器用に生きている姿が大好きです。
今回も、主人公の他にも、社長を支える経理の社員、伝説のシューフィッター、倒産した社長、自分の仕事に誇りを持つ生産現場の社員さんなどが登場するのですが、自分の個性を発揮しながら、誰かの役に立てることを自分の喜びとしながら働けることが、何よりも幸せなことなんだと、改めて思います。

自分の作品が、社会人の指針のように受け止められていることに対して、池井戸さんがある雑誌でこんな風に話されていました。
「私は、“仕事とは何ぞや”なんて全くと考えたことがないけれど、そういう読まれ方をすることは、それだけ読み手に現在の職場や仕事に悩んでいる人が多いことでしょうか。私がいちばん大事に思っているのは、何をやっていようと元気で楽しく働いていけたらそれでいいということ。」
皆さんは、池井戸さんの小説でどんなことをお感じになられましたか?

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2016 年 09 月 15 日 14:13

少し手間がかかっても・・・

先日、地元の友人がこの前行った飲食店について、「あの店はすぐにお皿を下げに来る」とお店の対応について不満を口にしていました。
さすがに「早く帰ってほしい」という気持ちはないだろうと思いますが、食べた傍からすぐに皿を片付けられるのは、何かせかされているようで気分の悪いものです。

お店側にしてみれば、早く皿を下げて洗い物を早く片づけたい。回転を速くして効率を上げたいという気持ちなのでしょうね。
経営にその観点も必要です。
でも、たったそれだけの行為でお客様を不快な気持ちにさせてしまい、お客様を失ってしまっているのだとしたら勿体ないし、ましてや悪い口コミまで広がってしまっては本末転倒です。

効率を優先する、しないという話で思い出すのは、DOIT!の川越胃腸病院の映像です。
映像の中には看護師さんが、定期的に行う検温のために患者様のお部屋に行くシーンがあります。しかし、患者様が寝ておられるので検温をやめ、詰所に帰っていきます。その看護師さんにお話を聞くと「これまでの病院だったら、仕事をしてこないで帰ってきたら上司から怒られたけど、この病院は違っていて目から鱗のような気持ちになった」と言っておられました。
効率の観点からいえば二度手間になる「検温をしない」という行為。この病院はあくまでも患者様の気持ちが優先され、それが全体に共有されているようです。

効率よりもお客様の満足。本当はどの会社もそうしたいと思っておられることではないでしょうか。
しかし、一人ひとりのお客様に合わせるなんてことをしていたら経営はできない。そんな思いもあるはずです。
それでも川越胃腸病院さんは、「できる限りやってあげよう、お客様の喜びに答えてあげよう」ということに努力する。多少効率が悪くなっても、多少、ひと手間増えてしまったとしても、お客様の喜ぶ顔が見たいと思うからこそ、つい、やってしまう。
お客様に支持され成長している会社には、そんな気持ちにあふれている人であふれています。
出来るか出来ないかはわからないけど、「できる限り、やってみる」これの気持ちが大事なのかもしれません。

一足飛びには、そんな文化には近づけないかもしれませんが、個々の状況においてはできることもあるかもしれません。
私たちも、少しの手間を惜しんでお客様のお気持ちに不快を与えてしまうようなことをしていないか、もう一度見直してみようと思います。

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2016 年 09 月 06 日 14:42

“一生懸命モード”への「ルーティン」

「この仕事を1時間で終わらせるぞ!」
こんな時、昔から、儀式のようなことをしてから仕事を始めます。
取材のまとめをする。文章をつくる、企画書をつくる。
集中して仕事をしたい時は、私にとっては、「取り掛かり」が、かなり重要です。
自分のルーティンです。

まず、机の上の余計なものを仕舞う。
次にパソコンのポジションを決める。
そしてコーヒーを一口飲む・・・。
そしてパソコンのキーボードを叩いていきます。

そうすると、だんだん、心が落ち着くというか、集中できるようになっていきます。次第にそのことで頭がいっぱいになってきて、自分の抱えていた別案件のことも、仕事の前に気になっていたことも消えていくのです。

いつも不思議に思うのですが、私の場合、集中してくると「一生懸命モード」にスイッチが入り、何かのスポーツか、ゲームをしている時のような、「面白い」「楽しい」という気分になってきます。
そんな時は、例えアイディアに詰まったとしても、「その壁を乗り越えてやろう」という気持ちにもなるし、「もっといいものにしよう」という気持ちになってきます。
私にとって「一生懸命」と「楽しさ」は完全にリンクしています(笑)。

これは、私の経験だけの話ですが、どんな仕事でも、「一生懸命やる」ことを先に取り組み、その状態を作り出していくと、きっと後から「楽しい気持ち」が沸き上がってきます。その心の状態をつくる「ルーティン」が、私にとって「取り掛かりの所作」なのだと思います。

「つまらない仕事だ」と決めているのも自分の心なら、「面白い」と決めているのも自分の心。
「仕事を面白くする方法」を身につけてしまえば、世の中から「つまらない仕事」はなくなるかもしれませんね(笑)。

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2016 年 08 月 31 日 10:52

「チェンジなりきりプログラム」って何?

元宝塚歌劇団の妃乃あんじさんは、震災以来ずっと、東北で被災地支援の活動を続けておられる女性です。

運動不足になりがちで、精神的なストレスを抱えている子供たちに元気になってもらいたい・・・
妃乃さんは、宝塚で身に着けた自分の歌やダンスを活かしたミュージカルで被災地を元気づける活動をはじめました。

昨年、ある方のご縁で、私たちその活動を知り、私たちもご支援をしています。

「changeなりきりプログラム」は、「三匹のこぶた」や「桃太郎」などの童話がチーフの子供向けミュージカルです。題名の通り、子供たちが童話の主人公になりきり、ストーリーの中に入って劇を楽しむ創作のミュージカルです。

このミュージカルが先日、東京・調布で開催されたので、私も参加してきました。

妃乃さんが舞台に立つと、早速、ストーリーが始まります。
「桃太郎」ですから、まず桃から生まれるところが最初の盛り上がり・・・。
映像に合わせて、子供たちが桃から生まれてきます。その後、きび団子を家来に渡したり、鬼退治に行くのです。参加しているのは3~10歳ぐらいの子供たちでしょうか。
みんな、目をキラキラさせ、主人公になりきっています。

このプログラムの特徴のもうひとつは、この劇の中で防災の大切さや人への思いやりの大切さなどが学べるところ。楽しみながら生活するうえで大切なことを学べるので、今、評判を聞いた学校や幼稚園から「うちでも開催してほしい」という声が舞い込んでいるそうです。

小さな子供さんがおられる皆さんには、ぜひおすすめします。親も楽しめますよ。
そして、ぜひ、舞台の中で使われる映像(ブロックス制作)もご覧ください!

●お問合せ・舞台の開催予定などはこちらへ・・・
一般社団法人changeホームページ
http://ch-ange.jp/

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2016 年 08 月 18 日 15:26

「ご機嫌な心」の大切さ

 リオ・オリンピックが盛り上がっています。毎日のようにドラマが生まれ、寝不足の方も多いのではないでしょうか。

 先日、このリオ・オリンピックに教え子を3人送り出している、スポーツドクターの辻修一さんにお会いし、強い選手になるためのメンタルについて教えていただきました。その極意は、「揺るがず、とらわれず」を持つための「ライスキル脳」を持つことだそうです。

 人は、外側の出来事に対して何がしらの意味づけをします。「今日は雨」→「憂鬱だ」と思うのは、勝手にそういう意味をつけて、心の状態を悪くしているだけ。本当は「憂鬱な雨」などありません。ライフスキル脳というのは、「憂鬱なのは、勝手にそんな認識をしている」ということを知り、そのことにとらわれない心の状態をつくることです。

 「オリンピックには魔物がいる」というのも、勝手な意味づけだと辻先生は言います。そんなことにとらわれず、揺るがない心の状態を作り出せることを、辻先生は「ご機嫌な心」と呼んでいます。不機嫌な状態(揺るいで、とらわれている)では、いい仕事はできません。最高のパフォーマンスを出すためには、自分で自分を元気にする、自分で自分の機嫌をつくる。自分の心の状態を整えることなのだと仰っています。 しかし、人はつい外側の出来事に心を揺さぶれ、とらわれてしまいがち。では、そのためにどうすればいいか?3つの脳の使い方のスキルを教えていただきました。

 ひとつは、「今に生きると考える」こと。過去や未来に思いをはせると、不安や後悔というストレスが生まれます。だからこと、今、この瞬間にフォーカスを当てる。「今に集中しよう」という脳の使い方が大事だということです。

 もうひとつは、「一生懸命を楽しむと考える」こと。この試合に勝ったら・・・、この営業が成功したら・・と結果ばかりに目が向くと、どんどん苦しくなってしまいます。結果ではなく、この瞬間に挑んでいる今を、一生懸命やっていることを楽しむことが、良い心の状態を生むということ。「結果の楽しい」から、「一生懸命の楽しい」へ脳を切り替えることなのです。

 最後に教えていただいたのは、「ありがたいと考える」こと。サッカーの長友選手はスランプになったとき、心の余裕をなくし、視野が狭くなっていたそうです。しかし、今、ここにいることが「ありがたい」と思えたとき、心の余裕が生まれるようになったといわれています。スポーツにおいても、感謝することは、心の状態を整える素晴らしい考え方なのです。
 仕事に不安を感じたら、愚痴や不満が多くなってきたなと思ったら、それは心の状態が乱れていること。勝手に意味づけをしてとらわれているだけなのかもしれません。今、この瞬間の仕事に没頭してみる。一生懸命を楽しんでみる。今、ここにいること、支えてくれている人に感謝する。ご機嫌な心を持ち続けたいですね。

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2016 年 08 月 09 日 17:37

ハサミのチカラ ~美容師さんたちのボランティア活動~

忙しく仕事をしていると、つい、「仕事を処理する」という意識になってしまいます。早く終わらせる、効率よくやる。
そのことで頭がいっぱいになってしまうことがあります。
本当は、その仕事を提供した「価値」が目的なのに、「早く処理することが仕事なんだ」と勘違いをしてしまう。「やりがいがない」と感じるときは、きっとそんな時かもしれません。

私が親しくさせていただいている美容師さんの勉強会グループ「ウッディチキン」の皆さんは、毎年、有志の人たちで、フィリピンの貧しい人たちのところを訪問し、普段、美容室などに行ったことがない人たちに、カットをしてあげたり、貧しい生活から抜け出せるようにとカットの技術を教えたりされています。
先日は、フィリピンの中でも差別を受けている部族の村に行かれたそうです。いつも馬鹿にされ、見た目に自信がもてない人たちに、結婚式をしてもらおうと、日本からウェディングドレスを持って行き、カットやネイルで綺麗にし、結婚式をあげてもらいました。

最初は自分の姿をみることもためらう人たちが、きれいになっていくうちにだんだんと笑顔になり、涙を流して喜んでくれたそうです。
その活動に参加された美容師さんは、「美容の仕事は、カットをすることではない。美しくしてさしあげることで、生きることの喜びや前に向かっていく勇気を与える仕事なんだ」と自分の使命、美容師の仕事の意義を再認識されるのだ、主催者の方から伺いしました。

その活動は「ハサミのチカラ」という名前です。まさに、たった一本のハサミで人を笑顔にできるのは、美容師さんにしかできません。
歯医者さんは、歯を治すことが仕事ではなく、健康で楽しく暮らせる幸せを提供するのが仕事。ホテル業は、部屋を売るのが仕事ではなく、旅の大切な思い出をつくることが仕事。「自分の仕事は、誰の、どんな幸せに役立っているのか」と考えてみると、すべての仕事には、尊い使命があり、誰かを幸せにする仕事なのだと思います。

つい、つい、忘れてしまう仕事の本来の使命。
あなたの仕事には、どんなチカラがありますか?

※ハサミのチカラの映像がこちらからご覧になれます。

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2016 年 08 月 02 日 11:48

関心の幅、思いやりの深さ

川越胃腸病院(DOIT!91・92)の望月院長は、患者様お一人おひとりともしっかりと向き合っておられますが、それ以上に、職員一人ひとりをしっかりと見ておられます。

院長は毎朝、いろんな部署を回られて「おはよう!」と声をかけられます。
その時、もしも、しんどそうな顔をしている人や、悩みを抱えているような職員がいたら、すぐに対応されるのです。職員の心の向き方、気持ちに、細心の配慮をされています。

DVDのインタビューで、こんなことを話しておられます。

「あの子たちが朝、“おはよう!”って笑顔で言ってくれたら、こちらまでハッピーになりますもんね。だから、もし、あの子たちを本当にハッピーにしてあげられなかったら、私の力が足りないと思います。いえ、力が足りないんじゃないですね、私の心が足りない。力は、みんなどうってことないですから。」

望月院長は、一人ひとりの気持ちだけでなく、それぞれの家族のこと、その思いやる目線の奥には、一人ひとりが自分の子供であり、一人ひとりの「人生」を見ておられるような気がします。

職員のことを「あの子たち」と呼ばれるのも、そんな気持ちの表れなのでしょう。
リーダーは「部下に関心を持つことが大事だ」と、いろんな本に書いてありますが、その関心の幅や思いやりの深さは、人によって大きな差があるのかもしれません。

思い出に残る先生、思い出に残る上司・先輩。思い出に残る人は、心に寄り添ってくれたり、家族のことまで心配してくれた人ばかりです。

素晴らしいリーダーと言われる人は、きっとこの「関心の幅・思いやり深さ」が大きな人なのでしょうね。

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2016 年 07 月 27 日 11:46

京都から日本を元気にする会社、京都のウエダ本社さん

京都にある「ウエダ本社」さん(代表:岡村充康社長)http://www.ueda-h.co.jp/ は、事務機やオフィスづくりの総合商社です。お客様の本当に役に立つ会社になるためには、単に事務機や家具を販売するのではなく、働き方や生き方、また地域そのものを良くしていくことが大切だと、様々なことに取り組んでおられます。私もその考え方に共感し、京都ではご一緒に「試写交流会」を実施しています。

その「ウエダ本社」の一大イベントが「京都流議定書」という3日間のセミナーです。今年で9年目。京都から日本を元気にという思いのもと、経営から行政、個人で活躍する若い起業家など様々なジャンルの方をゲストに迎え様々なセミナーを実施。これからの生き方・働き方・社会の在り方などを発信されています。

私たちも毎年、その一部のコーナーを担当し「DOIT!ワールドカフェ」を開催させていただいているのですが、年々このイベントの参加者が増え、共感する方が増えていることを感じます。ウエダ本社さんが地道に取り組んでこられた活動がこの京都に浸透してきているようです。

しかし、このイベント、参加費は無料。運営費はすべてウエダ本社さんの持ち出しです。普通なら、自社が儲かるように、自社の販売につながるようにと「販促イベント」になってしまうのではないかと思うのですが、このイベントにはそういう色合いがまったくありません。少しでも社会が良くなれば、少しでも地域が良くなればという思いが、端々から伝わってきます。そんな企業の姿勢がお客様にも伝わっているのではないでしょうか。

どのような志で仕事をしていくか。その志は本物か。一時的な儲けに惑わされない、しっかりとした信念に基づく「遠きをはかる経営」がますます大切になる時代なのだろうと思います。

ウエダ本社さんのHP http://www.ueda-h.co.jp/
京都流議定書のHP http://kyotostyle.jp/

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2016 年 07 月 20 日 11:45

覚えてあげることが最高のサービス

先日、あるレストランで珈琲を頼んだら、「お砂糖、ミルクはご必要なかったですね?」とさりげなくスタッフの方が声をかけてくれました。確かに前の日にもブラックで珈琲を頼んだのですが、覚えていてくれるとは思わなかったので、ちょっと嬉しくなりました。

覚えていてもらえることは、なぜ、こんなにうれしいのでしょうか?
単に「希望通りのサービスを受けることができた」ということの嬉しさではありません。きっと、私は、その人の奥にある「何かの気持ち」が嬉しくなったのだと思います。
DOIT!シリーズの中でも、お客様満足向上に力を入れている企業が「覚えてあげることが最高のサービス」ということを仰っていますが、毎日たくさん来られるお客様のお名前や、お好み、癖を覚えることは、そう簡単なことではありません。
例えば「お客様のことを覚える」という行為を「マニュアル」にしてスタッフに教育をする・・・。機械を使えば出来そうな気もしますが、こんなに面倒で複雑なことをみんなができるようになるでしょうか。

そのレストランのスタッフの声掛けは、とてもナチュラルでした。きっと普段から、「お客様を喜ばせたい」と思いながら働いておられるのでしょう。だから、お客様のことに自然と目が向き、覚えてしまったのではないかと思います。教育や仕組みではなく、その人の心の向き方が、この素晴らしい行為につながっているのでしょう。
こんなお店もあれば、何度も何度も通っているのに、全然覚えてくれるわけでもなく、マニュアル通りの応対をするお店もあります。そこに期待をしなければ、確かにこんなお店も「あり」かもしれませんが、ロボットのような応対は、怖くなる時もあります。
やはり、人は心のある動物。心と心が通い合う、人にしかできない応対がホッとします。

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2016 年 07 月 13 日 11:44

「誠実さ」というおもてなし

「満足を超える感動を提供するには?」。
先日、こんなことをテーマに、ある会社の若い店長さんたちと話していました。彼らは普段からとてもよく勉強されているので、その問いに対しても、「お客様が言葉にされないニーズを察してこたえること」「お客様のことを覚えておいて、それに応じた対応をすること」などと、様々な行動や方法について答えてくれました。
お客様にとって確かにスタッフのそうした行動は嬉しいものです。でも、私は、そんな風に応対の形としては表すことができない無意識の対応でも、嬉しくなるときがあります。

例えば、お店を出た後に遠くからスタッフが走ってきて、「お客様、すみません。お釣りを20円間違えてしまいました。」と本当に申し訳なさそうに対応してくれた時。
例えば、こちらは何も気づいていないのに、「この商品、少し傷がありましたので、お取替えいたしますね」といってくれた時。

この人たちは、この時に、お客様を喜ばせよう、満足させようとは思っていないはず。でも、こんな時私は、その人の誠実さに少し感動します。もちろん、「涙がでるほどの感動」ではありませんが、私はこのスタッフのことが心に残り、「また、この店に来よう」という気持ちになります。

プロの、洗練された気配りやおもてなしでも、心に響かない時もあります。逆にこんな風に無意識でされた応対が心に残ることがあります。
接客や応対って奥が深いですね。

お客様満足というと、つい「満足・感動させるために、どんな行為や行動をすべきか」と考えてしまいますが、本当に大切なのは、その奥にある、提供する人の「精神」や「人柄」なのでしょうね。そこに「心と心の交流」が生まれてくるのだと思います。

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2016 年 07 月 05 日 11:41

ブロックスの「社員旅行in石垣島」

この週末、お休みをいただいて、みんなで社員旅行に行ってきました。
社員旅行は2年ぶり。みんなが楽しみにしているブロックスの大切な行事です。

わが社の社員旅行は日ごろの慰安の意味もありますが、本当の目的は仲間同士の絆づくり。だから全員参加がルールです。そして、企画は旅行代理店任せにするのではなく、みんなで知恵を絞って考えていきます。
最初の頃は、役員が企画者になって、旅行の行き先や内容を一切伝えない「ミステリーツアー」を行いました。途中からは社員の「旅行プロジェクト」が主体となって、旅先でのいろんな企画を実行してくれるようになりました。

今回も旅行プロジェクトが企画してくれました。行き先は沖縄の石垣島です!
当社は6月期末なので、初日は那覇で全体会議。前期の反省や今期の計画を発表したり、徹底的に考え抜く時間。その後がお楽しみの社員旅行です。

今回のテーマは「絆」。初日に、「旅行中に全員でミッションをクリアせよ!」というルールの説明がありました。例えば、「珍しい○○という鳥と出会う」とか「社員6人以上で、浜辺で手をつないでジャンプして写真を撮る」などの指令が全部で40も用意されていて、その写真を証拠としてLINEのグループにアップするのです。そして、推進メンバーのOKメールがくると「ミッション達成」。40全部をクリアすると、ご褒美が出るという企画です。みんなが楽しみながらLINEに次々とアップしてくるので、見ているだけでも面白かったです。

こんな「遊び」の他にも、みんなで民芸品づくりを体験したり、水牛に乗ったり、一緒に遊ぶ時間もあります。でも、自由行動中でもLINEに次々とアップされるので、なんだか、みんながいつも一緒にいるような気持ちになっていきます。
SNSを使うところなどは、流石若い人の発想だなと思いますが、年寄り?の私も子どものように楽しむことができました。

旅行の途中で、隣になった観光客の人が、「今時、社員旅行なんて珍しいですね」と言われることがありました。でも私は逆に、社員旅行をしない会社の皆さんのほうが「もったいないな」「されたほうがいいのに」と思ってしまいます。
確かに旅行はお金もかかりますし、これで何か成果が生まれる訳ではありません。でも、ひとつの体験を共有したり、みんなで同じ時間を過ごすことで、確実に社員同士のつながりが生まれます。さらに、この日のことはみんなの「思い出」になり、何年後でも共通の話ができます。まさにお金では買えない「一生の財産」を持つことがでるのです。こんな素晴らしい社員旅行、ぜひ皆さんの会社でも復活されてはいかがでしょうか?

ブロックスの社員旅行の様子は後日、ホームページに掲載したいと思いますので、よろしければ、ぜひご覧ください。

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2016 年 06 月 28 日 11:40

映像事例によるケースメソッド

ブロックスはいろんな教材活用法を皆さまにおススメしていますが、私たちブロックスの社内でも、時々、DOITの映像を使って研修を行っています。

いろいろな使い方があるのですが、私がいちばん面白いと思っているのが、ケースメソッドという学習方法です。弊社では、いつも勉強会の指導をしてくださっているベルウェイ研究所の山崎宣次さん(DOITのガイドブックに寄稿いただいています)に、ファシリテーターを願いし、社員全員で行っています。

ケースメソッド学習というのは、理論や理屈を教えてもらうものではなく、事例(事実)をもとに、「なぜ、成功しているのか」「なぜ、このような経営を行っているのか」など、経営者の視点で考え、その後、グループで意見を戦わせていく学習法です。

進め方は、個人学習とグループ学習の2段階になっています。
まず、勉強会までに一人ひとりが映像を視聴し、事例の「事実」を整理。一人ひとりで成功要因や経営を分析してきます。そして当日、ファシリテーターからの質問に対して、個々に意見を述べ、討議をしていくのです。
討議では、ファシリテーターから、「なぜ、そう思ったのか?」「なぜ、そう考えたのか?」と更に質問が飛んできますので、その理由をしっかり述べなければなりません。理屈が通っていないとダメなのです。自分と違う意見があれば、その違いを考えていきます。また、討議の最後にマーケティングの理論を学ぶ時間をとることもあります。

こんな考えるプロセスを通して、知識ではなく「経営に必要な知恵や判断力」を磨き身に着けていこうというのが、ケースメソッドのねらいなのです。
何回もやっていますが、確かにいろんな視点で考える癖が付き、知らず知らずに経営者的な思考やマーケティング発想が身につきます。最初は戸惑いますが、実際にやってみると誰もがきっと効果を実感されるのではないでしょうか。

ケースメソッドは、進行役が難しいので、どの会社でもすぐにできるというものではありません。しかし、その通りやらなくても、映像を見るときに、「なぜ、成功しているのか?」「なぜ、この経営者はこのような経営を選択したのか?」と「視点」を持って視聴するだけでも学びが深まりますので、ご興味のある方は、ぜひトライしてみてください!

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2016 年 06 月 23 日 10:13

仕事と遊びの差

私の身近にいるAさんは、仕事好きで朝から晩までよく働きます。
しかし、休みの日になると山登りに夢中です。
最初は近くの山にハイキングに行っているようでしたが、最近は登山グッズを揃え、本で山での料理を研究したり、ついにこの間は3000M級の山を登ったそうです。
それ以外にも、様々なボランティア活動に参加したり、イベントを計画したり。
そんな活動をしていると思えば、好きなアーティストを追っかけて遠くまでコンサートに行ったりと、次々いろんなことに挑戦しています。
とにかく何でも本気でのめり込んでしまう人なのです。
毎日目いっぱい動いているのに、疲れた様子はありませんし、愚痴を聞いたことがありません。
とにかく楽しそうなのです。

こんな人を見ていると、「遊び」と「仕事」の差って何なのだろうと考えてしまいます。
仕事も本気になるとそれが好きになり、楽しくなってくるので、「遊び」ともいえるし、遊びも本気になるとプロのようになり、極めるとお金を稼げるレベルまでいくような人もいます。
私も、昔から仕事が楽しい、楽しいと思って過ごしていましたし、遊びもつい凝ってしまい、気が付けば仕事モードになってしまうタイプなので、仕事と遊びで切り替えるというような感覚はありません。
改めて考えると仕事と遊びの差は思いつきません。
ワークライフバランスの時代にこんなことをいうと怒られそうですが、仕事と遊びに境界線をひかない人生はなかなか面白そうです。

ちなみにAさんは、私の家内。
パワフル過ぎてハラハラしますが、見ていて飽きません(笑)。

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2016 年 06 月 16 日 00:14

「努力」は喜び?苦しみ?

先日発売した「志GOTO人シリーズ」(いきいき働く人を取材するDVD教材)の第二弾では、
高い目標を設定しそれに挑戦する一人の美容師、NAPヘアーの櫻木さんという方を取材しました。

なかなか成長できず、自分に自信が持てなかった櫻木さんは、業界の勉強会で「練習の大切さ」を学びます。
それから、「練習時間日本一」を目標に、朝に晩に、人の何倍も練習を続けるようになります。
その中で自然と自信がつき、お客様に喜ばれ、まわりの人にも良い影響を与えるようになりました。
そんな努力のプロセスを半年間追いかけたDVD作品です。

どの業界も同じだと思いますが、現状に満足せず、常に勉強や練習を行い、技術を高めていくことがプロの条件。
影での努力が、お客様への「お役立ちの幅」を広げていきます。
しかし、練習や勉強は、みんな頭では「したほうがいい」と分かっているのですが、意外と続けられません。
新人の頃より、だんだん仕事は忙しくり時間が取れなくなる。
練習は単調な繰り返しばかりで、すぐに上手くならないし、すぐに成果に結びつかない。
「この練習に何の意味があるのだろうか?」「努力したって実らないならやっても無駄じゃないか?」。
そんな声が自分の中に響きはじめると、次第に練習や勉強から遠ざかってしまいます。

それでも、この辛い練習や勉強をずっと続ける人もいます。
この差はどこにあるのでしょうか?
将来への夢があるから頑張れる?自分を律する方法を知っているから、努力ができるのでしょうか?
私は、一流といわれるアスリートや仕事のプロを見ていると、みんな練習を楽しんでいる、努力すら楽しんでいるように感じています。
イチロー選手などの練習ぶりはもう「生き様」といっていいほどオーラが出ています。
「辛い、辛い」では絶対に何事も続くはずがありません。
やはり「辛いけど、面白い」にならないと、練習も工夫しなくなります。
では、どうすれば、辛い練習が面白くなるのでしょうか?
奥の深いテーマだと思いますので、ぜひ、このDVDを見ながら職場のみなさんと一緒に話し合ってみていだけると幸いです。


志GOTO人第2弾「挑戦!自分を超えろ」の詳細はこちら
 → http://www.doit-fun.jp/shopping/goods_detail.php?id=164

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2016 年 06 月 08 日 14:18

「これからの時代の映像づくり」

ここ数年で、ビデオカメラやスマホで動画が簡単に撮影できるようになり、ネットでも様々な動画が見られるようになりました。
話題になると何千回も再生されるなど、映像の影響力はこれまでになく大きな広がりを見せています。
そんな時代ですから、企業の中でも、映像を活用される場面がどんどんと広がっています。

例えば「経営理念の浸透」という課題にひとつとっても、これまではクレドにしたり、文字ベースで社員に伝えていたことが、経営理念を物語風の映像で紹介したり、創業者の精神テーマにしたドキュメンタリー映像で伝えたり、私たちブロックスでは今年一年でも、様々な企業様の経営理念映像を作成させていただきました。

また、「体験してみないと、その本当の良さがわからないような商品」を説明する場合でも、映像は有効です。
例えば、カバンづくり。「品質がいい」と文字で説明するよりは、丁寧に縫製する職人さんの仕事の姿とその奥にある秘めた情熱や思いをリアルに紹介するほうが、その品質の高さがわかりますし、そんなことを大切にする企業理念も伝わってきます。

「舞台裏」が知りたいと思っている消費者はたくさんいるのではないでしょうか。
しかも、その映像おクオリティが高く面白ければ、世界中に広がり、海の向こうから注文がくることもあるかもしれません。

こんな風に、映像を取り巻く環境はどんどん変わってきています。
でも、映像の「乗り物」は変わっても、映像の「本質」は映画が生まれたころと何ら変わっていないような気がします。
やっぱり最後は「見る人が感動するか、どうか」。
広がっていく映像とは、見る人の心を動かす映像なのでしょう。

この本質を忘れずに、ビジネスで役立つ、見る人が感動する映像づくりを、もっともっと追及していきたいと思います。

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2016 年 06 月 02 日 10:49

心を育てる保育園


幼稚園・保育園の給食サービスを行うあるお客様の仕事で、埼玉県の保育園を取材させていただきました。
その園の保育目標は「“耐える心と乗り越える力”を培う」というもの。
与えすぎず、過保護にし過ぎず、子供たちに小さな我慢を教えて心と体を育てようとしておられました。
例えば、おやつを与えすぎないから、お昼はみんなお腹を空かせてお昼ご飯を食べる。
暑くてもクーラーをかけ過ぎないようにし、遊びの時間をたっぷり取り園児は園庭を走り回るので、ちゃんと汗をかき、麦茶の美味しさを知る。
この園の子どもには「昔の子ども」のような逞しさが育っているようです。

食事の時も独特のルールがあります。直ぐに食べるのではなく、みんなが揃うまでじっと待つ。
みんなが揃ったら、黙想をして親や給食を作ってくれた人に感謝を表して食べる。
食べる時は楽しくおしゃべりしてもいいけれど、終わったら、みんなが食べ終わるまでじっと待つ。
それがこの園の決まりです。
3~5歳の子どもたちが、じっと待っているものかと思われるかもしれませんが、1年もたつとみんなちゃんと出来るようになるそうです。
どうしてそんなしつけができるのだろうと園長にお尋ねすると、いちばん大事なのは、一緒にいる先生の姿勢なのだそうです。
先生がちゃんとしているとちゃんとする。
先生がいいかげんだといい加減になる。
普段の先生の一生懸命仕事に打ち込む姿がいちばんのお手本なのだとか。

子どもだけではなく、大人の世界も似ていますね。
新人がいちばん影響を受けるのは周りの先輩の姿勢や態度。
一生懸命に仕事に打ち込む先輩の傍では何も教育しなくても、一生懸命な後輩が育ちます。
我慢強い先輩の下では、我慢強い後輩が育ちます。
人の成長においては周りの環境がいちばん影響を与えるのではないでしょうか。

「耐える心と乗り越える力」。
皆さんなら、この力を若い社員にどのように教えていきますか?

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2016 年 05 月 24 日 09:51

体験学習と仕事

今、学校でも企業でも「体験学習」が見直されているそうです。
本を読んだり講義を聞いたりする知的学習と違い、外に出て何かを試み、現実社会と触れるのが体験学習。
その中で驚きや感動が生まれたり、「なぜ何だろう?」と考えを深めていくそのプロセスが学びです。
「生きる力」が育つと言われているその学習は、DOIT!の企業様でも、大切にされているところがたくさんありました。

私が育った京都の「燈影学園」という学校は、以前から体験学習を数多くカリキュラムに取り入れていて、毎日いろんなことを体験させてくれました。校庭の草取り、梅の木の剪定、トイレ掃除、プール掃除、溝の清掃、コミの仕分け、山での榊取り、筍掘り、夏まつり、餅つき、日本舞踊、能・・授業の数よりあるんじゃないかというほど、いろんな体験の機会があります。

子どもの頃は、その体験が何に役立つのかわからず、ただ取り組んでいただけですが、今振り返ると、一般的な授業では学べないような「段取りする力」や「自分で考える力」、「協力する力」など、様々な「生きていく力」を育ててもらったような気がします。

現在、企業の中では、いろいろな教育が行われていますが、私はこの「体験教育」にあたるものは「仕事そのもの」ではないかと思っています。
一生懸命取り組む仕事にはいろんな感動や驚きがあります。
人に喜ばれたり、失敗して痛い目にあったりしながら、そんな体験を通して「知識教育」学べないものを学び、人は仕事の力をつけ、生きる力をつけながら成長していくのではないでしょうか。

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2016 年 05 月 18 日 09:45

4分の1インチのドリル

「ドリルを買う人が欲しいのは穴である」(T.レビット博士/マーケティングの発想法)。
これは私の好きなマーケティングの格言です。
正しくは「昨年、4分の1インチのドリルが100万個売れたが、これは人々が4分の1インチのドリルを欲したからではなく、4分の1インチの穴を欲したからである」という言葉ですが、これは売り手発想で物をとらえがちな私たちに、しっかりとお客様の本当の課題にお応えすることの大切さを教えてくれている言葉だと思い、昔から心に刻んでいます。

売り手発想だと、ドリルが欲しいと言われるとつい、利益率の高いものを進めたり、売れ筋のものを進めたりして、何とか売ろうとしてしまいがちですが、本当はまず「どこに穴をあけるのか」とか「何にお使いのための穴なのか?」などの質問をして、お客様が解決したい課題を正しく理解しなければ、お客様に本当に喜んでいただくことはできません。

私たちのDVD教材も同じで、DVDが欲しいというお客様などおられません。
何か解決されたい課題があるからDVDを求めてくださっている訳です。

私たちは「お客様が解決したい課題」を正しく理解できているだろうか?
そのためにちゃんとお話を伺っているだろうか?
課題に対して適切なアドバイスができているのだろうか。
まだまだできていないことばかりですが、どこまでも追及してきたいと思います。

お客様が解決されたい課題に全力でお応えしたいと思っていますので、DVDをお求めの際は、どうぞ何でもお気軽にご相談ください。

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2016 年 05 月 11 日 14:15

子ども時代の遊びと大人の仕事

私は山で囲まれた京都の田舎で育ちましたので都会のような玩具もなく、子供のころは身近にあるものを使っていろんな遊びをしました。
木を切って輪ゴムを付けた鉄砲で段ボールの玉を飛ばしたり、葉っぱを舟にして競争をしたり、お菓子の箱を加工して野球盤を作ったり、今から思えばかなり原始的な遊びばかりです。

そのひとつひとつが面白かったのは何だろうと考えてみると、ひとつはやはり「工夫する面白さ」があったからだと思います。
輪ゴムの鉄砲も、どこまで遠くに飛ばせるかということだけでも工夫の方法は何通りもあります。
輪ゴムを増やせば遠くに飛ぶものの、玉を抑えておくことが難しくなります。
ライフルぐらいの長さにすると輪ゴムも伸びて強くなりますが、携帯性がなくテレビの刑事のようには使えません(笑)。
いろんなことを考えて、工夫して、極めていくことの面白さ。毎日、夢中になって遊んでいました。

そんな子供時代を過ごした私は、就職し仕事についてからも、何でも自分で工夫してみたくなり、「最初に教わったこと」を自分なりに進化させていくことが当たり前になっていました。
だから、私にとって仕事は「遊び」の延長線。若い時も毎日が面白くてしかたありませんでした。

ですから、若い人が「仕事がつまらない」「面白くない」というと、「ホント?」と思ってしまいます。
「最初に教わったこと」ばかりをやっていると、必ず簡単にできるようになりますので、退屈になるに決まっています。
極めていく方向性にしか面白さはないと思うのです。
こんなことを言うと、「何をやっても失敗して怒られるから面白くないんだ」という方もおれます。
確かに叱られたら面白くないですね。でも、人の指摘はアドバイスという受け取り方もできます。
先輩の期待は、ゲームでいう「乗り越える壁」という見方もできます。
多少の壁がなかったら、もっと面白くなくなってしまうのではないでしょうか。

「仕事なんて面白い訳ない」「仕事と遊びを一緒にするな」とお叱りを受けそうですね。
でも私が今まで見てきた「成績を出し続けている人」は、仕事をしている時の顔が、なんだから子供の時に遊んでいる時のような顔に見えます。
ワクワクしながら働くというのは一部の人だけの特殊能力なのでしょうか?

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2016 年 05 月 11 日 14:11

熊本からの手紙

今回の熊本地震は本当に被害が大きく、今も避難所での生活を余儀なくされている方がたくさんおられます。お亡くなりになられた方に謹んでお悔やみを申し上げると共に、被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

微力ながら、私たちブロックスからも食料や生活用品をお届けしましたが、まだまだ支援は足りていないようです。
これからも、少しでもお役に立てるよう、みんなで考えていきたいと思っています。

そんな折、先般支援物資をお送りした会社の社長から、現状の報告と感謝のお手紙が届きました。
社屋は大きな被害を受けられたのですが、幸いにも人的な被害はなかったそうです。
ただ、社員の皆さんの中には、家が全壊になったり半壊になったり、自宅での生活ができなくなった方もたくさんおられるそうです。
それでも、お手紙には「被災地では多くのものを失い、仕事も減ってしまっていますが、それ以上に多くの人の優しさに触れ、当たり前の日常がこんなにもありがたいことだったのかと気付かされる毎日です」と書かれていました。

こんな状況にも関わらず、失ったものではなく得たものへの感謝や、助けてくれた人への感謝の気持ちを忘れないその社長のお手紙に、逆に勇気をいただいた気がしました。

手紙の最後に「こんな時こそ、経営理念を見つめなおし、お客様と笑顔で接していきます」と復興への決意が書かれていましたが、私たちも、できる限り応援していきたいと思います。

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2016 年 04 月 27 日 14:00

使命感

先日、会社の若い人たちが集まって「使命感とは何か?」ということを話し合っていました。
今、自分は仕事に使命感を持っているか?そもそも使命感ってどんなこと?
普段、なかなか考えることがないテーマを若いスタッフが一生懸命考えてくれました。

「責任感」と「使命感」は何が違うのだろうか?
使命感を持っている人とそうでない人の仕事は何が違うのだろうか?
使命感は他人が与えられるのだろうか?・・・いろいろ話し合ってみました。

範囲や対象が明確な「人から与えられた役割」をしっかりとこなす。
責任感がこのようなイメージなのに対して、使命感という時の仕事の対象や範囲はもっと大きい感じがします。
自分が果たすべき役割への認識も、人から与えられたものではなく、天から(社会から)与えられたと感じている。
そんな気持ちが使命感なのではないでしょうか。

使命感を持って働いている人は、誰かに命令されなくても、この仕事をよりよくしたい、もっと役立つ存在になりたいと思いながら働いています。
四六時中、仕事のことが頭にあって、しかも、それが苦痛ではなく「楽しい」という感じなのでしょう。

では、どうすれば、こんな気持ちになれるのだろうか?
誰でも使命感を持てるのだろうか?
先日の話し合いはそのあたりで時間が来てしまいましたが、皆さんはどう思われますか。

答えは出ませんでしたが、若い人たちが、こんなことを考えるのは、本当にいいことだと思いました。

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2016 年 04 月 19 日 13:54

みんなが認められる温かい職場

大阪にある「株式会社ベル」(代表:奥斗志雄氏)は、ビルメンテナンスの会社です。
お客様の会社に清掃スタッフが常駐し、定期的な清掃を行います。
ひとりで清掃する現場も多く、清掃スタッフの皆さんはたいへんです。
そんなスタッフが孤独感を感じることがないように、困っていることにもすぐに答えられるようにと、ベルさんでは、日ごろから本社スタッフが現場を巡回し、コミュニケーションをとっておられます。
「どんなことでも相談してくださいね」と小さな悩みにもお答えしながら、全社でお客様の満足・感動をめざしておられる会社です。

そんな、ベルさんの社員総会がこの土曜日にあり、私も参加させていただきました。
普段、いろんな現場で働いておられるスタッフが一同に集まり、表彰を受けたり、会社方針を共有したり、懇親会で交流を深めていくのです。

いちばん感動したのが表彰式。
単に業績の良い人を表彰するのではなく、休みなく働いてくれた人や、素晴らしい報告・連絡・相談をしてくれた人、会社の活動に貢献してくれた人など、様々な賞が用意され、次々とみんなが壇上に上がっていかれます。
一人ひとりが大切な人なんだ、本当はみんなに表彰をしたいという社長の思いが表れている表彰式でした。

その中で最優秀クリーンキーパー賞(清掃スタッフ)を受賞された方がいました。
もう60歳を超えている方でしょうか。
内緒でご家族も招待されていて、お孫さんからも祝福されています。
その方が、こんな話をされていました。
「今の仕事をさせていただいたこと、この会社に出会えたこと、支えてくれた家族。すべてに感謝です。わが人生、最高です。」

家族に囲まれながら、こんな風に自分のことを話されている涙を見て、涙が止まらなくなってしまいました。

仕事が楽しい、もっと頑張ろうという気持ちになる職場環境というのは、きっと、こんな風に、みんなが認め合い、関心を持ち、感謝しあう環境なのでしょう。
家族にまで目を向けてくれる安心して働ける環境がベースにしっかりあるからこそ、やる気も生まれてくるのではないでしょうか。

人が人として認められ、尊重される職場は、みんなが素晴らしいチカラを発揮しています。



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2016 年 04 月 12 日 14:26

効率か、人の成長か

先日、ブロックスの社内で行っている「経営勉強会」の中で、講師の山崎宣次さんから「会議のあるべき姿」についての話がありました。

「よい会議」では、いろんな人が意見を出し合い、重ね合わせていくことで良いアイディアが生まれます。
シナジー、相乗効果が生まれる会議はそんな会議ですね。
しかし、なかなかそんな会議にならないのは、いろんな意見が出ていくと結論が生まれるまでに時間がかかってしまうので、つい上司受けのいい結論にまとめようとしたり、上司が方向づけし、早くに結論を出そうとしてしまうからかもしれません。
効率を重視する会議です。
そうなると、だんだんと馬鹿な意見を言ってはいけない。
よく考えないで発言してはいけないという空気感が強くなり、発言を抑制してしまうようになったりします。
「意見を言いにくい会議」とはそんな空気感でいっぱいですね。

ところが、DOIT!で取材させていただいた「ネッツトヨタ南国」さんでは、「多数決をとらない」ことをルールとし、時間がかかってもみんなが発言し、全員が納得するまで何時間でも議論を重ねていかれます。
この違いは何なのか?というのが今回の勉強会のテーマでした。

いちばんの違いは、会社の奥にある「何を大切にするか?」という共通認識だと、山崎さんは説明されました。
ネッツトヨタ南国さんが大切にしておられたのは、効率よりも「人の成長」。
会社の中にこういう共通認識があると、若い人が発言していくことをみんなが喜ぶ文化になります。多少、回り道をしたとしても、考えることで成長することのほうが良いという判断も生まれます。

「会議で大事なことは効率だ」ということが共通認識の会社だと、何時間も話し合うことは罪悪のように思われてしまいますが、こちらの会社では、そうではありません。
結果、ネッツトヨタ南国さんでは人が育ち、結果、効率も生まれてくるのです。
ネッツトヨタ南国さんだけでなく、これまで取材させていただいた企業の多くは、朝礼に1時間もかけられたり、話し合いの時間を何時間もとっておられたりしていますので、きっと同じような共通認識をもっておられるのでしょう。

そもそも、会議をする目的は会社を良くすること。
しかし会社は人が成長していけなければよくなっていきません。
そうすると多少効率は悪くても、「会議は人を成長する場」としてとらえ、みんなが深く考えたり、発言する機会を増やしていくほうが、もしかすると、誰も発言しない会議を何度もやっていくよりも、望む結果にも早くたどり着くのかもしれませんね。
鶏か卵かの議論に似ています。

何れにしても、これからはみんなで知恵を出し合い、新しい価値をどんどん生み出していくことが大事な時代です。
「どんな意見でも自由に発言できる」「考えていることを全部話していい」。
そんな会議を実現していきたいですね。

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2016 年 04 月 05 日 14:16

感謝の気持ちを忘れずに

新入社員の皆さん。
いよいよ会社が始まりましたね。ご入社、おめでとうございます。

新人研修が始まって、学ぶことがたくさんあって大変だと思いますが、どうぞ、一日一日を大事に過ごしていってくださいね。

私たち(DVD教材の会社です)が、以前に取材させていただいた福岡の美容室バグジーさんでは、入社式の時に、新人の人たちには内緒で集めた「親からの手紙」を紹介するコーナーがあります。
親元を離れ社会人になった子供に対して書いたその手紙には、小さな時の影の努力や頑張り、優しい気持ちをもって育ってくれたことに対する感謝の言葉や、社会人となって活躍してくれることへの励ましの言葉が書かれていて、私もつい胸が熱くなってしまいます。

バグジーさんが、長年、この「親からの手紙」を実施されているのは、働くうえでいちばん大切なことは「感謝する心」だと思っておられるからです。
ようやく社会人になり、親から巣立っていくこのとき、いちばん感謝すべき人は、自分を今日まで育ててくれた親でしょう。
苦労して育ててくれた人に感謝できない人が、お客様や仲間とうまくやっていけるわけがありません。
「感謝を忘れたら、みんなから愛されないよ」と、バグジーの代表の久保さんはいつも若い人たちに語り掛けられます。

この新人研修の間も、たくさんの先輩や講師の方が教育をしてくれます。
配属後もたくさんの人に支えられていきます。どうぞ、そんな人への感謝の気持ちを忘れずに、いろんな人に感謝の気持ちを伝えて、この一年を過ごしていってほしいと思います。
最後にこれは私の提案ですが、少し恥ずかしいかもしれませんが、この入社の機会に、親に手紙を書いたり、初任給でプレゼントをしてみたり、自分の感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?
きっと、親は涙を流して喜んでくれると思います。

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2016 年 03 月 30 日 14:10

みんなが「気にかけてくれる人」になる

去年、新入社員として入社した人たちも、もうそろそろ一年が経ちますね。
来月になるともう「新人」は卒業です。

私の娘も去年の春に社会人になったのですが、慣れない仕事に戸惑ったり、うまく出来ないことに落ち込んだり、いろいろと悩みの多い一年だったようです。
それでも、なんとか一年を乗り越えて過ごすことができました。

うちの娘だけではないと思いますが、新入社員の人たちが途中で仕事を嫌にならずに頑張ってこられたのは、やはり、回りの人たちの支えが大きかったのではないでしょうか。
最初のうちは、先輩にうるさく言われて嫌になったときもあったかもしれませんが、それも愛情。
傍で見守ってくれている、気にかけていてくれる人がいることは、誰にとっても嬉しいことでしょう。

新入社員は特に、こういう人の存在が頼りになりますが、私が取材した「いい会社」の中には、新入社員でなくても、一人ひとりが、「気にかけてくれている人」の存在を実感されていました。
「(上司や社長が)見守ってくれている、気にかけてもらっている」。
インタビューをすると、こんな風に応える人がたくさんおられました。
とにかく、安心して働けているようです。

人が「いきいきと働ける環境」というのは、お金や会社の制度も重要だと思いますが、もしかすると、こんな風に「自分に関心を持って、温かく見守っていてくれる人」の存在感がいちばん大事なのかもしれませんね。

そうだとすると、この春に先輩になる「これまでの新人」は、今度は自分が「見守る存在」になる。
この春まで新人を教えてきた「これまでの先輩」は、直接指導することがなくなったとしても、その人のことを気にかけ関心を持ち続ける。
一人ひとりが誰かを見守る存在になっていければ、みんながいきいきと働けるようになるはずです。

若い人たちの見本となるように、先輩もベテランが回りの人に関心を持ち続けたいですね。



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2016 年 03 月 24 日 11:35

面倒なこと、手間がかかることをする。

時々、いろんな方からお手紙をいただきます。
セミナーで出会った方からのご感想、メルマガを読んでくださった方からのお手紙、DVDの感想を熱く書いてくださる方。
そんなお手紙を読んでいると、その方の気持ちや状況が伝わってきて、グッとくることもあります。

メールでサクサクと情報交換をする時代に手紙なんて非効率だよ、と言われる方がおられます。
確かに手紙は届くまで数日かかるし、切手を買いにいったり、ポストを探したりとメールと比べれば、かなり手間がかかるし、お金もかかります。
効率の観点だけでみれば、かなり不効率な情報伝達手段ですね。

でも、その手紙に書かれた文字は、世界でただひとつのもの。
ひとつひとつの文字に、その人の思いも一緒に伝わってきます。
メールは削除できても、なかなか手紙が捨てられないのは、物理的な物として存在するだけじゃなく、そこにその人の思いを感じるからでしょうか。

思いを感じるといえば、以前、DOIT!シリーズで、ザ・リッツカールトン大阪さんを取材した後、支配人のオクタビオ・ガマラさんからお手紙をいただいたことがあります。
英語しか書けないはずのガマラさんの手紙は、日本語でした。その字はもちろん達筆ではありませんでした(ごめんなさい)。誰か日本人に書いてもらって、それを見本に書いてくださったのだと思いますが、かなり時間をかけてくださったことがわかる内容でした。
その思いがうれしくて、その手紙は今でも大切に保管しています。

手間をかけること。確かに面倒なことですが、きっと、そこには大切なことがあるのだと思います。
なんでも効率、スピードの時代だからこそ、あえて、面倒なことをすることが大事なのかもしれませんね。



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2016 年 03 月 16 日 11:17

「お役立ちの心」と「売ること」のバランス

先日、ある外資系生命保険会社の教育担当の方とお話をする機会がありました。
「業績を上げ続ける優秀なセールマン」とはどんな人か?という話になり、その資質や行動の共通点を伺いました。
一言でいえば、「お客様第一の心」と「売上拡大の心」の両面をバランスよく持っている人だそうです。

「お客様第一の心」だけだと、お客さまに商品を売ることやおすすめすることが悪いことと思ってしまい、売れなくなる。
反対に「売上拡大」ばかり考えている人は、お客様のニーズを聞くことができず、お客様に満足していただけず、紹介がいただけない。
やはり両面が必要なのだと話されていました。

どの業界もそうだと思いますが、セールスマンの役割・使命は「売ること」ではなく、「お客様の課題を解決すること」です。
これは絶対にはき違えてはいけないことだと、この会社でも、最初に徹底的に教えられるそうです。
保険でいうと、保険を獲得すること以上に、もしもの時に保険をお支払いすることに最大の使命がある。だから、この会社では支払いもセールスマンが担当します。
お客様の課題を解決するところまでが仕事だという考え方なんですね。

しかし、私たちはいつも競争の中におかれているので、業績が落ちたり、景気が悪くなると、つい、「大切な原点」を忘れて「売上拡大」に心がいっぱいになってしまいます。
課題解決が手段になっていくと、お客様からそっぽを向かれ、余計に苦しくなっていくのかもしれません。
営業という仕事は、本当に難しい仕事です。

でも、だからこそ、自分の「本当の使命」を日々確認し、心の両面のバランスをしっかり意識して仕事をすることが大切なのでしょう。

「あなたの仕事は何ですか?」と尋ねられた時、心の底から、本気で、「お客様を幸せにする仕事です」と答えられるかどうか。
お客様が企業を選ぶ時代になった今、そこが、ますます大切になってきているような気がします。

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2016 年 03 月 10 日 09:45

映像の特徴

私たちの扱っている商品は「映像」です。

物事を伝える方法はいくつもありますが、「映像」という媒体は、文字やイラスト、また対面などの伝達方法とはまた違った特徴があり、最近、またその面白さを感じています。

映像ならでの特徴・・・。

そのひとつは「情報量の多さ」だと思います。

1分間の映像には、文字情報に換算して180万文字分の情報伝達力があるといわれていますが、例えば、文章で、複雑な空の色のグラデーションや、ある場所にいる人たちの雰囲気や状況などを伝えようと思うと確かに相当な文字数が必要になるでしょう。
それが、映像であれば瞬時に伝えることができます。

私たちの商品「DOIT!シリーズ」の中にも、もちろんたくさんの「情報」が詰まっています。

例えば、1分間のインタビューカット。

インタビューで話される「言葉」は、文字にもなる情報ですが、話している人の表情やしぐさ、言葉のニュアンス、目の輝き、ちょっとした「間」など、文字にはしにくい、でも大事な情報が同時に映っています。

そんな豊富な情報を使って、人の「気持ち」や「真意」のような、複雑なものを伝えることができるのは映像ならではの大きな力だと思っています。

その他にも、映像には「物事をたくさんの人に伝える力」や、「物事を短時間で伝える力」など、他のメディアにはない特徴があり、ヒット映画のように、ひとつの作品が世界に大きな影響を与えたり、人の人生を変えることもあるぐらい、大きな力を持っているのが映像です。

でも、どんな優秀な道具でもあっても、それを使いこなすのは人。
私たちに物事を切り取る目や感性がなければ、陳腐な映像しかできません。

「映像」に対する技術や知識を勉強すると同時に、自分たちの感性や人間性を磨いていくことが、よい映像をつくっていく基本なのだと思います。


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2016 年 03 月 03 日 09:39

覚悟を決めるということ

先週、西精工の西社長をお招きし、「DOIT!フォーラム」を大阪で開催させていただきました。
たくさんの皆様にご参加いただき、心より御礼申し上げます。

今回のセミナーは「本気の社員をつくる人づくり、風土づくり」と題して、西精工さんの人材育成や風土づくりを学ばせていただきました。
朝礼の方法や教育の仕組みなど「やり方」にも注目が集まっている西施工さんですが、最も大切にされていたのが「理念」です。

何のために働くのか、だれのために働くのかをしっかりと共有すること。
そこに全力投球されてきた17年間。
それは壮絶な社員との対話の歴史でした。

理念は抽象的な概念ですが、西精工さんは、それを毎日の「行動」に落として実践しておられます。

例えば「愚痴や悪口を言わない」という行動規範。
社員の人たちはなぜこれが大切なのかを、腹に落ちるまで考えて実行しているので、社員の方が語っておられましたが、上司がいない飲み会でも、愚痴や悪口をいう人は本当にいないそうです。

理念という哲学が毎日の行動の中にしっかり根付いているからそうなるのですが、ここまでになるには西社長の強い信念と行動がありました。
会場から「その粘り強さはどこからくるのか?」というご質問がありましたが、西社長は即座にキッパリ返答。

「そう、決めたからです」。

覚悟を決めるということは、こういうことなのだと思うやり取りでした。

「いい会社にしていきたい」「社員の幸せにしたい」という願望ではなく、「何があってもいい会社にする」「幸せにする」という覚悟。
覚悟なき理念は絵に描いた餅なのでしょう。

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2016 年 02 月 27 日 13:12

進化することが仕事

私たちは、仕事柄、いろんな経営者にご講演をお願いすることがありますが、
ご講演の内容もさることながら、その間に垣間見見るお仕事の仕方や姿勢にハッとすることがあり、いつも自分自身、反省します。

バグジーの久保社長は様々な会社や団体から年に何度も講演の依頼があり、
全国を飛び歩かれています。
以前、久保社長の講演用のノートを見せていただいたことがあるのですが、
そこには、毎回の自分の講演メモがピッシリと綴られていました。
その時の受講者や業種に合わせて毎回内容を変え、同じ話をしないようにされているのです。

先日も、川越胃腸病院の須藤常務に二度目の講演をお願いしたことがありましたが、
須藤さんも全てのパワーポイントを作り直してくださいました。
いい会社の経営者の皆さんの共通点ですね。
普段、その会社でどんな風に仕事に取り組まれているのか、その姿勢から伝わってくるようです。

どんな仕事も常に進化する。常に前進する。同じ仕事を繰り返さない。

私も、常に変えていこう、進化させていこうと仕事に取り組んできましたが、
時間がないと、つい現状維持や楽な方を選ぶことがあります。
でも、それはただの言い訳にしかすぎません。

会社は理想に向かって進んでいるのですから、「進化すること」が普通の状態。楽な道、現状維持はむしろ危険な状態なのかもしれません。
同じ仕事でも常にやり方を見直し、より良いものをめざす。
変わることが仕事なのだということを思い出し、反省をしています。

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2016 年 02 月 17 日 14:52

人のせいにしない生き方

会社が悪い、上司が悪い、政治が悪い。だから私は幸せじゃない。
自分は人と比べて、こんなにもできないことばかり。なぜ?
そんな風に思う人がいる一方で、どんな厳しい状況においても「自分がどう行動できるか」と考えて、人と比較することをやめ、自分が変えていこうと動く人もいます。

先日、弊社でドキュメンタリーDVDを制作させていただいた、織田友理子さんは、遠位型ミオパチーという難病と闘っている方です。
筋肉が脂肪に置き換わっていく難病で、年々身体が動かなくなる病気です。
子育てをしながら、車椅子で生活をされています。

普通だったら「なぜ私だけこんな病気に」「車椅子では何もできない」とめげてしまうような状況だと思うのですが、織田さんは、ひとつもそんなことを口にされません。
同じ病気の方のためにと国を相手に治療薬の開発を促したり、車椅子の方がどこでも出かけられるようにWEBサイトをつくったり、先日はオバマ大統領にも会いにいかれました。
とにかく明るいのです。

彼女は心が強いから。能力があるからだ。そんな風に思う人もいるかもしれません。
でも、本当にそうなのでしょうか。
障がいがあっても、なくても、世の中には思い通りにいかないことはたくさんあります。
その思い通りにいかない環境をどうとらえていくのか。
「できないことを数えるのではなく、できることを数えてみる」。
織田さんは自分の動かない身体を受け入れて、動かないなりに何ができるだろうと考えられているようです。
立てないなら車椅子で動けばいい。
車椅子で行けないところがあるならば、もっと社会に呼びかけてみんなで変えていけばいい。
織田さんは「今を生ききる」ことを大切にしておられます。

私たち健常者のまわりにも、いろんな壁や障がいがあります。その壁は壁。
まずそれをしっかりと受け入れる。その中で、できることを考えてみる。
こう書いてしまうと簡単そうですが、なかなか難しいですね。
でも、愚痴や不満で生きていくより、何か楽しそうです。


【織田友理子さんのDVD Walker私の道 絶賛発売中】
http://www.doit-fun.jp/shopping/goods_detail.php?id=160
※織田友理子さんのDVDは、収益を「遠位型ミオパチー患者会(PADM)」さんの活動基金に寄付させていただいています。


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2016 年 02 月 09 日 14:34

心の豊かさを求めるお客さま

東京の下町にあるお客様の会社に伺う用事があり、朝、時間つぶしにファーストフード店に入りました。
入り口を入ると店員さんが元気な挨拶で迎えてくれます。
よくみると、その方は私より年上の高齢の女性です。
最近はこんな年代の方も元気に働いておられます。
「ああ、こんな時代になったんだな」と思いながら、席に座ると、まわりも高齢者ばかり。
数人が顔馴染みなのか話をしながら楽しそうにハンバーガーを食べておられます。
まさに高齢化社会。
ファーストフードは若者のお店なんていう常識は過去のものなんですね。

その時、「こういうお店に来られる高齢者の方は、何を買いに来られているのだろうか?」
ふとそんな疑問が浮かんできました。
買われたものはもちろんハンバーガーなのですが高齢者がそれをどうしても食べたいと思うのだろうか?と考えてしまったのです。

ハンバーガーを食べたいから来るという目的ではなく、この店に求められているのは、もしかすると「人とのつながり」や「楽しい会話」。
つまりお腹ではなく、心を満たしたいから来店されているではないでしょうか。
「心の豊かさを求める時代」と言われて久しいですが、まさにそんな時代の象徴を見た気がします。

私たちは、いつの頃からか「モノを買っても幸せになっていないな」と気づきはじめました。
これを買えば幸せになる。そう思ってモノを買っても、それは一時の幸せ。
心は豊かになった気はしません。それよりも、人と楽しく会話する。
道端の花を眺めて綺麗だなと感じる。
そんな体験のほうが、心が豊かになった気がすると思う人が増えてきたように思います。

そんな時代だからこそ、お客さまの「本当にほしいもの」(例えば心が豊かになりたいというニーズ)に気持ちを寄り添える人が求められているのでしょう。
例えば、ハンバーガーを食べにくる高齢者の方に「いらっしゃいませ」とマニュアルで答えるのではなく、例えば「今日もいい天気ですね、○○さん」と言って会話する。
そんな人やお店に、知らず知らずに人が集まってくるのではないでしょうか。



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2016 年 02 月 03 日 18:29

仕事の面白さは自分がつくる

仕事でも、スポーツでも一生懸命やっていると「奥の深さ」を感じることがあると思います。
私たちの映像の世界でも、ワンカットを何分の一秒伸ばすか、短くするかで雰囲気が変わるとか、
インタビューをする時にこちらの心の向き方で引き出される答えが変わるとか、
今までは見えなかったことが見えた時に、その世界の奥深さを感じることがあります。
この瞬間に、ぐんと仕事は面白くなってきます。

どうすれば、もっと良くなるか。単調でつまらないと思っている仕事でも、
グッと集中して何度も何度も挑戦してみる。小さな差にこだわってみる。
そうすると今まで見えなかった世界が見えてきます。

資料づくりでも、お茶を出すことでも、接客の仕事でも、どれだけこだわってやるか。
仕事の面白さは、自分が作り出すのものだと思うのです。
スピード、精度、綺麗さ、見やすさ、使いやすさ、わかりやすさ、ニーズの先読み、心配り・・・
こだわる世界は無数にあります。

時々、若い人が「仕事が面白くない」と愚痴をこぼすのを聞くことがありますが、
それはきっと本当の面白さに気づいていないときなのでしょうね。
仕事の面白さ以外のことが気になってしまうのは夢中になっていないのかもしれません。

仕事に限らず、スポーツでも、遊びでもグッと自分から集中してこだわっていく。
面白いかどうかは、その仕事の内容のせいではなく、自分自身がどんな心で向き合っているかなのだと思います。

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2016 年 01 月 29 日 18:23

「素直な言葉」に心が豊かになる

休日にあるレストランで食事をしました。
コースの最後に小さなスィーツが並んだプレートが運ばれて、
「この中からお好きなものをお選びください」と言ってくれました。

私も一緒にいた妻はとても喜び、好きなものを選ぶ、とそのスタッフが皿に盛りつけてくれました。
皿の上にきれいに並んだスィーツ。
「ありがとう」と声をかけると、そのスタッフは「嬉しいです。見てくださっていたので少し緊張してたんです。」と少し照れたように言われました。
なんということはない、こんなやり取りだったのですが、
私は「このお店はいいな」という気持ちになりました。

もちろん、丁寧な言葉で会話するのは接客の基本。
このお店の人たちの接客はレベルの高い印象です。
でも、こんな風に、働いている人たちが「自分の素直な気持ち」を乗せて会話をしてくれると、
何だかそこに人の心を感じ、ホッとします。

以前、顧客満足度の高い自動車販売店で、
「ありがとうございます」という言葉だけでなく「買っていただけて本当に嬉しいです」という、
素直な気持ちを伝えるようにしたらお客様との距離が近づくようになったというお話を
聞いたことがありました。
接客の基本だけではなく、そこに心を乗せることは、本当に大切なことなのかもしれません。

しかし、言葉の根底にあるのはその人の「人柄」。
私たちに声をかけてくれたスタッフは多分、このサービスに慣れていなかったのだと思いますが、
「だからこそ、一生懸命がんばろう」という思いだったと思います。
ひとつひとつの仕草から、そんな気持ちが伝わってきました。

最高のおもてなしは、誠実な人柄と堅苦しくない素直な会話。
ホスピタリティは「技術」ではなく、やはり「精神」。
一生懸命に働こう、心を込めて頑張ろうとか、その人の「心のありよう」が
いちばん大切なのだと思います。

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2016 年 01 月 22 日 11:58

ホスピタリティの原点

先日、京都で行った「知恵の場」(5回シリーズのセミナー)では、
講師の力石寛夫先生(トーマスアンドチカライシ代表)に「ホスピタリティの原点」と
いうテーマでお話をしていただきました。
同名の書籍をお持ちの方も多いと思いますが、力石先生は45年に渡ってホスピタリティを
日本に広げてこられた「ホスピタリティの父」と呼ばれている先生です。

「ホスピタリティとは心の共有である」。
豊かさや優しさ、楽しさをお客様と共に共有することだと仰っています。
例えばディズニーのスタッフは「お客様の人生の思い出づくりのお手伝い」を
したいと思って働いている。
スターバックスの店員さんは「職場でもなく家庭でもない第三の憩いの場」をつくろうと働いている。
単なる遊園地、飲食業ではなく、お客様の心に寄り添って、心を通い合わせていくことが
「ホスピタリティ産業」。楽しさや豊かさを共有している企業です。

では、そんなホスピタリティを提供できる企業になるにはどうすればいいか。
まず、「もっといい仕事をしよう」「質を向上させていこう」という志。
これがなければすぐ業績や効率に走ってしまいます。
そして「あたりまえのことをあたりまえにする」。基本・原点・本質を磨き続けることだと仰います。

例えば、「気持ちのいい挨拶」「約束した時間を守ること」「人に不快感を与えない身だしなみ」。
こんな「あたりまえ」をしっかりしていくことがホスピタリティの原点。
「なんだこんなことか」と思われるかもしれませんが、いい会社はみんなここを大事にされています。

わが身を振り返ってみても、確かに朝の挨拶も、「おはよう」というものの、
習慣的に挨拶をしてしまいがち。そこに心がこもっているか?
相手の気持ちを察したり、こちらの心を伝えあったりしているかと言われると恥ずかしくなります。

自分のまわりの人と心の共有ができない人が、どうしてお客様にホスピタリティを提供できるか?
そんなメッセージが伝わってきました。

力石先生はいつも、会場のトイレに水がはねていると、そっと拭いて出ていかれたり、
落ちているゴミを拾われます。
まさに「足元から」。私もひとつひとつの原点を磨いていこうと思います。



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2016 年 01 月 13 日 13:26

難病と闘う、織田友理子さんと洋一さん(講演会のお知らせ)

昨年の4月に、DOIT!のアドバイザーであるベルウェイ研究所の山崎宣次さんのご紹介で、
織田友理子さんとご主人の洋一さんにお会いしました。

織田友理子さんは22歳のときに、遠位型ミオパチーという、筋肉が年々失われてしまう病気が発病。
それ以降、だんだんと自分で動くことができなくなり、今はご主人のサポートを受けながら
車椅子で生活をされています。
現在、この病気の治療薬はなく、織田さんは当初、大きなショックを受けられましたが、
この状況を嘆いていてもしかたがない、出来ないことを数えるのではなく、
自分に出来ることを考えて生きていこうと、いろんなことに挑戦をされるようになりました。
車椅子で生活されている人がもっと自由にいろんな場所に行けるようにと
バリアフリーマップを作ったり、治療薬のない難病のことを多くの人に知ってもらい、
国や企業に製薬開発を働きかけたり。
織田さんの、いきいきとした姿に多くの人が巻き込まれ、動き出しています。
先日はオバマ大統領ともお会いされたそうです。

私たちブロックスも、織田さんの“前に向かっていく生き方”や“支え合って生きていく姿勢”に、
たくさんの勇気を頂きました。
そこで、昨年、織田さんご夫婦の活動や生き方をご紹介するドキュメンタリーDVD
「Walker『私』の道」※を作成することになったのです。
(販売費用の中から一部を難病支援のNPOに寄付させて頂きます)

そして、来る2016年2月5日(金)。
DVDの発売記念の「織田友理子さん講演会」を開催いたします!
生きていく上の勇気、希望。とても素敵なお話を伺えると思います。
ぜひ、皆さまのご参加をお待ちいたしております。

※DVD「Walker『私』の道」の内容はこちらをご覧ください。(サンプル動画配信中)
https://www.doit-fun.jp/shopping/goods_detail.php?id=160


■織田友理子さん講演会(DVD発売記念)のお知らせ

【セミナーの内容】
内容:ブロックス主催「織田友理子さん講演会」
講師:織田友理子さん(NPO法人PADM代表)
日時:2016年2月5日(金)18:00~20:00
    ※受付:17:30~ ※懇親会 20:30~(希望者のみ)
会場:ハリウッドビューティプラザ 4F 〒106-0032東京都港区六本木6丁目4番1号  
※東京メトロ日比谷線「六本木駅」C1出口直結
定員:40名(先着順とさせていただきます)
参加費: セミナー参加費 3000円(税込)※DVD「Walker「私」の道」1本ご進呈
※懇親会の費用は別途必要になります。
主催: 株式会社ブロックス (協力:ハリウッド化粧品)

【お申込み方法】
お申込みをご希望の皆さまは、住所・氏名・ご連絡電話番号、参加人数を記入の上、弊社まで「メール」もしくは「お電話」でお申込みください。
(宛先)株式会社ブロックス 織田友理子さん講演会係 
メール:info@blocks-net.co.jp お電話:03-5312-1831

【その他情報】
●織田友理子さんの書籍
「心さえ負けなければ、大丈夫。」(鳳書院)
https://www.doit-fun.jp/shopping/goods_detail.php?id=162
「ひとりじゃないから、大丈夫。」(鳳書院)
https://www.doit-fun.jp/shopping/goods_detail.php?id=161

●織田友理子さんの言葉(書籍より抜粋)
「病気だから○○が出来ないと、病気を人生の“障害”にしたくない」
「心さえ負けなければ、大丈夫」
「人生の幸不幸は、障害とは関係ありません。他人との比較で決めるものでもありません。
自分で決めるのです。」


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2016 年 01 月 06 日 16:48

駐輪所のおじさんに学ぶこと

新年明けましておめでとうございます。

いきなり私ごとで恐縮ですが、このお正月は、昨年から働き始めた娘が休暇で帰ってきて、
家の中が久しぶりに賑やかになりました。
新社会人としてのこの一年は、慣れないことばかり。
四苦八苦しているようですが、自分の仕事に誇りを持って取り組んでくれているようで、
それがいちばん嬉しいお土産でした。

しかし、仕事はいつもいつも順調にいく訳ではなく、マンネリになったり、落ち込むこともあります。
いつもフレッシュな気持ちで働くにはどうすればいいのでしょうか。

私がいつも利用する駅の近くに、有料の駐輪所があります。
そこに自転車の整理をする一人のおじさんがいるのですが、
私は密かに、そのおじさんを自分の励みにしています。

駐輪所には、毎朝、たくさんの人が自転車を預け駅に向かっていきます。
駐輪所は言ってみれば「場所を貸す」だけの場所。
自転車を自分で停めて出ていくだけのところともいえるのですが、
そのおじさんは、一人ひとりのお客様に深々と御礼をし、
「いつもありがとうございます。気を付けていってらっしゃい」と
一人ひとりに笑顔で挨拶をされるのです。
その笑顔にお客様も笑顔を返し、その駐輪所はいつもいい雰囲気。
輝いている感じがします。
私自身は利用していないのですが、おじさんの仕事をみる度に心がキリッとします。

毎日が初演の気持ちで、与えられた仕事に手をぬかず一所懸命に取り組む。
おじさんの仕事には、「もうこれぐらいでいいか」ということがまったく感じられません。
マンネリなんて言っている間は、本当に打ち込んでみていないのかもしれませんね。

私たちも、まだ、おじさんのような仕事には届かないことばかり。
ただ、そこに向かっていきたいと思っています。

誇りを持っていきいきと働く人、いきいきと働く職場づくりを応援したい。
それが私たちの変わらぬ願いです。
2016年も、ブロックスはいろんなことに挑戦していきますので、
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2015 年 12 月 28 日 16:46

2015年を振り返って・・・

今年も残すところ後わずか。皆さま、お忙しい日々をお過ごしのことと存じます。

本年も、メルマガDOIT!をご愛顧いただきありがとうございました。

おかげさまで、ブロックスは、今年もたくさんのお客様にDVDをお届けし、
一部のお客様とは、映像制作や研修などのお仕事をさせていただきました。
今回は、そんな2015年を振り返りながら、私たちブロックスの仕事をご紹介します。

(1) 新作DOIT!「西精工」編が大好評!
今年も弊社のDVD教材をたくさんの企業の皆さまにお届けいたしました。
特に、今年はDOIT!の最新号「西精工」編を発売。
おかげさまで、今ご注文が急増しています。
定番の仕事の原点シリーズ、セミナーDVDシリーズなどもご活用企業が増え、
今年も様々な企業の皆さまと交流させていただきました。

(2) ブロックス・セミナー全国で開催!
10月に開催した「日本を元気にするセミナー」には、全国各地、220人ものお客様がご参加。
満足度99%高いご評価をいただきました。
京都で開催中の「知恵の場」も毎回80名のお客様が学ばれています。
また、いい会社を見学する旅「実践学習会」も参加者の皆さまから高いご評価を頂きました。
そして、全国各地で開いた「試写交流会」も、毎回、満席に近い状態になり、
延べ800人以上の皆さまにご参加いただきました。
試写交流会は気軽に参加できる勉強会。ぜひお気軽にご参加ください!

(3) お客様の課題にお応えたしたカスタマイズ映像!
会社案内の映像や会社の中で活用する社員教育用の映像など、
ブロックスでは今年もたくさんの企業様の「映像」を制作させていただきました。
社内用なのでご覧いただくことはできませんが、その内容は各社各様、様々です。
制作の中で私たちが大切にしているのは、ただ映像を作って終わりではなく、
それが活用される場づくりも考え、「効果が生まれる」ところまでしっかりとご対応することです。
新しい社員教育を考えている、会社案内映像を作り直したいという時は、
ぜひ私たちブロックスにもお声がけください!

(4) 新しいことが生まれています!
今年、発売した「Walker 私の道」というDVDは、ブロックスの社会貢献事業の中から生まれた映像です。
難病と闘う織田友理子さんの生き方をご紹介しています。

そして、来期発売予定の「志goto人」シリーズは、組織の中の「個人の働き方」に迫る内容です。
ただ今、撮影・編集が佳境に入っています。

今年、私(西川)がいちばん印象に残った仕事が「日本を元気にするセミナー」です。
「みんながいきいきと働く会社をつくりたい」という思いを持ったお客様と、
講師である西精工の皆さまの雰囲気、そして私たちブロックスの気持ちがひとつになり、
会場が本当に素晴らしい空気になり、胸が熱くなりました。

昔から、ドライなビジネスではなく、心と心が通い合い、仕事を通して
人と人が仲良くなっていくような商売をしたいと思っていましたので、
本当に嬉しくなるセミナーでした。

来年も、社員が一丸となってそんな仕事をしていきたいと思います!

2016年が、皆さまの会社にとりまして素晴らしい一年になりますように。
どうぞ、よいお年をお迎えください。

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2015 年 12 月 18 日 14:13

人との対話で幅を広げていく

今年もいろんな会社や組織で、映像を使ったワールドカフェ(対話の場)をさせて頂きました。
いちばん多く語り合ってもらったテーマは「やらされ感からやりたい感へ」。
若い人たちにとっては、これまで、仕事に向かう気持ちを他の人と語り合う体験が
少なかったからでしょうか。
このテーマはいろいろな気づきがあるようです。

ある対話では、「駐車場の誘導係をさせられたときにやらされ感を感じた」という
話題が出ていました。その人にとっては「つまらない仕事」だったのでしょう。
「なんで、私がこんな仕事をさせられるのか?」そんな気持ちになったようです。
その場にいたので、私は、「駐車場の誘導係は、本当につまらない仕事なの?」と
聞いてみました。
そのメンバーは最初、「?」という表情をしていましたが、それをキッカケに
また話を深めてくれました。

テーマを深めて考え、いろんな人と話し合うことは、その人の考え方の幅を広げます。
そのテーブルでは最後の方には、「自分のとらえ方次第で、仕事は面白くもなるし、
つまらなくもなる」という話になっていました。

今は、インターネットを使えば、いろんな情報や知恵を得られる時代。
困ったら答えを探すということが日常になっています。
でも、仕事はそんなに簡単なものではありません。
本当の答えなどはどこにもなくて、自分で考えて導き出すしかありません。

本を読むこと、人に会うこと、良いものにふれること。
若い人にはいろんな体験を通して、自分自身で切り開く力を養っていってほしいなと思います。

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2015 年 12 月 11 日 10:20

ブロックスのめだかの学校、スタート!

生徒として授業に参加し、先生の話を聞き、勉強することもいいことですが、
自分が講師になってみる体験は、今までにない大切な学びが得られます。

講師になってみてわかるのが、まず自分がその分野を熟知しておかなければならないこと。
どんな質問が出てくるかわかりません。そのうえで、相手にわかりやすく伝える努力もいる。
資料を作成したり、話し方ひとつに工夫を重ねていく中で、生徒以上に、先生が
学んでいくのかもしれません。

そんな思いもあって、今月から弊社では、社内の勉強会として「学び合いセミナー」という
勉強会がスタートしました。
これは毎月1回、社員が交代で講師になり、自分が勉強してきたテーマについて発表し、
みんなに伝えていくものです。
事前にみんなが自分の担当テーマを決めて準備をしています。

「質の高い会議について」「ファシリテーショングラフィックについて」
「前向きな気持ちで生きる方法」・・・。
出てきたテーマは多岐に渡っていて、なかなか魅力的です。

学んだことをアウトプットしてみると、また至らないところが見えてくる。
それをまた勉強する。
この繰り返しの中から、みんなで成長していけたらな、と願っています。

童謡の“めだかの学校”は「だれが生徒か先生か・・・」という歌詞でしたが、
この勉強会は、まさにそんな感じ。

第1回目の講師役の社員。少し緊張しながら立派に役目を果たしてくれました。


(株式会社ブロックス 代表取締役 西川敬一)

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2015 年 12 月 04 日 10:11

憧れられるような仕事をしているか

昨年、地域で公務員をめざすある若者に出合いました。彼は地元でなんとか公務員になりたいと、何度も試験を受けていたのですが、なかなか合格がもらえず、今年、会った時は暗い顔をしていました。

その彼から、先日メールが・・・。ついに公務員試験に合格したという内容でした!
そもそも、彼が公務員を目指すようになったのは、昔、彼の祖母が亡くなる寸前まで親身になって面倒を見てくれた公務員さんの仕事に感動したことがキッカケ。そこから、自分も人の役に立ちたいと思い、自分の夢に向かって頑張ってきたのです。

私が素晴らしいなと思ったのは、もちろん、夢をあきらめずに頑張ってきた彼自信の努力や粘り強さなんですが、その彼の夢のきっかけになった公務員さんも、本当にいい仕事をされていたのだと思うのです。

翻って、自分は、誰かに感動を与えたり、尊敬されるような仕事をしているだろうか?
誰かの夢になるような人になっているだろうか?
問うてみると、恥ずかしくなります。

子供から憧れられるような仕事人は、何も有名なスポーツ選手だけではありません。学校の先生、エンジニア、バスガイドさん・・・。その仕事に誇りを持ち、真正面から真剣に取り組む、子供から憧れられるような大人はどの業界にもいます。

「自分の仕事ぶりは、子供が見たらどう思うだろうか?やってみたいと思うだろうか?」
この問いを持ち続けていきたいと思います。

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2015 年 11 月 24 日 09:41

心に響くのはなぜ?

お陰様で、DOIT!の最新号、「西精工」の映像をご覧いただいた方から、
たくさんのご感想やお声を頂戴しています。

「西精工さんのような会社を目指していきたい」という会社や組織づくりの
目標にしたいという経営者の方からのご感想。
「橋本係長のメンバーに対する真剣な関わり方を見て、自分のあり方を考え直した」と、
部下を持つリーダーのお声もたくさんあります。
また、若い社員の方は、西精工さんの若い社員の人たちが、
自分のミッションステートメントを書き、それを指針にいきいきと働く様子を見て、
「自分は人生なんて考えてもいなかった。この機会に生き方や目標を考えてみる。」
という声もいただきました。

それぞれの立場で、いろんな気づきを持たれているようで、
作り手としては本当に嬉しくなります。
ご感想をいただきました皆さまに、改めて、御礼を申し上げます。

西精工さんの映像が、これほどまで皆さんの心に響いているのは、なぜなんだろう?
私もいろいろと考えてみる機会になりました。
これは想像なのですが、きっと、この会社が、「人としてのあたりまえの生き方」を
素直に追求され、成果を上げておられるからではないでしょうか。

「会社は、みんなが仲良く働き、力を合わせること」「人と会ったら挨拶をする」
「困っている仲間を助ける」「人生の目標を持って生きる」
「感謝の心を持ち、ありがとうと言う」・・・。
人と人が共に働くとき、本来は当たり前に行われていたことが、
いつの間にかできなくなっている現状。それを「そんなものかもしれない」と
受け入れている自分。
この映像を見ると、そんなことに気づき、ハッとするのかもしれません。

西精工さんの取り組んでこられたことの、ひとつひとつは、
どれもシンプルでわかりやすい取り組みばかり。「私たちにやれないことはない」。
一人でも、「自分からやってみよう」と動き始めていけば、大きな組織だって変わっていける。
そんな気持ちがしてきます。

ぜひ、皆さんの会社の中で、ご覧いただき、これからの会社のことや、
職場のあり方を語り合ってみていただければ幸いです。

DOIT!97.98号「西精工」DVD
→ http://www.doit-fun.jp/shopping/goods_detail.php?id=159

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2015 年 11 月 06 日 09:51

リーダーシップは影響力

先日、ある方から、ソニーの創業者である井深さんのお話を聞きました。
有名なお話らしいので、ご存じの方も多いかもしれませんが、私は初めて聞き、
とても感動したので、ご紹介します。

井深さんが社長時代のお話です。
最新鋭の設備を備えた厚木工業ができ、世界中から大勢の見学者が来られていました。
しかし、一番の問題だったのが便所の落書きでした。
井深さんは、会社の恥だからと工場長にやめさせるよう、指示を出し、
工場長も徹底して通知をしたのですが、一向になくならなかったそうです。
“落書きをするな”という落書きまで出て、井深さんもしょうがないなと諦めていました。
するとしばらくして、工場長から電話があり「落書きがなくなりました」と言うのです。
井深さんが「どうしたんだ?」と尋ねると、工場長は「実はパートできてもらっている
トイレ掃除の女性の方が、かまぼこ板、二三枚に“落書きをしないでください。
ここは私の神聖な職場です”と書いてトイレに張ったのです。それでピタッとなくなりました」と
言いました。
井深さんは、続けて「この落書きの件について、私も工場長もリーダーシップをとれなかった。
パートのおばさんに負けた。」と言われたそうです。

井深さんは、その時に“リーダーシップとは上から下への指導力、統率力だと考えていたが
それは誤りだ”と悟られ、それ以来、リーダーシップを“影響力”と言うようにしたそうです。

リーダーシップは影響力。
確かにどんなに上からの指示や命令を行っていても、それを受け止める部下が
どう受け止めるのかが問題です。

マザーテレサさんも、多くの方が影響を受けて後を付いていかれていますが、
彼女が指示や命令を出した訳ではありません。
人に影響を与えたのは彼女の行動や人格。

もちろん、リーダーシップの中の素晴らしい統率力も指導力も、影響を与えるものですが、
原点にあるのは人格なのだと、改めて考えさせられる逸話でした。




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2015 年 10 月 28 日 11:47

影で支える仕事

先日、あるビルのトイレに入ると、黙々と掃除をされている清掃スタッフの姿がありました。
トイレの便器に向かって、腰をかがめ、隅々まで本当に丁寧に掃除されています。
その熱心で夢中になっておられる姿がとても心に残りました。

きれいに清掃されているトイレ。これほど気持ちいいものはありません。
私たちは普段、何気なく使っていますが、この美しさを保ってくださっているのは、
こうした人たちがいるからこそ。

私たちは、つい、それが「あたりまえ」と思ってしまい忘れがちになってしまいますが、
どんな仕事にも、「影で頑張ってくださる人」がいて成り立っています。
エレベーターの保守、鉄道の保線係、水道や電気の設備工事・・・、
業種だけでなくても、会社の中にも「影で頑張ってくれている人」が必ずいます。

影で支える人たちは、きっとお客さまから感謝されることも少ないはず。
それなのに、手をぬくことなく、一生懸命に仕事をしておられるのは、
自分の仕事に誇りを持っているからに違いありません。

誰からも何も言われないけれど、「隅々まで綺麗に磨かれたトイレ」が自分の仕事の結果。
ピカピカのトイレが、その人たちの「誇り」であり「努力」です。
もしかすると、中には「こんな仕事、努力が報われないな」と思ってしまっている方も
いるかもしれません。でも、そんな人に伝えたいことがあります。

大丈夫、あなたの努力はしっかり伝わっています。
本当にいつもありがとうございます。

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2015 年 10 月 22 日 00:08

「メンターは空気感」

10月14日、第16回目の「日本を元気にするセミナー」を開催しました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

今回は、新しいDOIT!でご紹介した、徳島の西精工の西社長と社員の皆さんをお招きし、
「社員ひとりひとりの人生を輝かせたい!」と、様々な経営改革を進めてこられた
西社長の努力、そしてそれに応えた社員の皆さんの生の声を聞かせていただきました。

あまりにも、たくさんの素晴らしいお話があり、ここではすべてをご紹介できませんが、
皆さんが、「いちばん心に残っていた」と口々に仰っておられたのは、
ある社員さんが語られた「私のメンターは(職場の)空気感」という言葉です。

誰かに特定の上司に支えられているというより、職場のみんなが支え合い、助け合い、
お互いが関心を持って過ごしている「職場全体の温かい空気」が、自分の支えであり、
やる気の源だと言われるのです。

確かに、どんな職場にも「空気感」があります。
でも、それぞれの空気感には「色」があります。
例えば「何もしないでおこうという気持ちになってしまうような空気感」。
逆に「何でもやれる気持ちになる空気感」もあります。
西精工さんだけでなく、いい会社の職場の空気感は、当然、後者です。
そんな空気をつくるのは、一人ひとりの気持ち。
その相和が会社の空気をつくるのでしょう。

では、どうすれば、そんな空気感が作れるのか。
短時間で出来るものではなさそうです。
西精工さんは、17年かけて、そんな空気感を育ててこられたのです。

具体的な取り組みは、新作の97号、98号でご紹介していますので、
ぜひ、ご覧いただければ幸いです。

今回の日本を元気にするセミナーも、皆さんの熱い心に支えられ、
本当にいい空気感になりました。
また来年もそんな空気感のセミナーにしていこうと思います。

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2015 年 10 月 13 日 16:53

織田友理子さんのDVD「Walker~“私”の道~」を作成しています。

今年の4月、織田友理子さんとご主人の洋一さんにお会いしました。
織田友理子さんは今、「遠位型ミオパチー」という病気と闘っておられます。
この病気は、未だ治療法がない難病のひとつ。
体の筋肉が徐々に衰えていき、歩くことや一人で食事をすることもできなくなっていく
進行性の病気です。
織田さんは、今ご主人の支えのもとで、車椅子の生活を送られています。

織田さんに初めてお会いしたとき、「なんて明るい方なんだろう」と私はびっくりしました。
こんなに重い病を抱えている方なのに、悲壮感がありません。
いろいろとお話を伺っていくと、織田さんは、自分が病気だからと嘆き悲しんでもしょうがない。
今、自分にできることをやっていこう。
それが自分に与えられた使命だと思うようになったそうです。

患者会を立ち上げ国や企業に新薬開発を促したり、車椅子の人がもっと気軽に
外出できる世の中にしたいと、観光地や施設のバリアフリーの状況を伝える動画サイトを
立ち上げたり、車椅子に乗っていても、もっとおしゃれができるようにアパレルメーカーと
洋服を共同開発したり。その活動はどんどん広がっています。

自分の病気も天から与えられたもの、この体にしかできないことがあるはずだ
。だから、自分にできること精いっぱいしていこう・・・。
織田さんの生き方は明快です。
そして、彼女をもくもくと支えるご主人とのパートナーシップも素晴らしいなと思いました。

 そんな出会いから半年。私たちブロックスもできることをしていきたいと思い、
この度、織田さんの生き方や活動を紹介するDVDを作成することにしました。
どんな状況でも明るく生きる織田さんの生き方は、きっと企業で働く人にとっても励みになるはず。
ぜひ、皆さんにご覧いただければと思っています。
約40分のドキュメンタリー映像で、2000円(税別・送料別)で販売させていただきます。

DVDの収益は、織田さんが立ち上げられたNPO法人PADM(遠位型ミオパチー患者会)に寄付させていただきます。

ご興味のある方は、こちらまで
→http://www.doit-fun.jp/shopping/goods_detail.php?id=160

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2015 年 03 月 28 日 00:50

組織の文化

組織によって、様々な文化や習慣があります。
いい文化もあれば、悪い文化もあり、それぞれの会社によって、
個性的な文化が醸成されています。

例えばDOITでご紹介した企業では、
「上司も部下も一緒になって掃除をする文化」や
「肩書きではなく“さん付け”で呼び合うという文化」
がある会社がありました。
私は、これは「いい文化」だと思うのですが、国によって文化が違うように、
良い悪いという評価はなかなかできません。

しかし、「失敗を極端に恐れ、何事も上司の確認を取って行う」
という文化や「言っても無駄、気になっても黙っておこう」
「仲間と会っても挨拶をしない」という文化がはびこっている
会社もあります。これも良し悪しは言えないかもしれませんが、
何となく息苦しさを感じます。

明文化されている訳ではないけど、昔から何となくそうなっている。
それが文化や習慣です。でも、この会社の文化や習慣が
一人ひとりの意識や行動に影響を与えているとすると、
みんなが気持ち良く、がんばっていこうという気持ちに
なるような文化にしたいと思いますが、長年かかって生まれた
文化や習慣はそんなに簡単に変わらないようにも思います。

でも、一人ひとりの意識や行動によって生まれたのが文化だとすると、
「どうせ変わらない」と諦める必要もないのではないでしょうか?

ある一人が挨拶を続けていくことから、それに見習う人が生まれ、
何年か経ったらみんなが挨拶をするようになった
。こんなことはありえないのでしょうか?

「うちの会社は変わらない」と諦める前に、
一人ひとりがやれる範囲の、小さなことをやってみる。
そんなに簡単に変わらないと思い、気長に続けていく。
社員一人からでも良い文化が生まれ、
会社は変わっていくのではないかと私は信じています。

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2015 年 03 月 18 日 00:53

感謝の心

「働けることがありたい、皆さんとお話できることがありがたいんです」

先日、全員70歳以上という高齢者が運営されている食堂がテレビに取材され、
そこで働く87歳のお婆さんが、満面の笑顔でこんな風に答えられていました。

自分がこうして、今、ここで働けていること、それ自体が有難い・・・。
いきいきと働いておられる人たちの共通点は、年齢に関係なく、
「今の自分の状況に感謝している」ことではないでしょうか。

「感謝している人」は不満がないので、いつも笑顔です。
笑顔で一生懸命がんばるから、お客様からも笑顔や感謝の言葉がもらえ、
それが仕事の誇りになる。そして、もっと感謝するようになる。
感謝の心の良いサイクルが回り始めると、
どんどん感謝の気持ちが深くなってくるのかもしれませんね。

お客様の立場でも「最高級のおもてなし」と言えは、
「感謝の気持ちで働いている人による心のこもったサービス」でしょう。

「来て下さってありがとう」と感謝の言葉をいつも言ってくれて、
仕事に誇りを持って楽しそうに働く人のオーラに、私も安らぎを感じます。

世の中には働きたかったのに、その夢がかなわなかった人もいます。
3月11日に4年目を迎えた東北地方の映像を見ていると、
いろんな思いがわき起こってきました。

生きていること、働けることに感謝していきたいですね。

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2015 年 03 月 12 日 10:13

「売上を上げるために行うおもてなし」の違和感



先日ある方が、最近の「おもてなし」ブームに警告を鳴らしておられました。
「どうすれば売上があがるか?」→「お客様の満足を高めることだ」→
「満足より感動だ」→「それにはおもてなしが大切だ」という論理で語られる
「売り上げをあげるためのおもてなし」は本物ではないのでは?そんなお話でした。

確かに「おもてなし」は本来、精神であり「形」ではないはずなのに、
「おもてなし」をマニュアルにしたり、「形」ばかりにこだわった接客対応をみることがあります。

例えば、旅館で帰り際に行われている「みんなが玄関に並び、手を振る」というお見送り。
確かに、何もされないよりはされた方がいいのですが、私も、このようなお見送りは、
どこか「制度化された対応」のように感じてしまい、あまり感動は伝わってきません。

そんな形だけの「おもてなし」よりも、意外と感動するのは、
田舎のお婆ちゃんの「おもてなし」です。

皆さんは、田舎の家、あるいは田舎の民宿に泊まった時に、
その主のお婆ちゃんが「うちには何もないんだけど・・・」といいながら、
手料理を振舞ってくれたり、畑で採れた野菜をお土産に持たせてくれたりして
もらったことはないでしょうか?
私は、そんなお婆ちゃんの対応こそが、本来の「おもてなし」ではないかと思うのです。

そこには「戦略」も「仕組み」もありません。
お婆ちゃんは「顧客満足」という言葉も知らないでしょう。
お婆ちゃんの心にあるのは、一期一会の出会いに感謝して、
その時にできる精一杯のことをしてさしあげようという「思い」だけ。
だから、余計に伝わるのだと思うんです。

本来、私たちの接客もこのような「純粋な思い」だけで行うものなのかもしれませんね。
商売を忘れて、その人が人間としてのあたりまえの判断基準によって、
その人の喜びのために、その人がしてあげたいことをする。
お客様を「大切な人だ」と思い、自宅に招いた時のように接していく。

本当の「おもてなし」は気持ちであって、マニュアルにはならないものだと思います。


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2015 年 03 月 05 日 11:02

愛情を注ぐこと、それが人材育成の基本

京都で開催している「知恵の場」のセミナー(5回シリーズ)。
先日は、バグジーの久保社長が講演者として来てくださいました。
久保社長のお話を聞くのは久しぶりなので私も楽しみにしていましたが、皆さんの期待以上のお話をして頂きました。
「根底にある人材育成がしっかりしていなければ、CSもESも砂上の楼閣。
今日は人材育成についてお話します」と始まった講演会。
久保社長が「いい会社への変革」の中で、最も大切だと気づかれたのが「人材の育成」でした。

「人材育成、ひと言でいうと“愛情を注ぐこと”だと思うんです」そう話す久保社長はどんなことをされてきたのでしょうか。

社員だけなく、社員の家族や辞めていった人にも、誕生日に手紙を書く。
それももう19年も続けておられるそうです。
また困っている社員、悩んでいる社員がいたら24時間相談にのる。
たとえ深夜でも、日曜日でも。
そして優しい久保さんも、時には厳しくします。
居酒屋で先輩に無礼なことをしたり、気遣いをしない社員は言語道断。
その人に良い人生を歩んでもらうためには、良い習慣(癖)を身に付けさせてあげることが何よりも大切だと、躾には徹底的にこだわります。
みんなが大事にする行事に参加しない人も許しません
。愛を注ぐということは、甘やかせることではないのです。

久保さんの人材育成は「簡単なようで続けることが難しい」ことばかり。
でも、だからこそ社員には久保さんの「愛」が伝わっていくのでしょう。
たっぷりと注がれる愛の中で、社員は安心して、のびのびと自分を発揮していく。
それがバグジーのCSの原点です。

その他、久保さんの講演で印象に残った言葉をご紹介します。
「悪い人はいない、(人を喜ばせることや幸せになる行動)を知らないだけ」
「困っている社員への社長の対応は、その他の社員がいちばん気にしてみている」
「(小さなことをやり続け)社員への信頼残高を積み上げていく」
「社員はいつも社長に見ていてほしい」
「何をどう売るかより誰が売るか(人間力が大事な時代)」。

注ぎ続ける愛情。言葉で語るのではなく小さな実践をやり続けることなんですね。

※久保社長の書籍が発売されました!
「社員が輝くときお客さまの満足が生まれる」(経法ビジネス新書)
久保社長自ら半年以上かけて執筆した書籍です。CS、ES、リーダーシップ、社会貢献、人材育成・・・バグジーさんが何を大切にしているのか、何をしてきたのか。すべてが書かれた本。
読みやすい文章なので社員の人にもおススメします!

41GliAnNDGL.jpg※後日ブロックスでも取り扱いを開始します。

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2015 年 02 月 24 日 00:07

経営理念の伝え方、伝わり方

「私たちは○○という商品を通して人々の暮らしに貢献していきます」
このような社是を掲げ、お客様の幸せや社会貢献を追求していこうとする企業は世の中にたくさんあります。

しかし、多くの企業の皆さんのお話を伺っていると、「うちはどうも経営理念がお題目になっていて、社員の心に落ちていないような気がする」と悩んでいる経営者や、「頭ではわかっているんだけど、自分の目の前の仕事をこなすのが精一杯。
経営理念と現実が重なっている感じがしない」という社員の人がたくさんおられます。

こんなお話を聞いていると、DOITのDVDに出てくるような、自分の会社の企業理念を社員ひとりひとりが、心から大事なことだと思い、そこに向かって仕事をしていこう!と全員が一枚岩のようになっている会社は、実際にはそんなに多くないのかもしれません。

経営理念を組織に浸透させていく。
その為には「経営者が何度も自分の哲学を教えていくことだ」。こう仰る経営者もいます。
実際に、いい会社の経営者はご自身の考え方を何度も何度も社員に語りかけておられます。

しかし、社長がいくら理念を詳しく解説して説明しても、そもそも働く人が「自分は何のために働いているんだろう?」と自分のやっている仕事の意義や意味を深く考えていくようにならなければ、どんなに経営理念を説明されてもその人の心に響くということは起こらないのではないか。
最近そんなことを思います。

良い会社の経営者が理念を伝えるという時は、ただ解説したり説明をしているという感じではありません。
社員一人ひとりに「あなたはなぜ働くのか?」「何のために仕事をするのか?」と自分自身のあり方を考える場を作り、教えるのではなく問いかける。
そんな語り方です。そして、誰よりも経営者自身がいちばん経営理念に向かって問い続けています。
そして自分自身がその理念に沿った行動する。経営者の行動ほど影響のあるものはありません。
問いかけ、実践する経営者の姿。社員ひとりひとりが自分の働き方や生き方に真摯に向き合っていくときに、経営理念の意味に深く気づく瞬間が生まれていくのではないでしょうか。

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2015 年 02 月 05 日 00:17

営業マンの心が伝わる

先日、ある会社の営業マンが商談に来ました。
その会社に転職されて2年半。まだ慣れていない様子。
熱心なのは伝わってくるのですが、説明がよくわかりません。
話が一通り終わってから、私のおせっかい癖が出て、
「もう少しこうして説明した方がわかりやすいんじゃない?」と
アドバイスをしてしまいました。
ただ、何故かこの営業の方、感じはいいのです。
明るさや素直なところがとても好感が持てました。

「熱心だな」とお客様が感じる営業もいれば、
「しつこいな」と感じる営業。
世の中にはいろんな営業マンがいる訳ですが、
この違いはどこから生まれてくるのでしょうか?

「お客様に商品を説明する」という表面上の行為は、
どの営業マンもそんなに変わらないのでしょう。
ただ、その間に「その人の想いや人間性」も
一緒にお客様に伝わっていて、それが、
印象の評価になっているのだと思います。

「自分の成績をあげることがいちばん大切」と思っている人では、
どんなに「うまい説明」でも、お客様は「嫌だな」とか
「しつこい」と感じてしまうかもしれません。
一方、心から「お客様が良くなること、幸せになることが
自分の喜び」と思い、楽しく仕事をしている人なら、
そんな気持ちも伝わって、お客様も「いいな、この人」と思うはず。

「この仕事は楽しい、楽しくない」
「この仕事は素晴らしい、なんだが誇りが持てない」。

人にはいろんな心がありますが、その誤魔化せない「心」が、
自分も知らないうちに相手に伝わっています。
そう思うといちばん大切なのは、「売り方」や「セールス技術」ではなく、
「仕事に対する自分の心」ではないでしょうか。

そうはいっても私たちの会社もまだまだ未熟。
何よりも先に相手のことを考え、一生懸命な心を育てていきたいです。



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2015 年 01 月 27 日 14:35

仲間がいる喜び、みんなでやる楽しさ

先日、我が社では四半期に一度の全社員での会議&研修会を行いました。
お互い切磋しながら仕事力や人間力を高めていこうと、
毎回違ったテーマで勉強をしています。

その後は食事会。普段なかなか会う事が少ない営業所のメンバー同士。
お酒を飲みながら楽しく語り合っていました。
途中では今月の誕生日のお祝いも・・・。みんなからのユニークなプレゼントに、
お祝いをもらった人も嬉しそうです。
いい時間が過ぎていきました。

私たちの映像制作の仕事は、ぞれぞれが制作のプロデューサーとして
お客様の前に立ち、企画から納品までを外部のスタッフと一緒に
行っていくもので、多くの場合一人で行います。
孤独な戦いを続けているのです。
そんな仕事なので、こうしてみんなが集まると「一人ではない」という
気持ちが強くなるのか、みんなの結束力が高まっていくようです。

部署を超えみんなが楽しそうに話している姿を見ると、
やっぱり仕事はみんなでやることがいいのだなと、つくづく思います。

一人で10時間100個つくるのも、10人で1時間10個つくるのも、
計算上では変わらないのかもしれませんが、
きっと10人でやる方が楽しいはず。
一人では気がめいってしまいます。

みんなでやると楽しくなる。
みんなでやると仲良くなる。
みんなでやると感動の共通体験が生まれる。
みんなでやると工夫が生まれる。

そもそも仕事はみんなでやるように出来ているのかもしれません。
うちの会社も出来る限り、みんなでやれる仕事やみんなが集える場を
増やしていこうと思います。

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2015 年 01 月 22 日 09:15

「ホワイト企業大賞」に思うこと

1月17日に、第1回の「ホワイト企業大賞」の表彰式が行われました。
この企画は、天外伺朗さんが委員長として始まったものですが、
私も企画委員として参加しています。

いわゆるブラック企業という言葉が昨今流行っていますが、
このホワイトというのは、その反対の方向性を示していて、
社員の幸せや働きがい、社会貢献などを重視して経営をされる会社を
増やしていこうという思いでスタートしたもの。

第1回目の大賞は、昨年亡くなられ、この「ホワイト企業」という言葉も残された
未来工業の山田昭男会長と、様々な分野でこの考え方を牽引されてきた
ネッツトヨタ南国の横田英毅相談役の功績に敬意を表し、
この2社に贈ることになりました。
どちらもDOITで取材させていただいた会社で、私も嬉しいです。

この「ホワイト企業大賞」の中でも語り合われたことですが
、私は「ホワイト」というのはただ、「仕事が楽な会社」ではないと思っています。

そもそもブラックもホワイトも定義は曖昧。
でも、ここから皆さんが「働く人の幸せってなんだろう?」とか
「企業のあるべき姿ってどんなことなのだろう?」と考えていく
キッカケになればと、思っています。

仕事はお客様の幸せを願って行うもの。
そんなに簡単に達成することではありません。
しんどいことも多いし、絶望を感じることだってある。

それでもその先にある人の笑顔があるから頑張れる。
壁があるから、なかなかうまくいかないから自分も成長できる。
人の為に働くことを喜びとして、働く喜びをたくさん感じられる会社が
増えていくように、私も頑張っていこうと思っています。

興味のある方は、ぜひホワイト企業のホームページをご覧ください。

http://www.flowinstitute.jp/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E4%BC%81%E6%A5%AD%E5%A4%A7%E8%B3%9E/

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2015 年 01 月 14 日 10:36

ダスキン「祈りの経営」。

私(西川)は若い頃、ダスキンの加盟店で働いていました。
先日、その会社の50周年にお招きいただき、改めてこの会社のことを考える機会ができました。

ダスキンは1963年に鈴木清一氏が創業した会社ですが、当時、清掃用品のレンタルという事業は日本では未知の事業で周りの人はうまくいく訳がないと思っていたそうです。

しかしそれから50年、ダスキンはミスタードーナツなどのフードビジネスなども展開する大きな会社になりました。

鈴木清一さんは、ただ商売をただ儲けるだけのものと考えておられません。
商売を通して少しでも世の中のお役に立とう、仕事を通して一人ひとりが成長していこうと、常にビジネスの真ん中に「祈り」をおいて進めてこられた人です。

私も若い時はただがむしゃらに働いていただけでしたので、まだこの鈴木清一氏の理念を充分に理解できていませんでしたが、ダスキンを離れ、こうして会社を経営していく立場になってきた時、だんだんと精神の奥行に気づくようになってきました。

人様のお役にたつことを懸命にさせていただく。
喜びを生み出していくことが仕事。

働くことは喜びであり、仕事を通して自分自身が日々成長していく。

例えそれが自分にとって損の道であっても、それが正しいと思うなら勇気を持って実践していく。
商いを通して人と心を通わせ、仲良くなり、世の中を良くしていく。

経営に祈り・願いを持ち、道と経済を追求していく。

出来ていないことばかりですが、鈴木清一氏の教えは今も自分の指針になっています。

ブロックスはまだまだ小さな会社ですが、人様の幸せに貢献できる会社になれるよう、頑張っていきます。


「祈りの経営 ダスキン経営理念」

一日一日と今日こそは、

あなたの人生が(私の人生が)

あたらしく生まれ変わるチャンスです


自分に対しては

損と得とあらば損の道をゆくこと


他人に対しては

喜びのタネまきをすること


我も他も(わたしもあなたも)

物心共に豊かになり(物も心も豊かになり)

生きがいのある世の中にすること

                        合掌

「ダスキン悲願」

謙遜 賢明 剛健の徳を養い

仕事の第一は人間をつくることでありますように

働くことが楽しみであり

利益は喜びの取引から生まれますように

商いを通じて人と仲良くなり

経済をもって世界平和のお役に立ちますように

                            合掌

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2015 年 01 月 06 日 11:14

今年もさらに「いい会社」を目指して

皆さま、明けましておめでとうございます。
寒い寒いお正月、皆さまはどのようにお過ごしになられたでしょうか?

いよいよ仕事始めです。
今年もブロックス社員一同、力を合わせて頑張って参りますので、
どうぞよろしくお願い致します。

さて、PHPが発行している雑誌「松下幸之助塾」の最新号に、
DOITでもおなじみの伊那食品工業の塚越会長と
トヨタ自動車の豊田章男社長の「理想の経営を語り合う」というテーマの
特別対談が掲載されていました。

お互いが「尊敬する経営者」と認め合うお二人。
このお休みの間に読ませていただきましたが
、これからの時代に求められている「いい会社」のあり方が
はっきりと明示されていて、とても勇気の出る対談でした。

これまで経済界では「拡大」や「急成長」がもてはやされるような傾向も
ありましたが、お二人が揃って語られているのが「わずかでも毎年着実に、
そして自分の身の丈にあった形で成長する年輪経営」です。

そして、何よりも大切なことして、自分のためではなく、
地域やお客様のために「他を利する」商いを徹底するということ。

塚越会長は以前からそのような経営を理想とされていましたが、
世界のトップ企業であるトヨタ自動車さんも同じように
経営を進めていこうとされています。

日本がこれまで大事にしてきた価値観が見直され、
今までの「自分さえよければ」「お金さえ儲かれば」という風潮が
大きく変わろうとしているのかもしれません。

2015年。
いろんな逆風も吹いてくるかもしれませんが、どのような風が吹こうが、
景気や環境のせいにしたりせず、お客様や地域社会に喜ばれることを
必死に考え、地道に一生懸命に行うことが一番大事なことなんだと思います。

ブロックスは、伊那食品工業さんやトヨタ自動車さんの足もとにも及ばない
小さな会社ですが、根性と情熱だけは負けないように、
そして「映像のことならブロックスに相談してみよう」と言っていただけるような
会社を目指して、今年もお客様に喜ばれる仕事をしていきます!

そして、このメルマガも頑張って発行してまいりますので、
今年もどうぞよろしくお願い致します。

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2014 年 09 月 29 日 13:45

駐輪所のスーパースター

DOITでお馴染みの「ヨリタ歯科クリニック」さん。

最近、寄田院長は講演の中で、駐輪所の整理を担当されている
小倉さんという男性職員のことをご紹介されています。

小倉さんは、定年後にヨリタ歯科さんで採用になり、
駐輪所の自転車の整理の仕事をされている方です。

自転車の整理といっても、
地域で人気のヨリタ歯科は毎日、患者様でいっぱい。
入れ替わり入ってくる自転車を整理するのはなかなか大変です。

小倉さんはそんな駐輪所で働きはじめられました。

しばらくすると、寄田先生のところに患者様から
感動の声が届くようになったそうです。

「あの方は、たくさん並ぶ自転車を一人ひとり覚えて
くれていて、声をかけて渡してくれるんですよ。」

そうするようにと指示を出していた訳ではないので、
先生もびっくり。

小倉さんは、自転車の整理という仕事に誇りを持ち、
一人ひとりのお名前や自転車の特徴を一生懸命に
憶えられていたそうです。

たくさんの自転車の中から、
「これですね」と渡されるのは確かに感動ですよね。

とかく高齢になると記憶力が衰えてくるもの。

それでも、少しでもヨリタ歯科の為にと頑張って
仕事をされています。

そんな小倉さんには、いつの間にかファンがいっぱいに
なっていたそうです。

そんな小倉さんに、先日久しぶりにお会いしました。


「西川さん、お久しぶりです」。

ちゃんと私の名前を覚えていてくださいました。
名刺交換もしていなかったのに・・・。

そして、改めて名刺を下さったのですが、その名刺には
ひとつひとつ手書きで、すべてメッセージが書かれていました。
それにまた感動。小倉さん、凄すぎです。

仕事はつまらなくすることも、輝くものにすることもできます。
すべては自分次第。どんな仕事でも輝かせることができます。

私は、小倉さんのような生き方に憧れます。

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2014 年 09 月 25 日 14:34

会社を動かす歯車に

先日、ある会社の若い人たちと話をしていたら、
「どうせ私たちは会社の歯車だから」と
何か諦めたような顔で仰っていました。

ひと昔前、この「どうせ歯車だから」という言葉は
よく使われていました。
だから、この歯車なんて言葉は死語になっているのかと
思って、「随分、古い言葉を知ってるんだなあ」と
思って聞いていたのですが、これから何でもできる
若い世代がこんな風に諦めているのはダメだと思って、
つい自分の思いをぶつけてしまいました。

「歯車、歯車っていうけど、歯車がひとつでも欠けたら、
その機械は動かないんだから、どこにもない金の歯車に
なれば?そもそも、人に動かされるのが嫌なんだったら、
モーター付きの“自分で動く歯車”になればいいんじゃないの?」

その若い人はきょとんとした顔で聞いてくれていましたが、
昔から私はそう思っていました。

そもそも、会社はみんなの協力と助け合いで動いているのだから、
歯車といえば「みんなが歯車」。
社長だってひとつの歯車かもしれません。
その歯車に誇りを持てないなんて悲しすぎる。

この話になるとつい熱くなってしまいます(笑)

会社を何かの機械に例えてしまうところが、
そもそもおかしいのでしょう。

会社は機械なんかではなく、心を持った人の集合体。
私は、愛と情熱をエネルギーに動いている人の集まりだと
思っています。

歯車というなら、歯車で結構。
動力を持ち、その歯車から会社を動かしているんだという
気概を持って、みんなから「この歯車のおかげだ」と言われる
ぐらいの働き方をしていきたいですね。

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2014 年 09 月 10 日 13:33

ブロックス社員旅行

先週の金曜日から私たちブロックスは
長崎へ社員旅行に行ってきました。

みんながお金を積み立てて、会社からも負担をして
久しぶりに行った社員旅行。
せっかく行くのだから、ただ観光して、食事をして
終わりというのではなく、みんなの絆が深まるような
楽しいものにしようと旅行プロジェクトのメンバーが
いろいろと準備をしてくれました。

中でも楽しかったのは、チーム対抗の観光めぐり。
長崎市内の様々な観光スポット毎に、その時に発表
される「ミッション(指令)」が渡されます。
例えば、「亀山社中で竜馬と写真を撮れ」というような
ものです。
メンバーは協力して、そのミッションをクリアします。
(クリアした証拠写真を撮ってきます)
ミッションにはそれぞれポイントがついているので、
たくさん回り、たくさん楽しんだチームが優勝という
ことになる訳です。

前の日に飲みすぎてふらふらになっていたメンバーも
だんだんと面白くなってきて、普段、自分ではやらない
ようなアトラクションにも挑戦したり、
自然と歴史を学んでいくなど、少しハードではありましたが
とにかく子供のように一日を楽しんできました。

夕方、ポイント発表と表彰、そして、それぞれのチームが
撮ってきた写真を見ながら、他のメンバーの楽しみ方を
共有していたのですが、それもまた楽しい時間でした。

ひとつのことをみんなで体験する。
これは物を買って得られるものではありません。

今回の体験は、ずっとメンバーの心に残り、たぶん
これからも、みんな共通の「幸せな体験」として
心に残ることでしょう。
飲み会の度に「あの時、こんなだったね」と語り合う
様子が目に浮かびます。

美味しい食事、見たことのない景色。みんなで行う体験。
気の合う仲間と過ごす時間は、本当に幸せでした。


社員旅行は面白くない。若い人が参加しなくなった。
そんな声を聞くこともあります。
でも、やってみて思うことは、やっぱり社員旅行は
会社にとって大切な行事ですね。

若い人が、自由に企画する社員旅行。
ぜひ、お薦めします!

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2014 年 09 月 08 日 17:08

「徳」を高める経営

私たちブロックスでは社内勉強会として毎月、
山崎宣次先生(ベルウェイ研究所)をお招きして、
私たちが目指すべきこれからの経営について勉強しています。

人間の欲望を広告であおり、購買意欲を刺激して売上を
あげていく従来のマーケティングや売上のために人を
機械やロボットのように扱い、動かそうというような
経営ではなく、「経営の目的は人が幸せになること」という
思想に立った、これからの経営やマーケティングのあり方を、
心理学や幸福学などの視点も交えて教えて頂いています。

その中で人を評価する方法として「徳点主義」という
考え方が出てきました。欠点や出来ていないことに着目する
原点主義でも、良いところを褒め、伸ばす加点主義でもなく、
「徳」という観点から人を見て、育てようとする考え方です。

「徳」というと古めかしい考え方に聞こえるかもしれませんが、
自分のことよりも他人のことを考え、思いやる気持ちや真心を
高めていくことは、きっと人間の「幸福」を高めていくこと
でしょう。

幸福は外側の「環境」にあるのでなく、その人の心の中にあります。

そういえば、DOITで紹介したバグジーさんには、
優しい心でお客様に対応した社員を表彰する「天使の仕事」
という制度がありましたが、これも「徳点主義」のひとつ
なのでしょう。

そんな制度が影響しているのでしょうか、バグジーさんの
社内ではお客様に対してだけでなく社員同士の助け合いや
思いやりが生まれています。

今、成果をあげた人を評価するという成果主義が、
組織や人にいろんな弊害をもたらしていると言われていますが、
「経営の目的は働く人の幸せ」ということに舵を切るのならば、
社員の評価の仕方も見直してみる時期なのかもしれません。

カテゴリー : メルマガコラム

2014 年 08 月 25 日 09:40

「それなりにいい対応」と「お婆ちゃんの対応」

皆さんもそうだと思いますが、私も消費者として、
日々いろんなお店を利用します。

自動車販売、携帯ショップ、スーパー、美容室、
クリーニング店、飲食店・・・。
10年前と比べてみると、どの業種もみんな「CSの
レベルが高くなっている」ような気がしませんか?

仕事柄、私はずっとCSを意識してみてきたから
かもしれませんが、10年前と比べたら日本の「おも
てなし」は確実に進化してきたように思います。

ひと昔前なら、「挨拶がなかった」「雑な対応を
された」と感じることがあったのですが、最近は
どのお店も「それなりにいい対応」をしてくれて
「不満」を感じることが少なくなっています。

各企業が「CS調査」や「CS教育」を行い、
改善を続けてきた結果なんでしょうね。

では、これから先の日本、この「接客レベル」は
どうなっていくのでしょうか。

「それなりにいい対応」が「普通」になってきたら、
それを上回る「素晴らしい対応」をしようと、
各社はさらにCS調査や教育に力を入れていくよう
になるのでしょうか。

そんなことを考えていたある日、ある昔ながらの
飲食店に入りました。なかなかの繁盛店です。

店に入ると、長年接客の第一線に立っているであ
ろう、その店の看板娘?「お婆ちゃん」が私を
迎えてくれました。

マニュアルに書いてあるような丁寧なお辞儀も
ありませんし、言葉遣いも方言丸出し。
でも、そのお婆さんのざっくばらんな対応(お人柄)
と料理の美味しさにひかれてみんながやってくるのです。

自然体で、全身から伝わってくる「喜ばせたい」と
いう気持ち。
この対応を見ていると、CS調査で標準化された
「それなりにいい対応」が味気ないものに感じて
しまいます。

標準化されたものは、どんなに「いい対応」でも、
やはり個性はありません。
どの店も似ているのです。

どちらがいいということはないのでしょうが、私は、
この「お婆さん」の接客を面白いと思い、なんだか
好きになりました。

「喜んでもらいたい」という素直な心で、その人が
その人らしくやる。

マニュアル対応のお店にはない「人の個性」が光る店。
だんだんマニュアルにだんだんと飽きてきている
日本のお客様の気持ちを考えていくと、もしかすると
この「お婆ちゃん」のような個性的&自然体の対応が
次の時代のCSのスタンダードになるかもしれませんね。

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2014 年 08 月 19 日 10:56

お店から伝わる「雰囲気」

先日、出張先でお昼ご飯を食べた時のことです。
アルバイトの店員さんに「お薦めは?」と聞いたら、
「これがうちのお薦めです!」と笑顔で応えてくれた
ので、それを注文しました。

確かに美味しく、食後にその店員さんに「美味しか
ったよ、ありがとう」と伝えると、本当に嬉しそうに
「良かったです」と言って、厨房の方に下がっていき
ました。

そして向こうから「○番テーブルのお客様が美味しか
ったって言ってくれていましたよ」と料理の人に伝え
る声が聞こえてきました。

精算の時、みんなが嬉しそうな顔で「また来てくださ
いね」と送り出してくれたのですが、その小さな出来
事がとても心地よく感じました。

よく、飲食店では「私は作るのが仕事」「私は料理を
出すのが仕事」と厨房とホールが自分たちの仕事の違
いを区別して仲が悪くなる店があるそうですが、きっ
と、このお店のメンバーはそんな小さなこと乗り越え
ていったのでしょう。

職種に関係なく、みんながお客様に美味しいものを提
供したいと思って頑張っている雰囲気が伝わってきま
した。

お店の雰囲気は、人と人の関係の雰囲気であり、その
お店の人達が何を大切にしているから伝わってくる
「空気」です。

お客様はきっとこの空気も選んでいます。
お腹を満たす美味しい料理と心を満たす美味しい空気
は最高のご馳走ですね。

日本全体にモノが溢れて物質的に満たされている今の
時代に足りないのは「心の充足感」。
幸せを感じる店に人の足が自然と向いていくのでしょうね。

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2014 年 08 月 08 日 17:54

未知の仕事がもたらすもの

先日、皆さまにお届けした「ブロックス元気新聞」。

たくさんの方から反響をいただき、制作したスタッフと
一緒に喜びをかみしめています。

どうすれば私たちの思いが皆さまに伝わるだろうかと
何度もやり直して制作したものなので、お客様の声が
本当に励みになりました。

今回の新聞づくり。
普段は総務的な仕事をしていて、こうした編集や
デザインの仕事に慣れていない大阪オフィスの與田が
紙面づくりを担当してくれました。

せっかく出すものなのだから、少しでもいいものを・・・。
慣れないソフトに悪戦苦闘をしながら、何度も何度も
やり直しをしてくれた彼女。
本当に大変だったと思います。

でも、そのおかげでプロには出せない、味わいがある
仕上がりになったと思います。

私自身もそうでしたが、やったことのない仕事に挑戦
するというのは、それはなかなか勇気もいるし、
負荷もかかること。

挑戦しなければ、安定して日々を送れているかも
しれません。
でも、その勇気と負荷のおかげでつかめるものが
たくさんあります。

現状に甘んじることなく、未知なる仕事に挑戦して
いくこと。
大切にしていきたいですね。


(代表取締役 西川敬一)

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2014 年 07 月 30 日 11:07

「主体的に働く」を考えた

先日の土曜日、京都のウエダ本社様が主催される
「京都流議定書」というイベントで、DOITを
使ったワールドカフェを開催しました。

毎年行っているのですが、今回のテーマは
「自ら考え自ら行動する。主体的は働く社員を
どう育てるか」というテーマにしてみました。

そもそもなぜ主体的に働く社員なのか?という
テーマから始まり、そうした人が育つ環境とは
どんな環境なのか?そんな人を育てるにはどう
すればいいのか?などいろいろな角度から話し
合って頂いたのですが、皆さんの課題だったのか、
最初から最後まで大いに盛り上がっていました。

こうした話をしていると、よく「やらされ感」
という言葉が出てきますが、仕事をやらされている
というのは、本当は私には理解できません。

もちろん「嫌だ」と思う仕事があるのは理解できます。

いつも前向きになっていることはないし、
そんな気持ちになる時もあるでしょう。

でも、よく考えてみてください。

それでも、嫌だから辞めるという選択をせず、
会社に出社しその仕事に向かっているのは
その人自身です。

その人が「嫌だけどやろう」「納得はしていない
けどやろう」とどこかで決めて判断したから
仕事をしているのです。

主体的に「決めた」ことなのに、なぜ「やらされて
いる」のでしょうか。全部自分が決めたことなら、
そんな言葉は生まれてこないですよね。

「やらされ感」という言葉は本当におかしな言葉です。

よく、アフターファイブを「自分の時間」という
人がいますが、仕事も「自分の時間」のはず。

天から与えられた限りある人生。
自分の時間を大切にしていきたいですね。

カテゴリー : メルマガコラム

2014 年 07 月 22 日 09:48

「教えない」という教え方

皆さんは新人に仕事を教える時は、
どのようにされていますか?

右も左もわからない新人には、
手とり足とり丁寧に教えてあげるのが
いいのでしょうか。それとも放っておいて、
「自分で考えるクセ」を付けるのがいいの
でしょうか。

後者の「教えない」という教え方の代表と
いえば、「ネッツトヨタ南国」さんと
「未来工業」さんが有名です。

最初にある程度の仕事の流れを教えるだけで、
その後は何も教えない。
それがこの2つの会社の共通点です。

だから、新人は最初、何をすればいいのか、
どうすればいいのか、何もわからない。
戸惑いながら現場に出ていきます。

見よう見まねでやるものの、うまくいく訳が
ありません。失敗してお客様に怒られること
もあり、悩みます。

「どうすればいいんだろう?」。
新人は考えます。
そこで、先輩に聞きにいく。
これはごく自然な行為ですよね。

しかし、ネッツトヨタ南国さんは先輩の
対応が違います。

後輩:「先輩、こういう場合、どうすれば
    いいんですか?」
先輩:「君はどうすればいいと思う?」

後輩が聞いてきても教えないのです。
その場で答えを教えるより、「考えてみる」
ことが大事だと、自分が身に染みて感じている
からでしょうね。

「苦しいだろうな」と心配はするけれど
絶対に教えない。その方が成長する。
そう信じて考えさせるのです。

数年たった社員のひとりが言っていました。
「あの時は苦しかったけど、今になってみると
それが良かったと思います」。

「教えない」と何が生まれてくるのでしょうか。
「教えてもらう」と最初は楽ですが、それに
慣れてしまい、考えなくなってしまいます。

だから仕事に慣れてくるとロボットのように
なり仕事が面白くなくなる。仕事の面白さは
「考える」という行為があって初めて生まれて
くるのではないでしょうか。

「教えない」という教え方。
もう一度、真剣に考えてみる時かもしれませんね。

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2014 年 07 月 16 日 17:31

ヒーローインタビュー

先日の土日、我が社では年に一度の
「合宿」を行いました。

全国から社員みんなが揃って、会社の計画を
立てたり課題を話し合ったりするものですが、
今年は社員の発案で、夜に「ヒーローインタビュー」
というワークをしました。

どんな内容かというと、二人一組になり、
一方が「ヒーロー」、一方が「インタビュアー」に
なって、「立てた計画がすべてうまくいった、
1年後の自分になりきって」インタビューを受けると
いうものです。

インタビュアーは「すごいことになってますね!」
という質問から始まり、いろいろな角度から
成功要因を聞いていきます。

頑張ってきたことは?
ここまで計画がうまくいった理由は?
苦しい時にどう乗り越えたんですか?・・・

仲間の質問に沿って
未来を「過去形」で語っていくこのワーク、
傍からみていたのですが、
みんな本当に楽しそうです。

「1年後の未来」という設定なので、
話していることは「過去形」ですが、
実は、それが「これからの自分のしていきたい行動」。
自分自身で「成功イメージ」を語っている訳です。

インタビュアーに引き出されて、
自分のやるべきことがどんどん明確になっていきます。
みんなヒーローですから、誇らしげに答えています。

これは個々のビジョンを明確にする方法ですが、
みんなが本当のヒーローになれるよう、
私たちマネジメントもしっかり支援、
サポートしていきたいと思いました。

カテゴリー : メルマガコラム

2014 年 07 月 03 日 11:04

Aさんの生き方

先日、ある手の会社に勤めている10年来の友人、
Aさんが会社に来てくれました。

はじめて彼と出会ったのはうちの事務所でした。
「会社を良くしていきたいんです」と仲間と一緒に
来られました。そこで「ネッツトヨタも南国」のDVDを見て
衝撃を受けられる。

「でも、会社ではお金を出してもらえない」と言われたので、
笑って「どうしようか」と話したことを思い出します。

そこから、Aさんは仲間と二人三脚で、自分たちできることを
コツコツとやってこられたのですが、何千という人が働く
職場を変えるのは並大抵のことではありません。

何かをやろうとしては怒られる。うまくいかない。
何度も心が折れそうになりながらも、Aさんは自分にできる
ことを模索し、取り組んでこられました。

そして数年前、そんな活動が認められ、Aさんはついに
CS(顧客満足)の部門に異動。そこから仲間を巻き込み、
長年温めてきた企画、「DVDを使ったワールドカフェ」を
全社で展開するところまでこぎつけました。

最初、周りの人からは、「ワールドカフェ?なんだそれ?」
と怪訝な目で見られたそうですが、参加者の満足度や
そこから生まれる一体感がすごいと評判になり、
ついには社長の耳にも入り会社でも高く評価をされるように
なったのだそうです。

ずっと一緒に寄り添いながらお手伝いしてきた私たちに
とっても、本当に嬉しい話。感無量です。

私がAさんの素晴らしいと思うところは、
そんな行動力だけではありません。

Aさんは決して上司や会社の愚痴や不満を言わないのです。
最初の頃はそんなことも多かったと思うのですが、
いつの間にか彼の言葉から消えていました。

「現状が悪い、それ○○が悪い」と評論家のようなことは
誰でもいえます。
でも、Aさんはそこから「だから自分には何ができるか、
何をしていこうか」と考えるようになられたそうです。

諦めずに、そして明るくやっていると仲間が増えて、
渦が出来てくるのでしょうね。

年下ですが、会うたびに刺激をくれるAさん。
学ぶことがいっぱいです。

カテゴリー : メルマガコラム

2014 年 06 月 25 日 16:16

リーダーが持つべき信念とは?

先日、東京で開催した「試写交流会」では、
仕事の原点シリーズの第4巻「リーダーシップ」の中の
「信念を貫く」のDVDを題材に、皆さんで話し合いをしました。

話し合いのテーマは「これからのリーダーが持つべき信念とは?」。

このように問われると皆さんはどのようにお答えになるでしょうか?

まず、信念という言葉が曖昧です。
「確固たる信念を持っている人だ」とか「信念を貫いた」とか、
日常生活ではよく使いますし、リーダーはぶれない信念を
持っていたほうがいいということはみんな頭ではわかっています。

しかし、いざ、リーダーの信念とは何か?と問われると
戸惑われる方も多いのではないでしょうか。

今回の試写交流会でも最初はそんな雰囲気でしたが、
それでも皆さんが真剣に話し合ってくださいました。

そして、話し合いの途中で映像の上映。
「川越胃腸病院」と「タビオ(靴下屋)」の二人の経営者の
信念の映像を見たとき、皆さんがハッとした顔をされたのが
印象的でした。

「人の幸せのために、今を全力で尽くす」。

望月院長も越智会長も、人を幸せにするための仕事に心血を注ぎ、
この信念を何十年も持ち続けてこられました。

今回の議論の中では「やりたいこと、得意なこと、
人のためになることの輪の交わるところが自分の
ミッションである」というお話をされていた方が
おられましたが、自分の信念を持って仕事をしている人は
人からも尊敬されるし、自分自身も楽しいに違いありません。

リーダーが持つべきものはぶれない信念。
自分の軸。その信念をどう高めていくか。

テーマは難しかったかもしれませんが、
最後は皆さんが口々に「良かった」と仰ってくださいました。

普段なかなか話さないこと、しかし、仕事をするうえで
大事なこと。
年に一度は見直してみませんか?

「仕事の原点」のDVDは、そんな思いで作っています。
ぜひ、皆さまの会社でも、「大切なこと」を話し合う時間を
つくってみてください。

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2014 年 06 月 23 日 09:42

「強い関心」を持つ

私たちの会社では、毎朝朝礼で、本の一節を読んでいます。
その中で、松下幸之助さんの発言をまとめた言葉があり
いつも心に突き刺さってきます。

今日は、「強い関心」というお話でした。

「一般に我が社では、苦心して作った商品を大切にしないように
見受けられるが、自分たちが手がけたものが世上でどのように
扱われているのか、強い関心を持たねばならないと思う」

「私が昔、直接生産に従事していたとき、新しい品物を
代理店へ持参して見せると、『松下さん、これは苦心された品
ですね』と言われたことがある。こう言われたときは、自分は
無料で進呈したいと思ったほどうれしかった」

「これは高く売れて儲かるという欲望的意識ではなくて
よくも数か月の労苦を認めてくれたという純粋な感激だった
のである。この感激は、常に己の魂の至誠を商品にこめるもの
のみが味わいうるものであり、この喜びに全社員がひたるときに
こそ、わが松下電器が新に生産報国の実をあげ、確固たる
社会信用を獲得することができるのである。この精神から
製品検査所を通過しないものは市場に出さないのである。」

私たちも、いろんな会社のご依頼で映像を制作していますが、
そのプロセスは山あり谷あり、本当に苦労の連続です。
長い場合は半年も一年もかかる場合もあります。

しかしそれが完成し、お客様から「いい映像ですね。ありがとう。」と
言われたときは、もうそんな苦労は忘れてしまいます。
やってきて良かったなあと、
それこそ何にも代えがたい感動を味わさせて頂いています。

最近、大きな会社ではどこも分業が進み、
それぞれの人がが商品の一部を、会社の一部分を担当する
ようになっていますので、こんな風にお客様から言葉をもらう
という機会は、年々少なくっているのでしょう。
「自分が何のためにやっているのかわからない」という
感覚が仕事のやりがいを失わせているのかもしれません。

しかし、やはり、これからは、お客様の声を聞きながら
商品も作っていかなければならない時代です。
松下幸之助さんが仰っているように、「自分たちが作ったもの
が世上でどう扱われているか」ということに強い関心を示し
時はその現場に行ってみることが
ますます大切になってくる時代ではないでしょうか。
一部の人が聞くというのではなく、作っている人たちみんなが
そこに強い関心を示していくことが、
これから、どの会社にも求められているように思います。

お客様と接することは、「なんだこんなもの」と言われてしまう怖さも
あります。しかし苦心して作ったものを認めてくださるお客様から
感謝の言葉をもらえるのは、その場面でしかありません。

「この感激は、常に己の至誠を製品にこめる者のみが味わい
うるものである」

この感激は何度も味わいたいですね。

というか、感激のない仕事をしていてはいけないという
ことなのでしょうね。

出展:「松下幸之助成功の金言365」PHP研究所発行
~192ページ 6月17日「強い関心」より~


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2014 年 06 月 23 日 09:40

拡大路線の行きつく先

先日、あるショッピングセンタ―(SC)で働く知り合いと
お酒を飲んでいました。

彼はそのお店の配属になって1年。
情熱を込めて働いていたのですが、この間、会社の方から、
今度そのSCが閉鎖されるということが発表になったそうです。
彼は相当ショックを受けていました。

そもそも日本の人口が増えていない上、全国各地にSCが乱立。
その上、お客様を引き付けるための価格競争で
お互いに疲弊する状況です。
どのSCもいつつぶれてもおかしくない時代です。

しかし、そうだとわかっていても、働く人にとって
自分の職場がなくなるというのは辛い現実です。

彼がSCのために一生懸命頑張っていたのを知っているだけに、
私も辛くなりました。
次の職場探しに困っているパートさんもたくさんおられると
仰っていました。

こと競争の結果とはいえ、このようなことできるだけ
少なくなるようにできないものでしょうか。

伊那食品工業さんで聞いた話を思い出しました。
DOITの映像をご覧になられた方はご存知かと思いますが、
あの会社は社員の幸せが第一です。

ですから儲かりそうだという理由だけで、
社員が夜中に働くようなシフトも、
後で人を辞めさせなければならないような、
規模拡大路線は取らないと決めておられます。

理想の経営ですから、すぐに伊那食品さんのような経営を
行うのは難しいと仰いますが、このSCの話のような
拡大路線の経営はやっぱり無理があるような気がしてなりません。

ここがダメなら他の地域で稼げばいいではないかというような
話でもないでしょう。

やはり成長の時間がかかっても、価格ではなく
価値を求めて来店してくださる「ファン」を大切にし、
長くお付き合いをしていく。

小さくてもキラリと光る存在のお店(企業)になることが、
これから益々大切なってくるのではないかでしょうか。

働く場を失う人達の話を聞いて、いろいろな思いが重なった夜でした。

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2014 年 06 月 03 日 09:34

お役に立とうという気持ち

先日、ある人のプレゼントを買おうと思い、
百貨店の子供用品売り場に行きました。

普段なかなかこういう場所に行かないので、
どこに何があるかわかりません。
プレゼントのイメージはあるのですが、
何が良いか迷っていたので、売り場の女性に相談することに。

その方は、迷っている私の立場になって
親身にプレゼントを考えてくれまました。

ここまでなら良くある話なのでしょうが、
私がとてもいい気持ちで買い物ができたのは、
その人が醸し出す自然体な接客のおかげでした。

売り手と買い手という感じではなく、
友達のような立ち位置から一緒にモノを探してくれ、
あれやこれやと心配してくれるのです。

売ってやろうという気配は一切ありません。

「売る」というプレッシャーから離れた接客というのでしょうか。
その心地よさにすっかりハマってしまい、
予算以上の買い物をしていました。

百貨店で良く感じるのは「売ろう」という気持ちが全面に出る接客。
商品に手をかけた瞬間に声をかける、
よくある販売マニュアルに沿った対応です。

私の知り合いに聞いてみても、
みんなこの雰囲気が好きじゃないと言っているのに、
まだ、この雰囲気はいろんな販売の現場にあります。

私は「販売目標」や「ノルマ」ということが、
販売員さんを売り手志向の気持ちにさせてしまう
最大の原因だと思うのですが、やはりこれはなかなかなくなりません。

なくせるものならなくしたほうが現場の空気は変わるはず。
でも、もしなくせないのならば、接客の時だけは「忘れる」
ということはできないものなのでしょうか。

「売ろう」ではなく「このお客様のお役に立とう」という
気持ちでその場に向かう。

この気持ちがお客様に伝われば、
結果として売れていくのではないでしょうか。
今回の私の体験のように。

これは販売の素人の考え方かもしれませんが、
お客様はみんなそうあってほしいと思っていると思います。

皆さまはどう思われますか?

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2014 年 05 月 27 日 09:20

苦手な仕事

私は若い頃、企画書をつくるのがとても苦手で
できるようになるまでかなり苦労しました。

営業として、パンフレットを使って商品を説明したり、
お客様に良さを説明する仕事はしていたので、
そこは自信があったのですが、
転職して新しい仕事に移ったときに、企画書を使った提案が
求められるようになりました。

抽象的な概念を言葉や図にするにはどうすればいいのか。
最初から最後まで、論理立っていて、わかりやすい資料とは
どう書けばいいのか。
文章が長い、簡潔に書け、もっとシンプルに・・・
上司からも何度もダメ出しをもらいました。

確かに仲間の企画書と比較しても見劣りするし、
自分でもうまくいっていないことがわかるので、当時はかなり
落ち込んだものです。

本を買って勉強したり、
上司からダメ出しをもらいながら何度も書き直したり、
お客様に向かって説明しながら、恥をかいているうちに、
だんだん企画書とは何か、何を書けばいいかが
わかってくるようになり、しばらくすると
もう、企画書に対する苦手意識はなくなっていました。

その他にも、私の苦手はたくさんの人の前で話すことでした。
10年ぐらい前、ある方から、「講演をしてほしい」と頼まれたときは、
「そんなのは絶対に無理です」と何度も断り、逃げていたものです。

しかし、どうしても断りきれず引き受けた最初の講演は
緊張で頭が真っ白に・・・。何も覚えていません。

その当時、沖縄教育出版の川畑社長から
「何でもNOと言わず引き受けてみなさい」と言われ、苦手だった
講演を受けるようしてきました。
今はもう大丈夫です・・・(笑)。

「苦手だな」と思うのは、最初だけなのかもしれませんね。
本当は「苦手」なのではなく、
努力が少なくうまくやった経験がないので、不安や嫌だという思いが
強くなってしまっているだけなのではないでしょうか。

「苦手」なのではなく、「慣れていない」のだ。
私は、いつの間にはそう思うようするようにしました。

若い人にぜひ伝えたいのですが、
「苦手である」「私にはそんな資質はない」と自分で決めつけて
しまわないで、とにかくやってみることが大事だと思います。

苦手だと思っていたことでも、やれるようになったり、
もしかすると、意外と自分の知らなかった、未知の才能が
開花することもあるかもしれません。

「ダメだ」「やり直し」と言われると落ち込んでしまうかも
しれませんが、最初からうまくいく人なんてこの世にはいません。

悔しい思いも楽しんで、トライしてみてはいかがでしょうか。


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2014 年 05 月 20 日 10:25

自分が動けば状況が変わる

先日、開催した試写交流会では、
DVD「サントアン」59号を上映した後に、
特別ゲストとして同社の統括マネージャー、
高木真理子さんにお話を伺いました。

「サントアン」は兵庫県三田市の洋菓子店。
社長の塚口さんと奥様が、お客様の立場にたった店
を作ろう、本物のお菓子をお届けしようと始められたお店。
地域では、名前の知らない人がいないぐらい、評判のお店です。

高木さんはパートとして入社、
店長を経て昨年統括マネージャーになられました。

塚口さんは、社員の主体性を大切にする社長。
現場は、社員とパートが力を合わせて運営しています。
数年前、販売の責任者になったばかりの高木さんは
その時に、いろんな壁にぶつかったそうです。

ひとつは製造と販売のセクショナリズム、
部門の壁でした。

お客様のために心をひとつにする、
サントアンさんでもそんな時代があったそうです。
製造と販売が業務を押し付け合い、
職場はギスギスとした空気に。

そこで販売の責任者だった高木さんは
製造責任者のところに行き、
話し合うところから始めます。

何度も何度も話し合う。
自分から、話しかける。
でも、なかなか変わりません。

その時、「相手を変えよう」ではダメだ。
まず、「こちらが変わらなければ」
と思いついたそうです。

高木さんは、製造部門の人達がが販売に求めていることを
まず、全部やってみることにしました。

最初はたいへんだったそうですが、やっているうちに
次第に製造の人達が、販売の人の気持ちを受け入れるようになり、
いつの間にかその壁がなくなっていったようです。

そこに至るまで、2年間も悩んだという高木さん。

「愚痴や不満を言うだけでは何も変わらない。」
「自分が動こう」。
そう覚悟を決めてからいろんなことが変わってきたと
当時のことを話していただきました。

相手に指を向け、愚痴や不満を言い続ける人生を送るか、
自分にできることをしよう、
自分が変わっていこうと主体的に生きるか。

覚悟ひとつで人生は大きく変わります。

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2014 年 05 月 15 日 00:02

メッセージを伝える映像

今、ブロックス大阪事務所のスタッフ、Kさんが、
ある会社からご依頼いただいた映像を制作しています。

この作品は、その会社が主催するセミナーの冒頭で
上映する「オープニング映像」です。

ずっと続けてこられたセミナーが節目を迎え、
「皆さまへの感謝の気持ちとこれからの思いを
映像にしてお伝えしたい」というご相談。

そのメッセージ(文章)も含めて
ブロックスで考えさせていただくことになりました。

我が社にも、「ブロックス・ビジョン」という映像
があります。(YouTubeで見ることができます)

そのお客様はこれを見て、「こんな風なイメージで」と
言ってくださったのですが、やはり
伝えるテーマやメッセージが違うと、
同じ手法でも、同じようにはなりません。
そこが映像の難しく、面白いところです。

その会社の理念やトップの思いを聞くところから
始めました。
創業した人には、やはり熱い思いがあります。

それを出来るだけシンプルな言葉で。

みんながわかりやすい表現に。

心に残る映像と言葉を、
どう組み合わせていくか。

そしてオープニングということで
長くても3分間という時間の制約との戦い。

今回は、私も創作に関わらせていただいていますが、
「会社の思い」を短く、そして心が伝わるようにする
仕事はやりがいがありますね。

最終仕上げまで、もうひと踏ん張り。
がんばります。

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2014 年 04 月 30 日 11:42

仲間の事例を見て、心をひとつにする

今、東京のオフィスでは、ある大手企業の映像を
制作させていただいています。

テーマは「お客様意識の向上」。

企業が大きくなればなるほど、
お客様と接する機会がない部門が増えてきます。

すべての起点はお客様。

みんなでお客様に向かっていかなければならないのに
お客様から遠い部門の人は、知らず知らずに
「私にはCSなんて関係ない」という気持ちになってしまい、
だんだんと「お客様満足」を考えなくなってしまう。
そんな状況をなんとかしたいというのが、
今回のテーマです。

会社のすべての部門の人が、もう一度
「私たちはお客様の喜びのために仕事をしているんだ」
と感じられるようにしたい。
社内の一体感をもっと高めたいというご依頼でした。

私たちは、社内の小さな成功事例を映像化することをご提案しました。
その映像をみんなで見て、お互いの思いを共有する。
シンプルですが、いろんなところでうまくいっているやり方です。

まず、社内の中で「お客様の感動を生み出した事例」を掘り起す
ところから始まりました。

そこにどのような社内の協力があったのか?
お客様担当の活動だけでなく、その裏にある「裏方部門」の努力も含めて
ドキュメンタリーの映像にしていきました。

先日、その映像がようやく出来上がってきました。

私も見たのですが、普段あまり表に出ない裏方の人達の言葉や仕事ぶりは
やはり見ごたえがありますね。
それぞれが誇りを持って働いておられることに本当に感動を覚えます。

私は、どんな部門で働く人でも
「人のお役に立ちたい」という熱い思いは絶対に持っているものだと思います。
そこがなければ、仕事は本当に無味乾燥なものになってしまいます。

そんな「共通の思い」をみんなで共有することが
ますます必要になってきているのではないでしょうか。

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2014 年 04 月 23 日 11:01

創業者の心を伝える映像

ある経営者の方から、「この会社は父親が創業したのですが、
もういい年になり、会社にもあまり出てこなくなりました。
父の思いや理念を映像に残せないでしょうか。」というご相談を
いただき、今、ブロックスで、この創業者のドキュメンタリー
映像を作成しています。

創業者から直接指導を受けた人たちも、次々に会社を引退し
創業のDNAがなんとなく薄くなってしまっている、という
危惧もあったのでしょう。

実際、入社したばかりの若い人たちは、創業者に合うのは
年に一度の会議の席だけで、実際に働いている姿も見ることは
なく、もちろん怒られたり、褒められたりする機会はありません。

創業者は、いろんな時代を乗り越えてこられています。

不況の時代もあった、
お客様が一人も集まらないときもあったでしょう。

そんな時に、どのように判断し、何を大切にしてきたのか?
何を大切にして、この逆境を乗り越えてこられたのでしょうか。

過去にあった様々な「苦難の話」を聞くと、
そこに、その会社の「理念」が見えてきます。

創業者が、命をかけて大切にしたきたもの。
それをドキュメンタリーの映像で残していく。

難しいオーダーですが、とてもやりがいを感じる仕事です。

しかし、いちばん新たな感動を覚えておられるのは、
この作品をオーダーを下さった息子さんではないでしょうか。

父親の知らない側面を知り、あまり語られなかったことを
学ばれて、次世代を受け持つ経営者として心に期すものが
あったと思います。

そして、ありがたいことに
制作を担当してくれているうちの若いスタッフに
とっても、「企業は何を受け継いでいくことが大事なのか」
「働くうえで大切なことは何か」を学ぶ
良い機会になっているようです。

昭和を生き抜いてきた大先輩。

私たちが学ぶことは大きいですね。

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2014 年 04 月 14 日 16:42

「前に進む人」

先日、いつも「私はDOIT!の大ファン!」と言ってくださる、
ある会社のAさんと、その同僚の皆さんと一緒に
お食事をさせていただきました。

AさんとDOITの出会いは数年前。立ち上がったばかりのCS推進室で、
何をしていけばいいかを悩んでおられた頃のことでした。

ある方の紹介で「バグジー」のDVDを見る機会があったそうです。
映像の中でスタッフが涙を流すシーンやいきいきとお客様のために活躍する
社員の姿に衝撃を覚えられたとか。

「あのDVDでやるべき方向性が定まったんです」と、
その時のことを話してくださいました。

私たちの映像が、知らないところでこんな風に活用され、
人の気持ちや仕事の姿勢に影響を与えている。

本当に嬉しいことです。
この仕事をやってきて良かったとしみじみと思いました。

しかし、同じ映像を見て感動しても、そこで終わってしまう場合と
そこから踏み出す場合と人の行動は様々です。

Aさんがすごいなと思うのは、そこから、その感動を行動に移されたこと。
「人に喜ばれることの喜びがCSの本質であること」をみんなに伝え、
CSについてみんなで学習し「いきいきと働くことの素晴らしさ」を
自分自身の行動で見せてこられました。

一緒にお食事をしたメンバーは、そんな思いに共感したAさんの仲間。
本当にみんながいきいきと仕事に向かっておられることが
言葉の端々から伝わってきます。

「自分一人が動いたって会社なんて変わらない」と諦めることも
できたでしょうが、Aさんは「自分にできること」を精一杯やろうと
前に進んで行かれました。

私は、もし結果として会社が変わらなかったとしても、
Aさんの行動から生まれた「仲間との絆」は一生の財産として残るでしょうし、
諦めて愚痴や不満を言い続ける人生より、Aさんの人生は何倍も
楽しくワクワクした毎日になっているはず。

目標は達成できないこともあるけれど、大切なのはそこに向かう
過程をどう生きるか。
Aさんから勇気を頂きました。

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2014 年 04 月 07 日 16:33

ケーススタディのすすめ

先日、愛媛の中小企業の経営者の皆さまと一緒に
DOITの映像を使った「ケーススタディ」(事例研究)を
させていただきました。

DOITの映像は、「その企業がどのような経営を行って
いるか」を「知る」という側面ばかりが注目されますが
もっと活かしていく方法が、このケーススタディです。

事例を見た後に、様々な「問い」を立てながら
「なぜ、このような経営を行っているのか」をみんなで
考えてみる。こういう形の勉強方法が「ケーススタディ」です。

一般的な学習と大きく違うのは、ケーススタディで
大切にしているのは導かれた「答え」ではありません。
もちろん「答え」を導くように話し合いを進めていきますが、
「なぜ、このような決断をしたのか」「この判断には、
どのような意図があったのか」などとみんなで討議していく
そのプロセスの中で得られる「分析力」や「判断力」
「考察力」などの向上に重きを置いているのです。

これが私たちがいちばん「学びになる」と思う映像活用法です。

今回は、「ネッツトヨタ南国」さんの映像を題材に
参加者で「なぜこの会社の社員の人たちのやる気は高まって
いくのか?」というテーマを話し合っていきました。

テーマはこの他にも及んでいったのですが、面白かったのは
「ネッツトヨタ南国さんは、人材育成に関しては、
あえて効率の悪いやり方を採用している。」「それはなぜ
なんだろう?」というような議論にも発展していったこと。
人材に対する哲学にまで話が深まっていきました。

とても有意義な気づきが生まれた時間になり、
参加者の皆さんからも「楽しかった」というご意見を
いただきました。

経営者が経営理念を浸透させている要因は何か?
お客様はこの会社のどこに魅力を感じているのだろうか?
顧客満足を生み出している最大の仕組みは何か?・・・

ぜひ皆さんもこんなテーマで話し合ってみてください!

映像の見方がぐんと深まりますよ。

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2014 年 04 月 02 日 17:50

頑張れ、新入社員!

いよいよ4月、新しい年度のスタートですね。
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます!

今、どんな気分でしょうか?
ワクワクした気分ですか?
不安のほうが大きいですか?
未知の世界の入り口は、いつも不安と期待が
入り交ざって、なんとも落ち着かない気分でしょうね。

新人の皆さんには、これからいろんな研修や新しい業務が
与えられていくと思いますが、
私がぜひ皆さんが身に付けると良いと思うことを
ひとつだけ書いてみます。

それは「今、ここ」を全力投球する癖を身に付けること。

私たちが生きているのは過去でも未来でもなく「今」です。
私が知っている成功者の人たちは、みんな「今」を全力で
生きている人ばかりでした。

過ぎ去った過去に目を向けて、愚痴を言うこともなく
まだ来ない未来を心配して、不安になることもなく、
今、与えられたことに、全力投球する。
その積み重ねの中で新しいチャンスがやってきて
それにまた全力投球するから成功する。

「全力投球」は難しいことでしょうか?
コツはただひとつ、自分の持てる力を振り絞って
全力投球するだけです(笑)

挨拶に全力で取り組む。
朝の出勤もいちばんベストな時間に來る。
研修に、全力で取り組む。

新入社員は新入社員として全力で向かえばいいのです。

「こんな研修、無駄だよな」と手を抜いてする人。
「よし、全力でやってみよう」と努力する人。

その時の差は小さくても、一年も経つと、その差はうんと
大きくなっているものです。
そもそも「無駄かどうか」なんて、後になってみないと
わからないでしょ?

とにかく「今、ここ」を懸命に生きる習慣は、
これからの人生にとって本当に大事なことだと思います。

瞬間、瞬間を全力投球して、一度くたくたになってみて
ください。きっとその心地よい充実感が、「仕事の喜び」に
なってくるはず。
頑張れ、新入社員!


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私たちが大切にしていること